退職歓奨

退職歓奨

小説・文芸
554円 (税込)

2pt

3.2

人生にリタイアなんてない。組織に残る者、離れる者、50代後半の男たちの前を向く群像を描く8編。会社に仕えて三十数年、あなたが決断する時が来た。自社の合併に関わる派閥抗争に巻き込まれた常務。賛否うずまく取締役会で、彼はある決断を……(「耳したがう」)。銀行広報部部長が、裏金疑惑が発覚した頭取と記者会見に臨んだ。威圧的な頭取に、広報部長は突然……(「おうちに帰ろう」)。五十代後半、企業人生をまっとうする者、再スタートを考える者。男たちを取り巻く組織、家族とは。泣けて熱い、ビジネス小説集。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

退職歓奨 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    会社に仕えて30数年、やがて見える定年の時。
    そして、大きな決断をする時が...
    サラリーマンの様々な悲哀を描いた短編集、8編。

    それぞれ味わい深いストーリーですが、特に下記は感銘を受けました。

    『紙芝居』
    定年前、仕事を辞めると言いだした銀行員。
    やりたい事とは、なんと紙芝居であった。
    なぜ、紙芝居を...
    妻の気持ちが少しずつ変化していくのに、じんわりとしました。

    『ゆるキャラ』
    あるメーカーの人事部長という役職にある会社員。
    社長の独断で、100人のリストラを実施しろとの指示が。
    泣く泣く人を切る毎日の中で、ある青年を無理やり辞めさせた結果、自殺してしまう。
    幼子と母親の非難に耐え切れず、自身も辞めることに。
    そして、選んだ次の仕事が、人に見られないチンドン屋のぬいぐるみ。
    ある日、かつての母親と偶然出会う(もちろんぬいぐるみの中なので、中身はばれずに)。
    そして、幼子が、大好きなピアノを欲しがるが...

    『私の中の彼女』
    定年直前に、銀行から人材派遣会社に退職出向となった会社員。
    銀行では常務であったが、会社では社長を務めることに。
    しかし、突然、最愛の妻が亡くなり、失意の底でなかなか立ち直れない日々を送っていた。
    ある日、欠員の秘書採用の面談で、若い時の妻と瓜二つの女性と出会う。やがて、ふたりは...
    最後に、亡き妻がまるで『さよなら』をする様なシーンには、ウルウルします。

    0
    2019年06月19日

    Posted by ブクログ


    人生の折返し。
    子曰く、50にして天命を知り、60にして耳順う。
    還暦前後の中年男性たちの短篇集。
    定年まであと少し。早期退職か、嘱託として残るか。
    実家が三代続く老舗の豆腐屋、自らは四代目になる気はなく40代で大手銀行の取締役に就任する直前、三代目の父ちゃんが危篤に。
    悲哀と慈愛に満ちた一冊でした。
    しかし、こう読み終えると男性はいつの世も仕事に翻弄されながら、人生の機微を感じるものか。
    家庭だ、育児だってのは一編も出てこなかったな。
    主夫の生涯みたいな小説があれば読んでみたいものだ。
    医療技術の進歩により、人生百年となった現代では、50で天命を知るには随分と早いな。

    0
    2019年05月24日

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)

    自社の合併に関わる派閥抗争に巻き込まれた常務。賛否うずまく取締役会で、彼はある決断を…(「耳したがう」)。銀行広報部部長が、裏金疑惑が発覚した頭取と記者会見に臨んだ。威圧的な頭取に、広報部長は突然…(「おうちに帰ろう」)。五十代後半、企業人生をまっとうする者、再スタートを考える者。男たちを取り巻く組織、家族とは。文庫オリジナル全八編。

    0
    2016年08月18日

    Posted by ブクログ

    人生終盤にかかったサラリーマンたちは、なにを思いどう生きていくか。

    サラリーマン生活は、なかなか厳しいようです。

    0
    2016年07月16日

    Posted by ブクログ

    金融小説を代表するの作家というと僕には池井戸さんとこの江上剛さんが頭に浮かびます。定年、リストラ、退職者の悲喜ごもごも、、というよりは「非」ばかりを集めたような短編集。長編のように腰を据えて物語を楽しむというよりも、リズムよく読めて軽く読み流せます。まる。。

    0
    2016年02月23日

退職歓奨 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

実業之日本社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

江上剛 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す