江上剛のレビュー一覧

  • 失格社員(新潮文庫)

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    ダメな社員、会社の没落を描く短編10作。

    ・二神に仕えるなかれ
    ・偶像を刻むなかれ
    ・主の名を妄りに唱えるなかれ
    ・安息日を聖とせよ
    ・汝の父母を敬え
    ・汝、殺すなかれ
    ・汝、盗むなかれ
    ・汝、偽るなかれ
    ・汝、貪るなかれ
    ・十一番目の戒律-あとがきにかえて

    権力闘争やノルマ達成のために不正を働いてしまう社員や、暴力団との癒着を断ち切れない会社、男と女のトラブルなど、仕事で失敗していく人たちを描いた作品。


    江上さんは長編の方が好きかも。
    でもこれはこれで面白い。

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    2018年11月18日
  • 一緒にお墓に入ろう

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    誰もが歳を取ると少しずつ考えてくるお墓の話で色々な面で考えさせられる一冊。大手銀行の常務まで登り詰めまだ出世欲が有り且つ愛人を持つ主人公は少し一般人とは異なる設定だが、自分の母の死且つ田舎の墓が有りながら一極集中の東京でのサラリーマン生活を営む共通の悩みとなるお墓の悩みを切実にそしてコミカルに描く。最後は、お墓繋がりで不倫が仕事、会社にばれて妻、愛人に三下り半を突き付けられ、仕事は左遷させられる。
    お墓の移設は、改葬許可申請書、埋蔵証明書、受入証明書、閉眼供養、開眼供養等々お金も時間も大変な様で無縁仏も多くなる状況は理解出来る。
    男は定年後も若い女性との繋がりを持ちたい本能は誰もが持っていると

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    2018年11月03日
  • 一緒にお墓に入ろう

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    お墓の話は役に立った。

    定年を控えたサラリーマンが夢見る物語って、若い女性と不倫することなのかな?

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    2018年10月24日
  • 会社という病

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    第一勧銀勤務経験を有する作家による、会社における問題点をまとめたもの。第一勧銀という大会社を題材に、日本の企業がどのような状況に陥りやすいのか、経営者や役員などの性向など興味深い内容だった。
    学術的というより、経験論的な記述が多く、過激な論調も散見されるが、説得力があった。
    「「もっと働け、もっと稼げ」経営者は叫び、叱咤する。だが社員たちは経営者に「Why?」と疑問を投げかけ、出した答えが偽装だったり不正だったりということなのだろう」p4
    「(社長、役員などの特質)目に付くようになったのは、出世に伴う責任という負の分け前の増大だ」p28
    「若者にはある種の野心が必要だ。出世欲が仕事や人間の

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    2018年10月24日
  • 会社人生、五十路の壁 サラリーマンの分岐点

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    早稲田大学政治経済学部卒
    みずほ銀行入社、元日本振興銀行社長
    作家としても活躍。

    と、輝かしい経歴の著者でさえ50歳になると
    夢も希望もないよ、と言われると暗澹たる気持ちになる。
    これが現実。

    ★人脈こそ最高の財産
     「この人なら、会社を辞めた後も付き合いたい」と思う人がいたら今からでも本音で付き合い、素のままの自分を相手に認めてもらうこと。

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    2018年09月16日
  • 庶務行員 多加賀主水が泣いている

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    自殺したひとりの銀行員の死の謎を追いかける庶務行員の主水さん。

    銀行カードローン問題やオリンピック後の不景気と言った社会的なトピックを扱っています。そして、相変わらず主水さんは強い。ボクシングにも精通しているとは。

    ひとは過去から逃げられない。過去を受け入れた上で何ができるか。

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    2018年09月09日
  • 庶務行員 多加賀主水が悪を断つ

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    前書「庶務行員 加賀見主水が許さない」に続く第二弾。

    矢部内閣の国債売買問題をベースに、頭取の子息誘拐問題が発生する。
    更に、保育園の騒音問題や、祭事の協賛金問題など、様々な問題が、主水の元に持ち込まれる。

    果たして、主水は、どう解決するのか、そして、お稲荷様の使者・狐面の男は誰なのか...(笑)?

    今後の第三弾に期待します。

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    2018年08月08日
  • クロカネの道 鉄道の父・井上勝

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    2018.07.13
    明治維新の頃だとすぐに政治に意識が向くけど、こういう人が居たんだと感心した。「高島」のいわれが材木商だとは。井上勝、大先輩に感謝。

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    2018年07月13日
  • ラストチャンス 再生請負人

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    銀行に居場所がなくなり転職し社長になった樫村の不器用で誠実な人柄で様々な困難を乗り越えていく点が面白い。正直カッコ悪いけどひと事ではないところが読む人を楽しませてくれる。
    信頼できる人、あの人の為に、行動する人がいて心温まる。

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    2018年06月18日
  • 社長失格

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    20180527


    好きなジャンルの経済小説の短編集。

    短編だけに物足りなさは否めないが、どれも面白かったが、なかでも表題作の社長失格が一番良かった。

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    2018年05月27日
  • 特命金融捜査官(新潮文庫)

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    ネタバレ

    構図など、とても緻密に練られていて、非現実な出来事にも「本当に起こり得るかもしれない」と思わせられるほど、展開にハラハラした。
    それだけに、最後が「勧善懲悪」で終わってしまっているような感じで少し残念だった。

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    2018年03月08日
  • ザ・ブラックカンパニー

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    <内容紹介より>
    水野剛太は、フェラーリを乗り回す社長にスカウトされ、ヤンキーバーガーに就職。無職から、いきなり正社員となり、夢を描くが……。店長に抜擢された剛太に課せられる、長時間労働、アルバイト人件費の肩代わり、キャンペーン商品のノルマ。さらに、ハンバーガーへの異物混入問題が発生!前任店長が過労死したほどの過酷な職場に、剛太は懸命に立ち向かう!

    ――――
    衝撃的なタイトルで、現代の社会問題でもある「働き方」をテーマとした作品です。
    非正規雇用が増えるなか、正規雇用として就職ができたものの、外食産業の過酷なノルマの中で余裕が全くない生活を強いられる主人公。
    読者の視点からは「おいおい」と思

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    2018年01月24日
  • リベンジ・ホテル

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    ダメな新入社員の活躍ぶりに期待して本屋で購入。
    新入社員の心平君が実社会ではありえないほどまっすぐ過ぎて気持ちいい。支配人希の美人ぶりも手伝って、すらすらと読めた。
    ホテル内のドタバタ、銀行との闘い、地域と徐々につながっていく様子、どんどん展開が進み一気読みしてしまった。
    気持ちいいぐらいハッピーエンドだったし、正月休みにちょうど良かった。

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    2018年01月08日
  • 庶務行員 多加賀主水が許さない

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    現代版 遠山の金さん、と言ったところでしょうか

    2年前、2つの銀行が合併し、名実ともに合併すべきところ、内部特に幹部は、従来の銀行派閥を意識し、何とか自分の派閥を拡大出来ないか、画策していた。

    そこに配属されたのは、庶務行員と言う名の雑用係 高加賀 主水(たかが もんど)。

    普段は、雑用をこなしているが、一旦トラブルが発生すると、裏に回って、大立ち回り。

    実は、彼の配属は、「ある男」の密命であった。

    銀行内部を巡る様々な思惑や策略が入り乱れます。
    二転三転する事態に、主水は、どう立ち向かうのか?

    最後は、ハッピーエンドで、スッキリします。
    ぜひ、続編を

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    2017年12月26日
  • 隠蔽指令

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    合併銀行で頭取秘書を務め、銀行・頭取に忠実に仕えようとする主人公天野が、「隠蔽指令」を受けてずるずると罪の深みにはまっていくが、最終的には銀行・頭取に裏切られるというストーリー。
    著者は、「会社は、あなたを必ず裏切る。その時、あなたは後悔しない人生の選択ができますか」というメッセージを込めて、本書をサラリーマンへの警告の書として書いたとのことだ。「登場人物全員悪人」という感じでとても読後感がよいとはいえなかったが、自分の社会人生活の他山の石とするのに、意義のある内容だと思った。面子のために仕事をすることや、派閥争いの不毛さをひしひしと感じた。

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    2017年12月10日
  • 会社という病

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    元銀行員の著者が自分の経験を元に会社の様々な問題を取り上げ、提言する。

    サラリーマン視点からは同意できる点も多かった。これを読むと日本企業の普遍的な病のようなものがある事に気付く。総会屋への利益供与などは著者の武勇伝のようにも思えるが、面白く読むことができた。

    この本を読んだ人が将来経営者になることを望む。

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    2017年09月21日
  • 失格社員(新潮文庫)

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    内容には、割と救いのない勤め人のお話が綴られていたりする。
    それ自身は読んでいてそう面白いものではないが、最後のあとがきで、筆者の会社生活の実感に触れていて、それとあわせて読むと、違った味わいが立ち上ってきて、面白い。
    いろんな人が、いろんな境遇に立たされ、いろんな受け止めをしつつ、ただ年を重ねていくのだろうか。

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    2017年06月23日
  • 奇跡のモノづくり

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    日本のモノ作りにこだわる8社の物語。大量生産の時代は終わり、品質、付加価値などが無くては売れなくなっている時代に企業努力により成功してる会社。より良いモノを作り、海外に負けないで欲しい。

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    2017年06月17日
  • 告発者

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    過去最高益を出した会社なのに、銀行の貸し渋りにあい倒産してしまった。その会社の社長の美人の妹が銀行に逆襲を誓うが、頭取のスキャンダルでしか追い詰めることは出来ないと悟り、自ら身体を投げ出す。その妹は主人公の元恋人で今でも忘れられない人であった。また、バブル期のつけの合併の弊害は今でも残っていそうなのがわかる物語である。

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    2017年06月17日
  • クロカネの道 鉄道の父・井上勝

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    幕末、伊藤博文らと密航してロンドンで学んだ井上勝は、明治新政府のもとで鉄道の敷設に邁進する。日本を欧米諸国の植民地にさせないためにも、流通を活性化し国力を高めることが早急な課題として、勝の肩にのしかかる。
    漱石や鴎外のように、明治になってから欧州に留学した人材は多いが、幕末にイギリスの大学で学び、その強い信念を一生貫いた姿が感動を与える。また、東洋の果てからやって来た彼らを暖かく迎え、支援したイギリス人の姿が美しく描かれている。

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    2017年06月09日