あらすじ
銀行支店長、再び参る! 傑作経済ミステリー小説。うなばら銀行支店長、再び走る――! ヒット作『銀行支店長、走る』、待望の続編登場。手に汗握る経済ミステリー&サスペンス。
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Posted by ブクログ
「銀行支店長、走る」が面白かったので、「...追う」も読み始めてみたら、やっぱり面白い。「....追う」も一気読みでした。登場人物が、悪役もふくめて、輪郭がくっきりしている。
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『銀行支店長』シリーズ第2弾。
◇
発端は老婦人が孫息子を語る電話に騙され預金を下ろしに貞務の支店を訪れたことだった。
その老婦人、なんと頭取の母親で……。
* * * * *
貞務支店長はじめレギュラー陣が適材適所で活躍し、降りかかるトラブルを見事に解決します。チーム貞務ますます快調、という痛快ドラマなので、読後感は格別です。
しかしですよ、老婦人は頭取の母親なんですよね。普通は電話一本で持って来させるのではないの? と思ってしまいました。
その他にも、読み進めるにつれ感じる「ちょっとした」違和感がちらほらありました。
そんな粗さ ( 甘さ? ) が少々目につきましたが、もともと『半沢直樹』ほどの勧善懲悪仕立てでないことと『孫子』の引用が的確でそれなりに楽しめたこととで、☆4つにしました。
Posted by ブクログ
詐欺師 vs 銀行支店長
オレオレ詐欺を流れ作業の様にする。それを会社と考える。実際のオレオレ詐欺も実際にこうなのかもしれないと思う。
蒋介石のS資金の話は面白かったです。それを実際に存在するかの様に振る舞う西念の詐欺師ぶりは、最後まで小者で終わらない所が良かったです。鯖江も登場こそしなかったけど、存在感がありました。
若者と老人の対立、老人が貯めたお金を死金という点は考えさせられました。
最後は、曖昧な終わり方の気もしたので、次回は白黒付けられるのかな。