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Posted by ブクログ
キタッーーーーーーーー!!
文句なしの5星☆
誰が読んでも、きっと満足いく作品だ。読んだことがないのなら、読むべきだ。日頃、読書に馴染んでない人にもお勧めする。きっと、読書の虜になるだろう。
日がな読書に浸っていると、とても稀にだが今作のような超一級作品に出会える。だから、読書が止められないのだが。
今年読んだ本の中では、間違いなくのNo.1。
読後の、この満足感は百田尚樹さんの『永遠の0』、奥田英朗さんの『オリンピックの身代金』以来だろうか。
物語の舞台は戦中・戦後の閉塞感、喪失感が満ちる時代である…はずが、この作品からは、その時代を生きつつも、自らの力で伸し上がろうとする主人公の圧倒的な生命力がひしひしと伝わるのだ。
家族を失い、家を失い、友を失い…戦争によって失われたものは個々に大きく、喪失感に打ち拉がれてしまっても仕方がないと思われる時代を、仲間を持ち、夢を持ち、実直に生き抜いて行く主人公の丑松の姿に、漢(おとこ)を感じた。
目標も無く、ただただ一日一日を飄々と、周りに流されるがままに無気力に生きている若者に是非読ませたい秀作だ。
また、日々の生活に疲れ切った人にも読んで欲しい。きっと、夢見ていた頃の活力が甦るのではないだろうか。
もっと書きたい、この感動をもっと多くの人に伝えたいのだが、我が筆力を恨むばかりである。
Posted by ブクログ
戦争が終わり、全てが瓦礫と化した街。
大阪の闇市で、出会ったのは戦争孤児、ヤクザの親分、五百円で売りに出されていた6歳の少女。
無一文、正に裸一貫から商売を始める。
徐々に復興の兆しが見え始め、経済正常化の為に闇市も解体へ向かう。
明日を生きる為に、悪行に手を染めていた浮浪孤児達も、まともに商いに精を出し、学校へ通えるようになった矢先、またあの暗い生活に戻ってしまうのか。
江上作品にしては、あまり悪人が登場しなかったが、人々が“生きる”ということにシャカリキになっていた様が胸を熱くする。
現代の日本は、戦後の焼け野原の様に食べ物がなく飢えるということはないはずだが、一方、公立小学校の給食費すら払えない世帯も存在する。ネカフェ難民なんて言葉も何だか、さして珍しいものではないような感覚麻痺も否めない。
アベノマスクで、あの金の使い方は妥当なのだろうか。有事の際は、あちらこちらで色々な発言が飛ぶ。民主主義だから当然だ。しかし、何だか難癖としか言えないような歪んだ正義漢を喚き散らすものもいるな。
とにもかくにも、食は生きる上にはなくてはならない。食は人々に笑顔を生む。
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