【感想・ネタバレ】絆のレビュー

あらすじ

「康平、銀行には勝てんよ。金を返すまではね」。丹波から身一つで出てきた森沢康平は愛知で染色業を営む矢井田と出会い、かつて「ガチャ万」と言われた繊維業界で働くことになる。昭和から平成、日本経済が大きく動いたとき、同郷の幼なじみ、大手銀行に勤める治夫と再会し――。走り続けた男たちの物語。

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Posted by ブクログ

まさかの2回読破。
再読してすぐに、読み終えていたことを思い出すが、週末旅行にこれしか持っていなかった為、再読する。
あれ?これ映画化したんだっけ?と思うくらい、頭の中に画像が鮮明にでてくるので、勘違いしかけたが調べたところ映画化はされていない。
1回目の記憶が画像のように鮮明に残っていたのだが、読んでみるとさほど細かく描写されているとはいえないのに、建物や室内や駅や店の絨毯や飲み屋の雰囲気が一度見た映画の様に思い出されるのには自分でも驚いた。これが作者のもつ素晴らしい点の一つだろう。

時の流れは早く、気がつけばバブルなど遠い昔のような気もするが、その時代を生きてきた者として、記憶から消し去ってはならないと思う。
銀行が統廃合していった時代、その陰で多くの倒産があり、餌食とされた人達がいたことも忘れてはならない。
更に昭和初期の悪しき風習や思想が強制された時代があったことなど、ぬるま湯のような現代にいると記憶からこぼれ落ちそうになるものを思い出させてくれた。

康平のまっすぐさが眩しい。

目にはみえなくても確かに存在する絆という運命の摩訶不思議を味わえた点も間違いなくこの作品の素晴らしい点と言えるだろう。

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2025年12月28日

Posted by ブクログ

絆に導かれる2人の男、彼等の嫉妬、確執による回り道
実直な男とチカラを盾にする男、東野圭吾の殺人の門に出てくる主役2人
とはまた違った因縁、切り離せない宿命の描写に夢中にさせられる

バブルの酔狂から崩壊、銀行不倒神話の崩壊、メガバンク誕生など足元20年の出来事、特にUFJ(もちろん固有名詞は伏せ)関係のノンフィクションを、ストーリーの重要な部分でフィクションと絡めるあたりはさすが…頭取、大胆

繊維業界と金融業界に身をおく2人の人間模様と、その業界ならではの時代背景とが上手くマッチした作品。

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2011年01月25日

Posted by ブクログ

池井戸潤の「二人のアキラとあきら (徳間文庫)」似ている、企業、銀行の人材をモチーフにした、サスペンスと、多くの点で類似性がある、池井戸の方が有名だけど‼️
丹波の村育ち、尾州人(びしゅうじん)とは、尾張国(おわりのくに / 別称:尾州)の出身者や
森沢康平、妻の早苗、母京子、幼馴染柳本治夫さん、父統治朗、母文子、中部日本銀行合併したWBJ退職した尾州信金、「ヤイダ染工先代社長矢井田晴次、治夫の姉の翔子、この手紙が、T・Yという人物から京子、母京子の戒名は「京雲実栄信女」文芸部佐伯澄夫が顧問、緑川佐依子、(T・Y……柳本統治郎に当てはまる……)ヤイダ染工代表取締役社長・矢井田晴次」機織機械を一回でガチャ万=ガチャという音と一万円札の万だよ。係長の相川浩一、工場長の丸井寅雄や係長の相川、私の後継者になって欲しい!三条工場の閉鎖が決まった。昭和五十四年の三月に、矢井田の妻、真知子の遠縁の早苗と結婚して、康平は矢井田の養子になった。康平の八歳になる真一、 元号が平成と改まって最初の夏が来た。尾州信用金庫の長谷川理事長、研究員の黒沢安仁、「この康平はな、この人の子や」治夫は今、自分の人生を考え直そうとしてるんや」三友銀行=三井、住倉銀行=住友、「なんやこのマーブル染色法というのは?」企業コンサルティング会社を経営されている藪内剛三、

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「康平、銀行には勝てんよ。金を返すまではね」。丹波から身一つで出てきた森沢康平は愛知で染色業を営む矢井田と出会い、かつて「ガチャ万」と言われた繊維業界で働くことになる。昭和から平成、日本経済が大きく動いたとき、同郷の幼なじみ、大手銀行に勤める治夫と再会し――。走り続けた男たちの物語。

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2026年10月25日

Posted by ブクログ

読み物として面白かったこともありますが、バブルの時の話など、銀行や銀行業務の歴史を学ぶ上でも、大いに一助となるな、と思いました。
書いてあることはフィクションですが、事実や史実に忠実な感じ・誠実な感じを受けました。
この本をきっかけに、バブルの頃の勉強や、今後の教訓について、もう少し理解を深られたらと思いました。

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2024年11月01日

Posted by ブクログ

バブル当時の企業と銀行のやり取りを描いた作品で、金余り状態の銀行がどんどん企業へ融資をしていくがバブル崩壊後は一気に回収に走り、借りた側は返済できる状態では無くなっていて追い込まれていく経営者の苦しみ・倫理観無き銀行・その中で複雑に絡み合った人間関係。
この本を読んで感じたのは、企業倫理は非情に大切なものだと感じた。正しい事を行い収益を得ていき、それが評価される世の中であって欲しいが。

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2010年02月07日

Posted by ブクログ

戦後の中小企業の熱いドラマ、的な帯に魅かれて読む。筆者得意の銀行の内部を描きながらの企業物。まあまあであった。

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2009年11月08日

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