退職歓奨

退職歓奨

554円 (税込)

2pt

3.2

人生にリタイアなんてない。組織に残る者、離れる者、50代後半の男たちの前を向く群像を描く8編。会社に仕えて三十数年、あなたが決断する時が来た。自社の合併に関わる派閥抗争に巻き込まれた常務。賛否うずまく取締役会で、彼はある決断を……(「耳したがう」)。銀行広報部部長が、裏金疑惑が発覚した頭取と記者会見に臨んだ。威圧的な頭取に、広報部長は突然……(「おうちに帰ろう」)。五十代後半、企業人生をまっとうする者、再スタートを考える者。男たちを取り巻く組織、家族とは。泣けて熱い、ビジネス小説集。

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退職歓奨 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2019年06月19日

    会社に仕えて30数年、やがて見える定年の時。
    そして、大きな決断をする時が...
    サラリーマンの様々な悲哀を描いた短編集、8編。

    それぞれ味わい深いストーリーですが、特に下記は感銘を受けました。

    『紙芝居』
    定年前、仕事を辞めると言いだした銀行員。
    やりたい事とは、なんと紙芝居であった。
    なぜ、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年05月24日


    人生の折返し。
    子曰く、50にして天命を知り、60にして耳順う。
    還暦前後の中年男性たちの短篇集。
    定年まであと少し。早期退職か、嘱託として残るか。
    実家が三代続く老舗の豆腐屋、自らは四代目になる気はなく40代で大手銀行の取締役に就任する直前、三代目の父ちゃんが危篤に。
    悲哀と慈愛に満ちた一冊でし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年08月18日

    内容(「BOOK」データベースより)

    自社の合併に関わる派閥抗争に巻き込まれた常務。賛否うずまく取締役会で、彼はある決断を…(「耳したがう」)。銀行広報部部長が、裏金疑惑が発覚した頭取と記者会見に臨んだ。威圧的な頭取に、広報部長は突然…(「おうちに帰ろう」)。五十代後半、企業人生をまっとうする者、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年07月16日

    人生終盤にかかったサラリーマンたちは、なにを思いどう生きていくか。

    サラリーマン生活は、なかなか厳しいようです。

    0

    Posted by ブクログ 2016年02月23日

    金融小説を代表するの作家というと僕には池井戸さんとこの江上剛さんが頭に浮かびます。定年、リストラ、退職者の悲喜ごもごも、、というよりは「非」ばかりを集めたような短編集。長編のように腰を据えて物語を楽しむというよりも、リズムよく読めて軽く読み流せます。まる。。

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