あらすじ
「僕は謝るだけの株主総会なんか、嫌だ」――苦労知らずの2代目が先代の後を継いでから、相次ぐ不祥事。一部の役員たちの会社乗っ取りの計画が動きだした! 経営者に必要な資質とは何か? どういう人物が「社長失格」なのか? 経済の現場を知る著者が、真に求められる経営者像を描いた表題作のほか、ピカレスクから、ユーモアまで、味わいの違う6編の経済小説!
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Posted by ブクログ
20180527
好きなジャンルの経済小説の短編集。
短編だけに物足りなさは否めないが、どれも面白かったが、なかでも表題作の社長失格が一番良かった。
Posted by ブクログ
ショートストリーだから、気軽に読めて旅には最高です。内容もわかりやすく、裏切りと会社愛、しかし、サラリーマンが経営者の気を持って仕事するのは、意識が有るか無いか、だ!
Posted by ブクログ
著者の経験をいかした小説。金融機関における話を中心にストーリーが展開する。サラリーマンそれぞれの悲喜こもごもが溢れていて好きな類いの内容だった。
Posted by ブクログ
6つのストーリーからなる短編小説。2代目社長が先代の教えを実践し、裏切り者をやり込めたり、食品偽装など、今の時代と合ってるものが描かれていて面白い。わかりやすく描いてるのが作者の特徴である。
Posted by ブクログ
江上剛らしい銀行や前時代的な企業におけるビジネス小説の短篇集。
表題作は食品偽装のテーマなども入っていて時流を踏まえたのかなという印象。読みやすいけど内容が薄いのももう慣れてしまった。エンタテインメントとしては中級だけど、肝心のクライマックスを読者の判断に委ねるのは読者に甘えているんじゃないかなぁとか思ってしまう。