江上剛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
伊庭貞剛の生き様として、手本にしたいと思ったことは
●自らの使命を信じて尊皇攘夷運動やその後の新政府の活動に身を投じる人生への覚悟
●住友で銅を生産することもまた国家に尽くすことになることを理解し、停滞と閉塞を感じていた官僚人生を捨てて住友に転じる柔軟性
●別子銅山の問題山積の状況を知り、自らがそれを処理する難題を引き受けようと別子行きを申し出た使命感
●叔父の宰平に辞任を迫る際の鬼気迫る覚悟
●支配人として別子銅山の環境負荷を軽減するため、植林と精練所移設を決断する決断力
●問題に一区切りがついた段階で鮮やかに身を引く潔さ
であった。学ぶところの多かった書籍だった。
一方、四阪島の清廉時が却