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会社で戦え、社会で生きろ。6人の銀行員、それぞれのレジスタンス。大手銀行広報部長、南雲龍一、45歳。「この人について行こう」そう、彼が心に誓った頭取をあまりにも急すぎる死が襲った。しかもそれは銀行の経営破綻が決定した夜のことだった――。銀行のため、頭取のため、何が最良の選択か。組織で抗い、金融業界に生きる、6人の銀行員たちが選んだ、それぞれの道とは。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
短編集。ん?そこで終わるの?というのもあったけど、全体的には面白かった。新幹線や飛行機で読むのに最適。
それにしても銀行というのはすさまじいところだなあと思いつつ。自分が銀行に就職していたら発狂していたような気がします。その中でもどうにか落としどころを探った作品群であり、読後感は悪くないです。
筆者お得意の銀行をテーマにした短篇集。 いずれも悲喜こもごもなテーマかつ内容での6話。どれが正しくてどれが間違っているなんていうことは言えない世界の話だけど、自分的には「いつかの本番のために」が一番心に残ったかなぁ。 まぁプロットやら展開がタイトルから読めてしまうというのは残念だけど、このくらいの長...続きを読むさだと冗長に感じず読み応えもあってよかったと思います。
短編集ですが、内容より出版物に対する素朴な疑問。 『いつかの、本番のために』は、『不当買収』という長編の一部ですね。 “使い回し”なんか?それともこの短編から、長編に発展したんか? それぞれの出版時期を調べるほどまでに突き詰めたいことでもないけど、表面的には別の出版物のカオしてんのに、意思に反し...続きを読むて再読させられた気持ちになり、複雑な心境にはなってもたかな。 …ついでに言うと、『頭取無惨』はスピンオフなんかな。勘違いかな。
2010.8 こういう中の人が書く小説は面白い。噂には聞くけれど、銀行って本当に大変なんだろう。銀行の上級管理職は仕事ないのかねぇ。。
銀行を舞台に繰り広げられる人間模様の短編集。 派閥争い・・リストラ・・成果主義・・貸しはがし・・ 現在のサラリーマンには避けて通れないテーマで書かれているだけに、読後の爽快感というものはあまりない(笑) 唯一、最後の「機械の声を聴け」はちょっと違う感じでよかったかな。これだけでもショートドラマか...続きを読む何かつくってもいいかもしれない。
苦悩する6人の銀行員の生き方を描いた短編集。 リアルに描かれており、共感も出来るが、 少し古いな、というのが率直な印象。 今の時代、無意味な事に対してもう我慢する時代では ないし、我慢は何も生まず退廃を増長させるだけです。 ただ一方で、不良債権隠しや無意味な数字作りが 今もなお続いてい...続きを読むる事を思うと、悲しくなります。
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