江上剛のレビュー一覧

  • 会社という病

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    元銀行員の著者が自分の経験を元に会社の様々な問題を取り上げ、提言する。

    サラリーマン視点からは同意できる点も多かった。これを読むと日本企業の普遍的な病のようなものがある事に気付く。総会屋への利益供与などは著者の武勇伝のようにも思えるが、面白く読むことができた。

    この本を読んだ人が将来経営者になることを望む。

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    2017年09月21日
  • 病巣 巨大電機産業が消滅する日

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    東芝問題をわかり易く小説仕立にした著者お得意の経済・企業問題小説。ノンフィクションより劣るが問題の本質を炙り出している点は流石。読みやすいがテーマがしっかりしているので読みごたえあり。

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    2017年08月21日
  • 病巣 巨大電機産業が消滅する日

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    東芝の当時の現状を事細かに説明し、何故東芝がダメになったのかわかりました。粉飾に粉飾を重ねた決算。福島第一原発事故からドンドンダメになっていった。もし、福島第一原発事故がなかったら、復活していたのか?膿を出し切った東芝がシャープの用に復活するのか!?それとも…消えてなくなるのか?

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    2017年07月18日
  • 失格社員(新潮文庫)

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    内容には、割と救いのない勤め人のお話が綴られていたりする。
    それ自身は読んでいてそう面白いものではないが、最後のあとがきで、筆者の会社生活の実感に触れていて、それとあわせて読むと、違った味わいが立ち上ってきて、面白い。
    いろんな人が、いろんな境遇に立たされ、いろんな受け止めをしつつ、ただ年を重ねていくのだろうか。

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    2017年06月23日
  • 奇跡のモノづくり

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    日本のモノ作りにこだわる8社の物語。大量生産の時代は終わり、品質、付加価値などが無くては売れなくなっている時代に企業努力により成功してる会社。より良いモノを作り、海外に負けないで欲しい。

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    2017年06月17日
  • 告発者

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    過去最高益を出した会社なのに、銀行の貸し渋りにあい倒産してしまった。その会社の社長の美人の妹が銀行に逆襲を誓うが、頭取のスキャンダルでしか追い詰めることは出来ないと悟り、自ら身体を投げ出す。その妹は主人公の元恋人で今でも忘れられない人であった。また、バブル期のつけの合併の弊害は今でも残っていそうなのがわかる物語である。

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    2017年06月17日
  • クロカネの道 鉄道の父・井上勝

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    幕末、伊藤博文らと密航してロンドンで学んだ井上勝は、明治新政府のもとで鉄道の敷設に邁進する。日本を欧米諸国の植民地にさせないためにも、流通を活性化し国力を高めることが早急な課題として、勝の肩にのしかかる。
    漱石や鴎外のように、明治になってから欧州に留学した人材は多いが、幕末にイギリスの大学で学び、その強い信念を一生貫いた姿が感動を与える。また、東洋の果てからやって来た彼らを暖かく迎え、支援したイギリス人の姿が美しく描かれている。

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    2017年06月09日
  • 奇跡のモノづくり

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    東日本大震災後の日本の再生、復興の鍵として、「モノづくり」に着目し、6つの企業と2つの沖縄の産業を紹介した本。取り上げられているのは、ゴルフクラブ、焼酎、ビアマグカップ、プラネタリウム、ノーベル賞に貢献するファイバー素子、醤油、そして沖縄の泡盛と黒糖。著者は、一つ一つの丹念な取材を通して、それらに携わる人々が、利益や競争や自己満足のためではなく、ただひたすら良いモノを作り続けたい、という情熱に突き動かされて日々精進している姿をうまく伝えている。

    明治以降の近代化と第二次大戦後の復興を通して、欧米諸国らと同等の価値観、および金融経済システムの枠の中で競い、努力し続けた結果、日本が今のように成長

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    2017年04月28日
  • 銀行支店長、追う

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    詐欺師 vs 銀行支店長

    オレオレ詐欺を流れ作業の様にする。それを会社と考える。実際のオレオレ詐欺も実際にこうなのかもしれないと思う。

    蒋介石のS資金の話は面白かったです。それを実際に存在するかの様に振る舞う西念の詐欺師ぶりは、最後まで小者で終わらない所が良かったです。鯖江も登場こそしなかったけど、存在感がありました。

    若者と老人の対立、老人が貯めたお金を死金という点は考えさせられました。

    最後は、曖昧な終わり方の気もしたので、次回は白黒付けられるのかな。

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    2017年03月11日
  • 天あり、命あり 百年先が見えた経営者 大原總一郎伝

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    「天あり、命あり 百年先が見えた経営者 大原總一郎伝」江上剛

    子孫というものは祖先を訂正する為にある。祖先の欠点をよく見て、それを批判して、訂正する事が義務である。

    人間がその人の全ての財産。その他のものは益にはならず害になる。だから人間に生まれてきた以上、真の人間たるように努力しなければならない。

    苦難苦労の先に幸福あり。光明あり。安全の道には進歩も工夫もなし。

    戦争は軍人と政治家が起こした。私たちは上からの命令に唯々諾々と従ってしまった。この事を大いに反省すべき。新しい日本はもっと私たち民間の経営者が国造りに参加しなければならない。官にばかり任せず民間から、草の根の力で国を造らねば

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    2018年04月05日
  • 庶務行員 多加賀主水が許さない

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    タイトルを見た時に、池井戸潤の2番煎じ?と思ってしまった(^_^;)。庶務行員として、ある方に採用され、銀行の裏の問題を次々と解決していくのは面白い。しかし、実際こんなに不祥事など多い銀行があるのか疑問ではある。バブルの頃なら色々な問題はあったのかもしれない。まあ、サクッと楽しめたのは良かった。

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    2016年08月14日
  • 組織再生 マインドセットが変わるとき

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    新生銀行、リップルウッドいずれも、あまりいい印象は無かった。しかし邦銀のメガバンクとなった金融機関は、やはりおかしいし、何のメリットもない。

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    2016年06月11日
  • 会社という病

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    江上さんの昨今のいろいろな企業の動き、経営に対する考えと愚痴?でした。江上さんのバランス感覚は間違ってないな、ということがわかります。

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    2016年04月26日
  • 会社という病

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    第一勧業銀行出身の著者が銀行を中心とした大企業の人事・組織・文化等の問題(病)を明らかにしていく。よく銀行が批判されている内向きの論理が会社を腐らせる要因と。会社は顧客志向、現場主義、本業回帰が何より も大事と。

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    2016年04月06日
  • 負けない日本企業 アジアで見つけた復活の鍵

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    アジアのこと、
    中国、マレーシア、韓国、インドネシア、ミャンマーの
    2014年時点まではよくわかりました。
    ビジネスに生かせますね。
    また、各国で頑張っている企業も一部わかります。

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    2016年02月18日
  • 会社という病

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    昔の銀行のダメな話や面白い話が、そのまま書かれているとこがいい!総ての銀行員に読んでもらいたい本である。

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    2016年02月06日
  • 円満退社

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    退職の日に巻き起こるめっちゃドタバタ喜劇。ここまで色んな事があると笑ってしまうくらいに。
    後半にいくにつれ、失速感が否めないし、無理やりに丸くおさめたのかな。
    奥さんの件は先が読めるだけに蛇足だったのかも。

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    2016年01月26日
  • リベンジ・ホテル

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    新卒として潰れかけのホテルで働くことになった花守心平。オーナーの孫娘の希に恋したり、両親に宿泊してもらうと言う夢を叶えるために奮闘する。

    ホテルに限らず、働く上で大切なのは人間関係だと思う。鬱の話などを聞くと、そこに起因する部分が大きいと思う。話中では、心平のことを気にかける先輩スタッフが沢山、登場してくる。現実の世界はもっとドライかもしれませんが。こう言う人間関係は憧れます。

    銀行との関係や、地域との関係。国際化と言われるけれど、基本は地域性であったり、地元指向だと思う。目先の利益に目が眩んで、海外の団体様を優先的に入れる北海道のホテルなんかもあると聞いたことがありますが、バブルが弾けた

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    2015年11月10日
  • 断固として進め

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    ノンフィクションを登場人物や企業名を変更してフィクションとして書き上げた作品
    富士フィルムが化粧品事業(ヘルスケア事業)に乗り出した際の苦難やリスクを取っていくところに非常に興味を引かれた。
    同じ製造業に努めるものとして、新しい分野に飛び込みリスクを取っていかなければ、今の事業のままで将来まで安泰なんてことはあり得ない。
    しかし、変わろうとしない人と変わらなきゃと必死な人がいて 
    この本ではその差が、うまく表現されていて、同じような悩みを持つものとして、良い刺激を受ける作品だった。
    特にエンジニアが製品志向ではもう駄目だ!市場志向で物事を考えていかなければと 変化し成長していく姿が同じエンジニ

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    2017年01月26日
  • 銀行支店長、走る

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    花崎舞がだまってないはドラマでしか見たことないけど、
    表紙の挿し絵の感じとか若干の設定が似ている気がして一瞬あれっ?これが原作だっけ?とか思ってしまった。一瞬だけ。
     
    孫子の兵法がやたら出てくる。
    申し訳ないけど、割と面倒くさくて読み飛ばしてしまった。

    最終的にどんでん返って終わった。
    なかなか面白かったけど、新しい発見とかがある話ではなかったかも。
    これは、元警察と元総会屋と最初から主人公が知り合い何だけど、何かの続編何だろうか?

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    2015年05月07日