江上剛のレビュー一覧
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江上剛さんが著した短編集。
銀行に勤めていた著者。銀行というところは非常にドライに捉えられがちな業種ではあるが、その実、減点主義であったり人事制度については非常にウェットなところがある。その中枢部で活躍してきた著者だからこそ描ける、企業内外に絡まる人事、駆け引き、情実。そういったところを、シチュエーションの違う五編の短編小説にまとめている。
そこに通底するのは、企業によるドライな人事と、それを甘受しようとする組織人の葛藤。そしてたとえその人事が間違っていたとしても、従わざるを得ない現実。しかし最後に大逆転劇までは行かないが、ささやかな反抗を潜り込ませる辺りが、著者の人間に対する望みというか -
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大型量販店 vs 街の電器屋さん
主人公は、大手家電メーカーをリストラされて、実家の電器屋へ戻って来る。
設定は、東京やけど、この家電メーカーは、大阪のP社のような…
うちの近所も、
Joshin、
ヤマダ電機、
エディオン、
ケーズデンキ
と大型店舗が色々ある。
でも、近所にひっそりとやけど、街の電器屋さんみたいなのも健在。
電器屋のおばちゃんも知ってるけど、やっぱり顔広いわ〜
公園での花見みたいなのも主催側でやってるし、そういう繋がりで、何とかなってんのやろな。
高齢化社会やから、うちの近所もお年寄り多いし、蛍光灯交換から何から何までしてそう。
もう、価格だけでの勝負では勝て -
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まさに、今の自分なのである。会社勤め30年、52歳の私は、タイトルを見て読まなくてはいけない本だと思った。
著者である江上剛さんが歩んできた人生をベースに、五十路を境にして今後の人生をどのように生きていくのか?会社員として生き残るのか、独立して違う道を歩むのか?会社員として生き残る方策、独立する方策を語り口調で具体的に提案している。
それはやはり、49歳で会社を退職して小説家の道を歩んだベースがあるからこそ、非常に分かりやすく説得力があり、なおかつその口調は心に染み入る。
私事だが、50歳を過ぎて以前の上司が社長になったり、同僚が部長になったり、上司が年下になる現実を目の当たりにして、正 -
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タイトルのアンバランスさと、表紙写真、主人公の日本人離れした顔立ちに 惹かれて、手に取った本。
電力王と呼ばれた主人公、福澤桃介。明治元年に生まれ、江戸から明治に日本が大変革を果たす時期に、いち早く 電気の重要さに気づき、その普及に一生を注いだ福澤桃介。
本人が著した自叙伝をベースに、投資セミナーの講演という体を取りながら、明治大正昭和と生き抜いた福沢桃介の生き様を著している。
自分が金持ちになることを夢見て過ごした青春時代、そこから福沢諭吉の恩寵を得てアメリカに渡り、その発展の凄さに驚く。そして日本に戻り、会社員として生活。病を得て療養中に株式投資で一財産を作り、その財産を基に 色々な -
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このままではヨーシュウ堂は潰れる!
コンビニを始めた大木の言葉は、重い
それに応え、大木に全権を与えた俊雄の決断は、もっと重い。すごい!
大量生産、大量在庫、大量消費の時代からの脱却は、並大抵の覚悟ではできない
もはや戦後ではない 時代に突入し、ただ在庫を抱えれば売れるのではなく、みな豊かになり、客が商品を選ぶ時代になった。
それは、コンビニをいち早く取り入れ、成功させたから思い至った境地なのかも知れない。
大木のモデルである鈴木敏文は、晩節を汚す結果となって残念でした。何事も、長くやりすぎると驕りが出る。自分も気をつけないとマズいなぁと。。