【感想・ネタバレ】組織再生 マインドセットが変わるときのレビュー

あらすじ

いつの時代も企業に求められるもの、それが「組織力」だ。本書は、破綻した日本長期信用銀行が新生銀行として再生するまでを丹念に取材し、それをモデルにして組織が再生していく道のりを描いた感動のビジネス小説である。物語の根底を流れるのは、主人公の一人である社長の伊勢が訴えた「マインドセットを変えなければ」という危機感。それはまさしく、当時同じ銀行業界で仕事をしていた著者自身が感じていた「日本、そして銀行を良くするためには今までの考え方を変えなければならない」という思いと重なるものだ。さらにその危機感は、いまなお日本の社会に打ち鳴らされるべき警鐘であると著者は言う。社長など経営陣のみならず、各部署の責任者といった中堅社員、さらには現場で働く人びとなど、さまざまな角度から描くことで、改革プロセスが浮き彫りになってくる――奮闘する彼らの熱きドラマを味わいながら、組織力を高めるヒントを学びとれる一冊。

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Posted by ブクログ

破綻し、新生銀行として復活した組織の話。どうやって古い企業文化を変えるか。確かに、当時の新生銀行の店舗はオシャレで、手数料が圧倒的に安く色が選べるキャッシュカードのパワーフレックスが魅力的で口座を作った記憶あり。

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2025年06月11日

Posted by ブクログ

新生銀行、リップルウッドいずれも、あまりいい印象は無かった。しかし邦銀のメガバンクとなった金融機関は、やはりおかしいし、何のメリットもない。

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2016年06月11日

Posted by ブクログ

近所の新生銀行を舞台にしたビジネス改革モノ。うちの会社のマインドセットも変わって欲しいが、やはりこの本のような修羅場にならないと無理かも。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

新生銀行をモデルにした小説。銀行がいかに自分たちを中心にした動き方と対比して、新しい銀行が作られていく過程、その中での考え方について書かれている。特に社長の考え方、哲学がすごい。行員の頑張りはもちろんあったのだろうけど、社長の哲学や懐の広さが新生銀行をここまで躍進させたのだろう。[2008/4/25]

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2009年10月04日

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