岡田尊司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
精神的なサポートと肉体の健康や衣食住のサポートを切り分けて良いとやっと赦された気がする。
自分の方が感情のコントロール(押し込むこと)が得意で、
親と子の関係が逆転していた。
でも凄く仲がいいし、好きなため「親といるとなぜか苦しい」というタイトルに抵抗感が最初はあった。
だけど、確かに自分は役割を全うすることで自分が大好きな親を笑顔にしたかった、平和でいたかったが自分の押し殺した感情が積もり続けて自分の孤独感は強くなってしまった。
好きなままでいい、親を否定することでもない。
でも、精神的なサポートをするのが得意ではない親と精神的なサポートに飢えていた自分がそこにいたんだと現実を受け止めれた -
Posted by ブクログ
ネタバレかなり読んでよかった。
精神科の話読むのが初めてだったけど読みやすかったし、愛着トラウマを抱えている人が自分の人生を生きられるようにする方法とか書いてあって、日本ってただでさえ虐待多い(東アジアの躾と称して体罰する文化)からこれが売れるわけだな、みんな苦しんでるんだな〜と思った。
自分の身に何が起こっているのか(本とか研究されている言葉で)知ることで落ち着くことができるし、トラウマになった悲しい出来事にフォーカスするのではなく、悲しいことが起きた、でも今は安全な場所にいる、と現在位置を確認しながらトラウマを触れても大丈夫な対象に変えていく。
なによりも言語化が大事で言語化して、事態を整理して認 -
Posted by ブクログ
ネタバレXで、自らを発達障害と認識している人が増加している気がした。身近にも自称ADHDがいる。生きづらさの根底に、愛着や心の傷といった問題が絡んでいると著者は述べていて、心当たりがあったので読んでみたいと思った。それに加えて、将来子どもに関わる仕事につきたいと思っているので、幼少期に周りの大人ができることはあるのか知りたいと思った。
ADHDに関しては、18歳までに約8割が診断から外れるが、近年12歳以降にはじまることの多い疑似ADHDというものがあることを知った。多くの症状が似ているので、安易に診断されやすいが、後者はどちらかというと愛着障害や愛着トラウマの問題である。目から鱗だった。
子どものケ -
Posted by ブクログ
「自分が何をやりたいのか分からない」「特にやりたいこともない」
目先の楽しみや気晴らしに没頭してしまう状態のとき、決めることから逃げているということが多い。
自分で決められないのに誰かに頼ることもできない。
本音を言ったり、内面をさらけ出したりすることを避けようとする。
(これは日本人全般に当てはまりそうだが)
自分をさらけ出せないのには、回避性の人に特徴的な強い恥の感情も関係しているp57
拒絶される恐れがないと確信できないと他者と関わりを持てない。
(俺自信の人間関係のデータが少なすぎて分からん。だが、実際患いがちの友しかいないし、なんというか……仲良くなれるという謎の確信を持っ