江上剛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
寂れた温泉街の復活物語。
第一章 勇太と春海
第二章 寿老神温泉活性化プラン
第三章 蕎麦打ちサークルって?
第四章 メガバンクの横暴
第五章 祭りの準備期間
第六章 クラウドファンディング
第七章 リゾートセンター許さず
第八章 寿老神温泉の運命は
第九章 蕎麦打ち選手権に向けて
第十章 貸しはがし
最終章 寿老神温泉は不滅です
寿老神温泉がある地元信金に勤める赤城勇太は、町の活性化案のプランをまとめ、祭りと女子高生による蕎麦打ちを企画する。
同じくして母の離婚とともに大阪から移り住んできた女子高生の竹澤春海は全国高校生蕎麦打ち選手権に出ることに。
赤城家と竹澤家は過去の因縁から犬猿の仲にありながら、勇太と春海によって少しずつ融和していくが、メガバンクに勤める勇太の兄・勇之助から、リゾートセンター建設の計画がもたらされ、町に分断の危機が。
町にとって、寿老神温泉にとって、何が大事なのか。
信金と町人が奮闘する。
もう少し、町とメガバンクとの丁々発止があると面白かったかな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本作を読んで何か複雑な気分になった。
本作は、サラリーマンの最終出勤日を描くコメディ系エンタメ。2005年が初版だから時代設定がやや古びれた感があるが、内容は普通に楽しめた。
ではこの複雑な気分・もやもやは一体何か。自分に問うてみました。
それはきっと、恵まれた上の世代への羨望や嫉妬かもしれない、と思い至りました。
私は1975年生まれ、留年や大学院を経て就職をしたのは2001年。このあたりはいわゆる就職氷河期の底であった。就職は何とか出来たが、これまで出世とは無縁だった。自己研鑽は今も続けているつもりだが、会社には認められなかった(まあ実力なかっただけですが)。外国に飛び出た今となっては定年時の退職金もなし、年金も覚束ない(国民年金は任意で収めていますが)。
そんな我が身と比較しつつ、主人公は年功(学歴?)で支店長にまで昇格し、うだつが上がらないと言いつつも今や3,000万円の退職金を得ようとしている。きっと貯金だって相当にあるに違いない。それでもなお会社への文句、部下への文句、業務へのオーナーシップのかけらもない責任転嫁的発言が半端ない。なんなんだよ!嫌ならやめちまえよ!(って私も何度か言われましたよ、証券会社とか銀行とかで)
失礼しました。
まあ20年前の作品です。色々な変化がありました。だから、きっと本作のような舞台や人物は日本ではもう絶滅したことでしょう。エスカレーター式に部長・支店長になれる。昼休みにゆっくり昼食を取りコーヒーまで飲んで帰ってくる(これはまあいいか)。銀行での裏金づくり。支店から右翼への裏金供与。ローンの承認前実行。投信の無資格販売。
40代半ばの私よりもう一回り下の人間は、ある意味歴史小説・別次元の話として読めるのかもしれません。へえー、昔の銀行って結構ヤバかったんすね、みたいな。私からすると小説の舞台はつい昨日のような過去に感じてしまい、ついついルサンチマンに満ち満ちた状態で読んでしまい、精神衛生上も健康によろしくありませんでした笑
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まとめます。エンタメ小説としては結構面白かったと思います。最後のハッピーエンドは若干納得しかねますが、まあでも面白かったです。ちょっと古びていますが、若い世代は歴史小説だと思って読みましょう。金融業界に関連・興味のある方、昭和の企業文化(の残滓、ですかね。時代的には平成が舞台ですから)に興味のある方にはお勧めできると思います。 -
Posted by ブクログ
男にとっては理想の生活だよね
奥さんとはまぁまぁ仲良く 子供がいて孫がいる良きおじいちゃん
愛人とは一人暮らし銀座でお店開いて 家に行けばおいしいお酒、おいしいおつまみ、そして性欲も満たされる
自分はメガバンクの常務で運転手付き
母親の死で歯車が徐々に狂い始める
自分は長男で東京住まい 妹は母親の隣町に住んでいるが嫁に嫁いだ身お墓の面倒は見れないと仕方なく自分の家まで遺骨をお持ち帰りそれを見て
本妻「貴方と一緒のお墓は入りません」
愛人「貴方と同じお墓に入りたい」自分の母親も大歓迎!
と言われたら男はなびくだろうねぇ~
そんなんで本妻に「愛人」の存在がバレ、会社にもバレてしまった
どうバレたかは本を読むとわかりまーす
修羅場がとても面白い!まぁ自分で蒔いた種だからねキッチリ責任取ってもらわないとね
最後の最後はこんなことになるとわねぇ~ -
Posted by ブクログ
11/1~11/6 5冊目
以前父がくれた本を積んでいたため消化。
就職氷河期により破綻寸前のホテルにしか就職できなかった主人公をはじめとするホテルの従業員たちが、ホテルを守るために奔走する物語。
ホテルマンとして働く上での心がけを軸に物語が進んでいき、主人公の若さからくる情熱がほかの従業員を巻き込んでいく描写が全体を通じて綴られている。
刊行が古いこともあってか、仕事に対する考え方が現代と異なっている印象が強く、とにかく熱意的で、ある意味現実離れした行動をとりまくる主人公に驚いてしまった。
個人的にそこまでハマるものではなかったが、ただ社会人として働いていく上で参考になる部分はあったように感じた。