江上剛のレビュー一覧

  • 円満退社

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    【my room】銀行に勤めるサラリーマンにとって、真面目に働き、円満に会社を退社するのが一番の目標かもしれない。少なくとも主人公、岩沢千秋にとってはそうだった。本作品は、そんな彼の銀行退社の1日を時系列に追っていく。しかしながらその1日が、彼の会社員人生一ついていないのだ。1日を何もなく無事に終え、退職金を貰って残りの人生を新しく始めようと思っているのになかなかそうは行かない。そんな日に限って、様々なトラブルが起きるのだ。読んでいて全く飽きないのがこの作品だった。スピード感が割にあって読みやすい。しかしながら、4月から会社と言う組織で働く者としては、もう少し明るい会社人生を望みたいものだがこ

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    2009年10月04日
  • 失格社員(新潮文庫)

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    どこか安い定食屋のカウンター席で、一人で寂しい食事をしている・・そんな表紙が実にお似合い(笑)



    さすが、サラリーマン小説のカリスマ:江上剛の作品である。

    この小説はサラリーマン生活を送る上で、誰の身の上にも起こりうることが短編形式になっている。

    スーパーマンにはなりきれずに、会社の「しきたり」に矛盾を感じながらも従う・・でも、どこか煮え切らない。

    サラリーマンとして生きながらえる為には、守るべき掟があるのだ。

    読んでいて虚しくなる反面、「そうなんだよな〜」と共感することもしばしばあった(笑)



    サラリーマンじゃない層の人たち・・例えば「芸能人」「自営業」「学生」等々の人たちが

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    2009年10月04日
  • 指物師一太郎なりわい帖1 露見

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    江上さんの時代小説
    経済小説や偉人小説に比べると物足りないというか、お腹が膨れない
    個人的には江上さんには生き様とか処世訓とかを伝えて欲しいかな

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    2026年06月03日
  • 小説 ゴルフ人間図鑑 波乱万丈編 ゴルフ人生、泣いて、笑って

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    ビジネス小説で名を成した江上剛氏がゴルフ短編小説を出されていることを知り、早々に手に取った。
    ゴルフに強い好奇心と探究心がなければ、このゴルフ小説は書けないだろうと想像させるものがあった。

    1990年代初頭のバブル崩壊以来、冬の季節に入り込んだゴルフ業界だったが、ここ最近は若者のゴルファー達でゴルフ場が賑わっているようだ。
    プレイフィーも昔よりもかなりお安くなり、気軽にゴルフを楽しむ環境になっている。
    しかし相変わらずゴルフ場の経営は厳しいものがあり、経営母体が変わることも珍しい現象ではない。
    そんなゴルフ環境を素材にした江上剛氏のゴルフ小説は面白かった。
    ゴルフの知識がない方にも、五話から

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    2026年06月03日
  • 隠蔽指令

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    一世代前の銀行の話ですが、当時の銀行背景が痛いほどわかるストーリーです。
    不正融資の隠蔽工作をするために動き回るのですが、その転落ぶりはあまりに過酷で非情です。
    あくまでフィクションではありますが、元銀行員の著者が描いている作品なので、妙にリアリティを感じましたし、リアルな部分も多々あるのだろうなと思って読みました。
    あとがきの、「会社はあなたを必ず裏切る」は、背筋が凍る思いでした。
    自分の会社の職員には、絶対にこんなことは言わせないようにしないとと肝に銘じました。

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    2026年05月09日
  • 庶務行員 多加賀主水が悪を断つ

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    勧善懲悪モノで、ご都合主義な感じではあるものの、軽く読めるので暇つぶしには良い。

    ただ、今作は少し広げすぎたかな。次作に期待。

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    2026年04月30日
  • ラストチャンス 再生請負人

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    元銀行員の主人公が、飲食業界のCFOとして雇われの身で就任し、結局のところ社長になってしまい、業績の立て直しに奮闘していく、と言う物語。

    前任ののオーナーが、フランチャイズ化を拡大しすぎた結果、どうにもならずに去って行き、帆の尻拭いに奔走していく。

    前社長や、元銀行員の同僚など、いわゆる悪者に対峙しながら、それでも経営のために何とか策を巡らせていく。

    占い師に言われた人生は七味唐辛子のようなもの、というので章立てられている。

    最後は半沢直樹のような勧善懲悪のような結末であるものの、登場人物全体がキャラ立ちしていないので、いまいち盛り上がりに欠けるストーリーも感じた。

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    2026年03月22日
  • 庶務行員 多加賀主水が許さない

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    特命係長のドラマみたい。
    かるーく読める作品。

    庶務担当の方銀行員 主水が銀行内で発生する事件をみごとに解決する内容。

    半沢直樹や花咲舞みたいを模倣したような展開であるものの、こちらはもっとコミカルな感じ。

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    2026年03月11日
  • 信念の経営者・小原鐵五郎

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    昭和の戦前戦後からの信用金庫の歴史は、ダイナミックでおもしろい。
    鐵五郎さん亡きあと、金融の政策や政府の絡みなど、ちょっと小難しいことが何度も繰り返されしんどくなるも、勧善懲悪、最後はスカッと終わった。

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    2026年03月06日
  • 住友を破壊した男

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    かっこいい経営者だ。
    信念を持ち貫く。
    きっと他にも色々な事をやったのだろうが、
    それだけでも、簡単に出来る事ではありません。
    凄い。

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    2026年02月24日
  • 住友を破壊した男 伊庭貞剛伝

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    ・ジャワ島の東部。スラバヤから3時間のプロボリンゴに住友の精神がある。住友林業の街。
    ・各銀行には数百年の歴史がある。先人たちの想いがある。それを受け継いでこそ新しい歴史の担い手になれる。
    ・住友林業のお陰で豊かになれる。メッカに行ける。住友林業から無償で提供された苗を植える
    ・住友家の家訓には国土報恩というものがある。会社の利益より国土、地元への利益還元を優先。伊庭貞剛は住友中興の祖。銅は国家を支える産業だったが、貞剛は住友を壊しても構わないという覚悟で問題に取り組んだ。
    ・企業は人間の組織。成功すればするほど保守的になっていく。成功は日々過去になっていく。人は過去に執着し、成功体験を壊すこ

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    2026年02月25日
  • 住友を破壊した男

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    住友の形を作った伊庭貞剛のノンフィクション作品。

    田中正造が登場したが、名前しか覚えていないほど記憶の彼方だったので、改めて近代日本史を思い出すにもよい内容。

    利益は公のもの、公とは天下国家を示すもの、という信念のもとに、別子銅山の煙害に取り組む。
    当時の絶対的な権力者でトップの叔父と差し違えても、その信念を貫き行動に移す姿は惚れ惚れする。

    なぜ、住友林業という会社があるか、不思議に思っていたが、煙害で山の木々が失い、土砂災害で多くの犠牲者を出したところから来ている、と言うのは知らなかった。

    自分が老いる前に経営を後進に譲る考え方も素晴らしく、70,80歳になっても権力の座にしがみつこ

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    2026年02月15日
  • 円満退社

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    実際の銀行員がどのような働き方をしているのかはわかりませんが、支店長の退職日の出来事を現場を想像しながら読ませていただきました。

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    2026年01月17日
  • 庶務行員 多加賀主水の凍てつく夜

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    多加賀主水シリーズも6冊目。銀行を巡る犯罪もスケールが大きくなってきた感じ。また一つ大きな解決をみたが、悪行はまだ終わらない?

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    2025年12月03日
  • 指物師一太郎なりわい帖1 露見

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    一太郎は腕利きの差物師の職人である。そんな中殺された女将さんの鏡台から何やら怨念?のようなものが…物には持ち主の魂が宿る?。様々な事件が勃発する。

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    2025年11月26日
  • 再建の神様

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    情けは人のためならずと言うのを地で行く渋沢の振る舞いに真のリーダーシップをみた。

    人を信頼し、任せること、頭では分かってても実行できるかどうかがリーダーたる素質なんだろうと思った。頑張らねば。

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    2025年11月21日
  • 社長失格

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    ストーリーにリズム感がありさくさくと読めた。ただ、もう少し起承転結のオチのようなものがあったらなお良かった。

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    2025年11月17日
  • 小説 ゴルフ人間図鑑

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    「勝つためには何でもする」「ついつい出来心で」「冒険を楽しむ癖」などちょっとした行為・不正をゴルフのルールを通じて「よくある出来事・エピソード」として読み物にしたものだ。ゴルフは人間の本性を醸し出す、そのゴルフのルールにおいて人それぞれに「不正・間違い・勘違い」または「接待・上司のための温情」を起こす。だが、企業のトップが起こす不正はやはり許しがたく歪めない。ゴルフのルールで極付が「賭け事」でポイントが1本100円なのか1万円なのか、また勝負によっては倍返しなどさまざまなケースがあることだ。知ったふりしてゲームすると思った以上の大負けを招く結果をもたらす。話が違うがゴルフだけではなく「女と金」

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    2025年11月15日
  • 成り上がり 金融王・安田善次郎

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    みずほフィナンシャルグループの創始者、安田善次郎の一代記。

    江戸から幕末、明治、大正と激動の時代を生き延び、大志を抱き、成り上がる様は輝かしい。

    そこそこや、程々、ではなくガムシャラに遮二無二に、ただひたすらに進む様。
    根性論が風化し、コンプライアンスという外圧にハラスメントやらと様々な価値観が跋扈する現代。

    江上氏や城山三郎氏などが描く、現在の大企業の創始者の一代記は非常に胸を打つ。

    こういった物語に心が反応するということは、自分も歳をとってきたということなのだろか。

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    2025年10月28日
  • 庶務行員 多加賀主水がぶっ飛ばす

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    多加賀主水シリーズも4冊目。今回は何と銀行支店ロビーにAIロボットのお客様案内係りが登場し、大活躍。もちろん、主人公も大活躍!一番悪い奴はまた逃げてしまったが…

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    2025年10月23日