【感想・ネタバレ】会社という病のレビュー

あらすじ

生き苦しいのは会社のせいだ!! 会社に残る制度や慣習、風土にルール。人生の諸悪の根源をまとめて江上のアニキが一刀両断!」

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Posted by ブクログ

仕事に関する考え方が変わった。無駄な会議や印鑑を逆さに押すエピソードは、笑った。一流大学を出てもこんなものかと思った。

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2016年09月11日

Posted by ブクログ

 去年、「チャレンジ」と称して、収益目標を達成させようとした結果、ダークサイドに堕ちてしまい、不正会計が発覚して問題になったあの大企業。会社ではないが、施政方針演説で「挑戦」を何度も使ったあの指導者。スローガンを声高に叫んでも達成できなかったという太平洋戦争の苦い教訓を学んでいないようだ。「チャレンジ」はあの通信添削教材だけでたくさんだ。

 ここではいろいろな病が取り上げられている。人事、出世、派閥、上司、会議、残業、現場無視、就活、数字、創業者など多岐にわたっている。

 年功序列、終身雇用はうまく時代の波に乗ってスイスイといったのだろうが、今の時代になるとほころびが出ている。終身雇用は、何百年前からある制度でもなければ、あっても一部の大企業に限定される。その上、終身と言っても永遠に保証されるとは限らない。ダイヤモンドは永遠の輝きというCMがあるが、ダイヤモンドの輝きと違って企業の輝きがなくなったら人員整理でさようならの可能性がある。あなたの色に染まりますなどと言っても、いらなくなったらはいさようなら。そんなに甘くはない。

 会社とはつかず離れずが一番だ。必要以上にべったりくっついて会社命なんて思っていても、会社にとっては「うざい」と思われている可能性があるのだから。

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2016年01月24日

Posted by ブクログ

会社の中にはびこる病について、元第一勧銀の著者があげつらっていく一冊。

自分も元社畜としては本当によく理解できるし、何より退職後の生き様に非常に共感できた。

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2022年06月20日

Posted by ブクログ

第一勧銀勤務経験を有する作家による、会社における問題点をまとめたもの。第一勧銀という大会社を題材に、日本の企業がどのような状況に陥りやすいのか、経営者や役員などの性向など興味深い内容だった。
学術的というより、経験論的な記述が多く、過激な論調も散見されるが、説得力があった。
「「もっと働け、もっと稼げ」経営者は叫び、叱咤する。だが社員たちは経営者に「Why?」と疑問を投げかけ、出した答えが偽装だったり不正だったりということなのだろう」p4
「(社長、役員などの特質)目に付くようになったのは、出世に伴う責任という負の分け前の増大だ」p28
「若者にはある種の野心が必要だ。出世欲が仕事や人間の幅を広げてくれることもある」p36
「人間(じんかん)到るところに青山(せいざん)あり」p62
「(根回しバカ)会議なんてその場で多くの意見を戦わせれば実りがあるもの、侃々諤々の方がエキサイティングになるものだ。ところが実際の会議では、意見がまったく出ないのが、いい会議だと認識している人間が多い。そのため、異論が出ないように事前にくだらない根回しに回るバカがいるのだ」p81
「経営者に必要なのは哲学だ。それがないのに、現場だ現場だ、と騒いでもそれは単なる従業員へのプレッシャーにすぎない。これまた、形を変えた現場軽視なのである」p102
「なぜ年功序列が機能しなくなったのか。それは成長が止まったからだ。企業経営者は、もはや成長の果実を多くの社員たちに配分できなくなってしまったのだ」p136
「(本部での評価は噂で決まる)本部エリートというのはみな優秀である。だから、そこでの優劣を決定的に分けるのは、「彼はできるね」「彼は優秀だね」「あいつはダメだね」という噂、すなわち風評である」p141
「(中国電力、クラレを創業した大原孫三郎)取締役の10人が賛成したら、それはダメ。3人くらいの賛成がちょうど良い」p158
「営業の要諦は、聞くにある。俗に、セールストークと言うくらいだから大方の人は、営業=話すこと、と思っている。それは大きな間違いだ。営業は耳だ。口ではない」p202
「新規事業は麻薬だ。経営者を気持ちよくする麻薬である」p231
「(事件のたびに)同じ人物を長期間、経理に配属させ続けてはいけない、と言われるのだが、不思議なことになかなか改まることはない。なぜ改まらないのだろうか。代わる人が見つからないほど経理の仕事は専門的すぎるのであろうか。そうではあるまい。経営者が、ごく限られた専門家にしか任せられない、特殊な経理案件を依頼しているからではないか。表に出せない金の処理を、口の堅い経理マンに任せてしまってはいないだろうか」p244

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2018年10月24日

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元銀行員の著者が自分の経験を元に会社の様々な問題を取り上げ、提言する。

サラリーマン視点からは同意できる点も多かった。これを読むと日本企業の普遍的な病のようなものがある事に気付く。総会屋への利益供与などは著者の武勇伝のようにも思えるが、面白く読むことができた。

この本を読んだ人が将来経営者になることを望む。

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2017年09月21日

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江上さんの昨今のいろいろな企業の動き、経営に対する考えと愚痴?でした。江上さんのバランス感覚は間違ってないな、ということがわかります。

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2016年04月26日

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第一勧業銀行出身の著者が銀行を中心とした大企業の人事・組織・文化等の問題(病)を明らかにしていく。よく銀行が批判されている内向きの論理が会社を腐らせる要因と。会社は顧客志向、現場主義、本業回帰が何より も大事と。

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2016年04月06日

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昔の銀行のダメな話や面白い話が、そのまま書かれているとこがいい!総ての銀行員に読んでもらいたい本である。

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2016年02月06日

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第一勧銀出身の著者が会社生活で経験したことをそれぞれ「病」で分類し、面白く解説。自己啓発本になっていないところがよい。

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2019年01月20日

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銀行時代の内情を事例に、会社における様々な「病」を紹介。人事、出世、左遷、派閥などなど。みずほ銀行の例だということがバレバレなので、ここまで具体的な事例を紹介していいのか、と心配になるくらい。

著者が正義感あふれるサラリーマンとして上司や会社と戦った例も紹介されていて面白い。それでも、ちゃんと出世できた著者はすごい。この会社も実は度量が大きいのかも。

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2016年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

内容は、先輩と飲みに行って過去のご教授と愚痴を聞いている感じ。
作者の前職が銀行だが、半沢直樹ではないが、銀行って本当に病んでいると思う。
印象に残ったのは、
・部長は経営側に立つべき、課長は部下の側に立つのが役割。
・取締役は、会社法に基づいた役職で会社の重要事項を決定する権限を持ち社長の暴 走をチェックする存在。一方執行役員は、会社法上の役員ではなく会社が決定した 重要事項に従い実務遂行する責任を持つ幹部従業員。権限や責任の重さ、待遇は月 とスッポンくらい違う。

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2016年03月25日

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