【感想・ネタバレ】成り上がり 金融王・安田善次郎のレビュー

あらすじ

ハダカ一貫から、日本一の金融王へ!幕末から明治、大正と、激動の時代を生きた銀行業の元祖・安田善次郎。富山の貧しい下級武士出身ながら、商人として「千両の分限者」となることを志した善次郎は、数々の挫折と失敗を乗り越えて両替商・安田屋を江戸で開店、成功をつかんでいく。一代でみずほフィナンシャルグループの礎を築いた安田善次郎の、波瀾万丈の前半生に光を当てた長編小説。

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Posted by ブクログ

幕末富山の農民の三男岩次郎は千両の分限者となるべく身一つで江戸に上る。正直に千里の道を一歩ずつ進むことを心情に乾物屋での奉公、玩具屋、そして両替商となる。挫折や失敗を乗り越え、投機は行わず、信用するべき人への投資を行う。一代で安田銀行の礎(後の富士銀行、みずほFG)を築く安田善次郎の一代記。

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2024年11月17日

Posted by ブクログ


みずほフィナンシャルグループの創始者、安田善次郎の一代記。

江戸から幕末、明治、大正と激動の時代を生き延び、大志を抱き、成り上がる様は輝かしい。

そこそこや、程々、ではなくガムシャラに遮二無二に、ただひたすらに進む様。
根性論が風化し、コンプライアンスという外圧にハラスメントやらと様々な価値観が跋扈する現代。

江上氏や城山三郎氏などが描く、現在の大企業の創始者の一代記は非常に胸を打つ。

こういった物語に心が反応するということは、自分も歳をとってきたということなのだろか。

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2025年10月28日

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