【感想・ネタバレ】特命金融捜査官(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

ひとりの男が失踪した。金融庁長官の特命を帯びた捜査官の伊地知耕介がマークしているベンチャー銀行の専務だった。銀行の急所を突く証拠と共に消えた金庫番を探し出し、伊地知は不正を暴くことができるのか。野望実現に驀進する会長の坂巻、銀行に巣くう闇の暴力組織。男たちは沖縄の離島へ飛ぶ……。金融界を熟知した著者が放つハードボイルド金融エンターテインメント! 『鬼忘島』改題。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

構図など、とても緻密に練られていて、非現実な出来事にも「本当に起こり得るかもしれない」と思わせられるほど、展開にハラハラした。
それだけに、最後が「勧善懲悪」で終わってしまっているような感じで少し残念だった。

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2018年03月08日

Posted by ブクログ



金融庁長官の特命を受けた捜査官が標的にしていたベンチャー銀行の専務が失踪。
銀行を根底から揺るがす不正の証拠と共に消えた金庫番を探し出し、不正を暴けるのか。
野心を燃やす銀行会長、マネーロンダリングにて銀行成長に一役も二役も買う暴力団。
経済小説でありながら、舞台は沖縄の離島へと。
鬼忘島。モデルは伊良部島。
琉球、薩摩に人頭税で地獄の仕置にさらされる歴史を持つ島。
人間が生み出した経済、金融という業態と大自然が交差する。
元第一勧銀、現みずほ銀行の行員であった著者。
ただの経済小説とは異なる。場面切替が映画のようだな。

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2019年04月28日

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