江上剛のレビュー一覧

  • 失格社員(新潮文庫)

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    あとがきは、良かった。
    後書きを読んでから、本編を読んだ方が良いかも。
    モーゼの十戒に擬えたサラリーマンが遵守すべき戒律の短編集。

    ところどころ、報われない社員が出てきて心が痛い。中でも、『汝、盗むなかれ』が報われなさ過ぎて、気の毒。

    あとがきより
    『お客のために、家族のために、そして自分のために働け。決して会社のために働くな』

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    2020年09月22日
  • 家電の神様

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    田舎の電器屋さんは母親の携帯も設定してくれるし、家電以外も調子が悪いと様子を見てくれる。
    実家の家電は件の電器屋さんから買ったものばかり。
    この本を地でいくようなものだ

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    2020年09月17日
  • 四十にして惑わず~サラリーマン「論語」小説~

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    サラリーマンの大変さが孔子の論語により諭されている短編。サラリーマンは上司や同僚など人間関係によって環境が全く違う。出世はして欲しい、したい、けどストレスのない環境で仕事ができれば良しとも思えてしまう。

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    2020年08月29日
  • 家電の神様

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    ネタバレ

    人生なんて手探りなんだ。見えているようで見えていない。見えたつもりでいると、思わぬところでつまづく。かえって見えていない方がいいんじゃないか?手探りでも慎重に歩けば、自分にふさわしい道が見えてくる。自信を持つこと。

    会社の経営はシンプルだ。利益を上げなければ潰れるだけ。だから高く売ることを心がける。

    お客様は今は何を欲しがっているか?何をして欲しいが?よく考えこと。常に想像する。

    弱い者が強い者に勝つにはどうするか?
    ビジネスの目線から、というよりはホームドラマっぽい内容。しかし、一つ一つの事柄に、ビジネスとしてのスキルが詰まっている。

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    2020年05月24日
  • トロイの木馬

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    企業小説を読みたいなあ、と思っていたところで手にとった作品。前半の銀行を舞台とした章は、疾走感があり、ページをめくる手が止まらなかった。展開が二転、三転していく。短い中に内容がとても凝縮されており面白い。後半の章も、題材は興味深いけれど、重複するやりとりも多く、失速感は否めなかった。

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    2020年03月24日
  • 家電の神様

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    大手家電メーカーで働く主人公。
    長引くデフレのおかげで、入社3年目にして突如リストラされてしまう。
    そこで、実家に出戻る。家業である地域密着型の街の電気屋さん。
    しかし、そこも大手家電量販店に客を奪われ、悪戦苦闘するが...

    物が売れない時代。ある意味、成熟した証ではあるが。
    付加価値、物語性。何も商売人だけでなくとも、通じるところは皆あるだろうな。

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    2020年02月27日
  • 失格社員(新潮文庫)

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    その会社の会社員として失格、という意味合いで読んでいたけれど、それぞれの話の中に出てくる各主人公自身が「失格」であることもあれば、「失格」だからといって、倫理的に間違っているわけでもなかったりした。
    あとがきを読んでわかったけれど、「会社のため」が必ずしも正しいわけじゃない、「社会のため、世のため人のため」が正しいのだ、というメッセージだったのだと思う。
    会社の常識は、時には社会の非常識だ。ということを、会社員は肝に命じないといけない。

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    2020年02月01日
  • 住友を破壊した男 伊庭貞剛伝

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    この男なくして、「住友」は語れない。
    危機に瀕した住友、絶対的権力者の専横、目前の利益を追い求める者、すべてを破壊せねば、住友は死す、再生をはかるべく、住友を殺さなければなりない。
    とにかく「信不及」、何も求めず、『愚』になれば、言葉が通じ始める。
    住友中興の祖、伊庭貞剛の知られざる生涯に触れることができます。

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    2019年09月14日
  • 家電の神様

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    記憶は不確かだが、東京のどこか(少なくとも23区内ではない)に、似たような売り方をしている家電店があったような(テレビで見た気がする)。もしかしたら、それがモデルになっているのかもしれない。

    この物語は、中小の家電店が、いかにして量販店に対抗していくかということが、登場人物の人間関係も絡みながら描かれているが、書かれていることにはマーケティングのセオリー通りのことが少なくない。

    例えば、顧客を選別するといのは企業でもやっていることであるし、何を基準にするかの目安としてRFM分析がよく使われている。

    マーケティングや経営学を学ぶ際は、教科書を読んで新聞やビジネス雑誌、ケースを見ながら考える

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    2019年08月22日
  • 会社人生、五十路の壁 サラリーマンの分岐点

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    タイトルに惹かれて読んでみた。分岐点、転職、会社に残る、独立、などなど、、、どれを選んでも個人の力量や気の持ち方が試される。要はどんな状況になっても、自分を見失わず生きていくことができる気持ちが重要。

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    2019年07月25日
  • 家電の神様

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    家電業界を地域の電気屋さん目線で描いた作品。物語は非常に軽快で、読む手は進むものの、想像していた「ビジネス小説」ではなく、少し拍子抜けした。ホームドラマとして楽しむべき小説。

    気に入った言葉↓
    *『言うは難く、行うは易し』(現実社会でもPLANで行き詰ることは多く、また経営目線で言えばそこに一番の責任が伴うものであり、真理を突いた言葉だと思う。)
    *九十九の失敗ではなく、一の成功に目を向けよ

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    2019年07月16日
  • 銀行支店長、追う

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    前作『銀行支店長、走る』という作品があるのを知らずに読み始めた。
    前作を読んだことがなくても問題は無い。
    だが、度々、前作のことが出てくるので多少、混乱する。
    ジャンル的には、経済小説なのだろうが、キャラクター設定など、何となくライトノベルっぽさが否めない。

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    2019年06月14日
  • ラストチャンス 再生請負人

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    読みやすく引き込まれる内容だけど
    これだけ銀行ものがもてはやされちゃうと辟易意味。主人公が真面目すぎ。隙があってダメダメな人との対比が露骨だったかな。

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    2019年05月25日
  • 退職歓奨

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    人生の折返し。
    子曰く、50にして天命を知り、60にして耳順う。
    還暦前後の中年男性たちの短篇集。
    定年まであと少し。早期退職か、嘱託として残るか。
    実家が三代続く老舗の豆腐屋、自らは四代目になる気はなく40代で大手銀行の取締役に就任する直前、三代目の父ちゃんが危篤に。
    悲哀と慈愛に満ちた一冊でした。
    しかし、こう読み終えると男性はいつの世も仕事に翻弄されながら、人生の機微を感じるものか。
    家庭だ、育児だってのは一編も出てこなかったな。
    主夫の生涯みたいな小説があれば読んでみたいものだ。
    医療技術の進歩により、人生百年となった現代では、50で天命を知るには随分と早いな。

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    2019年05月24日
  • 銀行支店長、走る

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    正義感の強い銀行の支店長が不正を暴いていく話。
    池井戸潤さんが書いたのかと思うくらい銀行員の視点で書かれている。
    しかし、銀行員はなんでもできるエリートなんだと思ってします。
    我々サラリーマンとは違いますね。

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    2019年05月23日
  • 特命金融捜査官(新潮文庫)

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    金融庁長官の特命を受けた捜査官が標的にしていたベンチャー銀行の専務が失踪。
    銀行を根底から揺るがす不正の証拠と共に消えた金庫番を探し出し、不正を暴けるのか。
    野心を燃やす銀行会長、マネーロンダリングにて銀行成長に一役も二役も買う暴力団。
    経済小説でありながら、舞台は沖縄の離島へと。
    鬼忘島。モデルは伊良部島。
    琉球、薩摩に人頭税で地獄の仕置にさらされる歴史を持つ島。
    人間が生み出した経済、金融という業態と大自然が交差する。
    元第一勧銀、現みずほ銀行の行員であった著者。
    ただの経済小説とは異なる。場面切替が映画のようだな。

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    2019年04月28日
  • ザ・ブラックカンパニー

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    音楽専門学校を卒業後、プロになれるわけでもなく、フリーター生活を過ごし、気付けばフラフラと五年の月日が流れる。
    そんなある日、ハンバーガーチェーンの正社員になることに。
    悲劇の始まりである。前半は、採用の出会いから、詰め込みマニュアルの洗脳研修、そして店舗実地。
    職場での出会い、正社員としての安定した生活への期待と展望。
    後半に差し掛かる中盤、店舗での主人公を含めた正社員の店長。優しく、頼り甲斐のある、良き店長。
    が、死ぬ。過労死で。店内清掃をしている最中、モップを握りしめ。
    後半は、訴訟から、ネット炎上へと。
    『ブラック企業』今野晴貴著で記された実態がママリアルに描かれる。
    特に、ブラッ

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    2019年02月03日
  • 企業戦士

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    よくある設定の題材かと思います。
    読み進めていくと、なんとなく次のストーリーが分かってきてしまったのは残念・・・

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    2019年02月03日
  • 会社という病

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    第一勧銀出身の著者が会社生活で経験したことをそれぞれ「病」で分類し、面白く解説。自己啓発本になっていないところがよい。

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    2019年01月20日
  • 非情銀行

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    銀行を舞台にした小説はたいがいにおいて、出世のことだけを考え、強権を発動するお偉いさんがいて、という…。この小説も典型的な内容だった。バブル崩壊後、銀行に公的資金が投入されたころの話。なので、仕事に対する考え方等が古臭い感じがして違和感も覚えたが、勧善懲悪ものとしてそれなりに楽しめたかな。池井戸小説ほどの爽快感はないのだけど、この差はなんだろう?

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    2019年01月06日