岡田尊司のレビュー一覧
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個人的には人を見る視点が2倍3倍にも広がった1冊だった。
種々あるパーソナリティ障害の特徴として2点挙げられていた。
①自分へのこだわりが強い
②極度に傷つきやすい
この2点は自分にも当てはまると感じながら本書を読んでいたが、どのパーソナリティ障害の特徴をみても程度の差はあれ共感できることが多かった。
障害とは言わないまでも、そういう傾向は誰しも持っているもので、取り巻く環境や状況によってどの要素が前面にあわられるのかわからない。もともと持って生まれた性格のように思っていたけれど、そんなことはなく大人になってから現れることも多いことに驚いた。
もしかしたら自分もそうなっていたかもしれないと -
購入済み
適応障害はつらいですよ
私自身、適応障害で10年以上、治療していますが、どうすれば治るのかもわかりません。
仕事量・質は減りませんが、仕事の評価はマイナスに傾斜しますし、しんどい時は仕事にも行けないレベルです。
軽く見られているのか、鬱の方の方が手厚くケアもしてもらえます。
納得いく記載ですが、終わりが見えないのが、現実です。 -
購入済み
身近な人のために
身近な人が回避性愛着障害のようだったので、参考に購入しました。とても為になりました。この本を繰り返し読んで、ちょっとずつその人の力になれたらなと思っています。
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私は不安型の愛着障害みたい。
両親からたくさん愛されて育ってきたと思ってたし、それは揺らがないけど、両親が不仲でいつも喧嘩してて、びくびくしてた。どうしたら喧嘩しないでいてもらえるか考えてた。母の不倫にも気づいてたけど、父に決してバレちゃいけない、と気を張ってた。
結構両親の顔色を見て育ってきたんだなあ。
めちゃくちゃ周囲の評価を気にしちゃうもんなあ。
今の自分の恋愛に、この私の愛着障害が結構影響してる。前回の恋愛は相手が私を上回るほど不安が強かったから、私が相手の愛情を疑って不安になることはなかった。
今の恋人は「安定してる」から、とっても不安になる。もっともっと愛情表現してほしい、と恋人 -
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実践編とあるだけあって、克服するには今後どうするかがタイプ別にあってとても良かった。
克服していくにあたりこんな傾向がある、安全基地となるまでこんな思いをするだろうという周りの人目線も書かれていてまさに実践編。
巻末テストで私自身は安定型6割回避と不安が2割ずつほど、パートナーは割合は聞いていないが本文の回避型にばっちり当てはまっていたのでこれから応用していきたい。
この2年間、傷ついたりしんどいと思った相手の言動が、回避型によるものが大きいようでなんだか腑に落ちたし今後どうしたら良いかも見えてきて少し安心した。
パートナーに自分も読むから読んでほしいと勧められた三部作だったが、お互いが -
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とても怪しげで現実には無さそうなタイトルではあるが、日常的にありふれた問題が描かれている。
マインドコントロール、洗脳に関する研究や実験を丁寧に挙げ、それらが現在でもあり得るもの、してしまいがちなもの等に繋げて話をしている。
分かり難いものや、縁遠い話かと思われる話題ではあるが、何のことはなく、とても身近に溢れた問題であると気づく事があった。
自分がこの本を呼んで、“洗脳”されないようにと同時に、自身がそのような言動をしないように意識しようとも思えた本であった。
知識の整理の為に再び読み返したいと思えた本であり、色んな方に呼んでほしい本である。 -
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はっきり言って私自身が、
境界性パーソナリティ障害だと思う。
自分でその性質を自覚し、うまく付き合っていくと決めるようになってからは軽快したのではないかな?と思っているが、
多くの人がこの著書を読めば、「自分もそうなのではないか?」と、認めざるを得ないフシがみつかると思う。
そのくらい、過剰な期待にこたえることが求められる、多様性とはいいつつもその実、画一でしか認められない現代社会。
普通にかかわっている友人や知人には、
一つの、精神病であることだなんて、なかなか認めてもらえないと思う。
でも、もし身近な誰かの激しい喜怒哀楽や自傷行為がひとつの病気だとしたら?
誰より一番苦しんでいるの -
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さすが岡田先生、とてもわかり易かった!!察してもらえないこと、わかってもらえないことがこんなにも心に悪影響だとは…
p.55 妻のYさんの方は、心配性と世話焼きで、自分が心配しても始まらないとわかっていても、先のことまで取り越し苦労したり、最悪の事態まで考えて悩んでしまうところがある。こうした行動は「強迫的世話」とも呼ばれ、世話や心配を市内では居られないという一つの特性である。この強迫的世話は、子供の頃、不安定な親の顔色を気にしながら、子どもの方が親をなだめたり、機嫌をとったりして育ったという人によく認められる。
p.58 イエローサインで危険を知らせる
お互いの不機嫌や披露の波が重なった -
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生き抜くために必要なのは、学問としての哲学ではなく現実の苦難を生き抜くための哲学であり、それは生々しい一人の人間の叫びや、言葉にはならない生きざまの中にある
本書はいくつかの例を提示していく中で、自身の哲学を感じ取るうえで手がかりを与えてくれる
東大の哲学科に在籍していただけあって他の著書でも哲学を根底においた考え方は垣間見えているが、この本では一貫して哲学を語っているのが特徴的だった
哲学と言われるとなんだか固いもののように捉えてしまうが、誰の心の中にも哲学はある
ただ多くの人はそれに気づけていないのではないか
著者も言うように生きるための哲学など必要ない人は幸福である。
しかし、自分 -
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パーソナリティ障害は、一言で言えば、偏った考え方や行動パターンのため、家庭生活や社会生活に支障をきたしている状態
(支障が出てなくとも特性がある場合はパーソナリティと呼ばれる)
大きな特徴は、自分に強いこだわりを持っていることと、とても傷つきやすいこと
パーソナリティ障害は本書では10に分類されており、それぞれの特徴や克服方法、また当事者との関わり方について説明している
ちなみに1つだけのパーソナリティに当てはまるケースは意外にも少なく、2.3個の特性を持つ人の方が多いそう
障害の診断まではいかずとも多くの人に特性はあって
その特性について知ることは、自分や他人との向き合い方におけるヒ -
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発達障害は生物学的基盤によって起こる中枢神経の機能的発達の障害とされ、遺伝要因が強いことがわかっている。
しかし、遺伝要因が強いはずの「発達障害」と診断されるケースが近年急増している
その背景には、第二の遺伝子とも呼ばれる"愛着スタイル"が関与していると考えられる
生育史上の問題は、心理学的な問題だけでなく、生物学的、生理学的なレベルでも影響を及ぼしていることがわかってきた
ここで引き起こされる症状が、発達障害の症状に類似するのだ
そのため、専門家は発達障害と愛着障害を見極める必要がある
ところで、「障害」という診断は子どもにくだしてもいいのか。
前向きに乗り越えれ -
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アスペルガー症候群とは知的障害、発達の遅れを伴わないASDのこと
(ASDは「自閉症」「高機能自閉症」「アスペルガー症候群」の総称)
アスペルガー症候群の傾向を持った人でも、診断基準をきちんと満たすのは一般人口の0.5%程度
それよりもはるかに多いのが、診断基準の一部を満たす特定不能の広汎性発達障害である
どちらの場合にせよ、大人になるにつれ診断名が変わるか、なくなる場合さえあるらしい
ASDは自閉症スペクトラム障害とも言われるように、軽度/重度といった線引がなく、スペクトラムの中には「健常」も含まれる
つまり、自閉症スペクトラム障害にみられるような特徴は、実は程度の差こそあれすべての人 -
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境界性パーソナリティ障害は、性格に関係なく発症する。
ただ、原因は長い時間をかけて用意されている。きっかけは、たまたま最後のひと押しになっただけなのである。
診断基準は割愛するけど、つまりは以下のようなメカニズムで起こるらしい。
人は思春期を迎えるまでは親から与えられたものをそのまま鵜呑みにして、自分を形成する
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思春期頃から自己意識が育ってくるにつれ、今まで自分だと思っていたものが、実は親から押し付けられたお仕着せにすぎないことに気づく。
それに抗おうと、それを一旦葬り去り、自分の手で自分を作り直そうとする。
この時期に親に嫌悪感を抱くのはこういった心理状況が反映されるかららしい。
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Posted by ブクログ
「症状」が真の問題ではないっていうのは本当にその通りで、そこが精神科の難解さの所以の1つだと思う
この本の著者みたいに、自分も誰かの世界を広げられる人でありたい
✏傷つきやすい傾向を抱えた人は、過去には実際に傷つけられた体験をしていることが多く、さらにはその「自分を傷つけた人」が、本来であれば自分を一番に守ってくれるはずの親であったことも多い。
また、親が意図的に傷つけてきたというよりも、親にはそのつもりはなかったが、結果的に傷つけてしまったというケースも多い
✏愛着障害によって問題行動を起こしたり、発達障害のような症状が現れることがある。
ここで、親が自分の基準から外れた子を「悪い子」