岡田尊司のレビュー一覧

  • 母という病

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    母子関係はかくも子供の人格形成、人生に影響を与えるものかと改めて知らされる。母親の代わりは絶対どこにも無い中、働きながらの子育てをどう考えるべきなのかなと、特に予定もないけど考えてみる。
    後半は母子関係を軸に広くコミュニケーションについて参考になる説明も多い。手帳に書きとめたので、たまに振り返って自分の生活を見直したい。

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    2014年08月14日
  • 母という病

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    若い頃は 母の理不尽を感じながら気付かぬ振りをしていたけれど、年齢を重ね自分も母になってから、子供達には自分がされて来た事をしない様に 無意識に意識していたことを最近になって認識したようです。多分 後数年以内には亡くなるであろう母が生きている間に この本を読まなくては、と強く思った。読みながら、自分でも不思議な自分が こう言う事で作られてたのかと腑に落ちることが多々。ただ、きちんと母を母と言う病について向かい合わせるには、母は歳を取りすぎている。 そして、これもこの病の症状らしいが、今更苦しめても仕方ないから、諦めて何も言わず[いい子]を演じたまま 今世での関係を終わらせるのだろうなぁとおも

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    2014年05月22日
  • 子どもの問題 いかに解決するか いじめ、不登校、発達障害、非行

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    副題にあるように、いじめ、不登校、発達障害、非行に関することに取り組もうとする方にはとてもよい本だと思います。
    新書なのに結構な分量があって、読み始めるまではかなりのハードルがあると思いますが、読めば納得できる分量です。手元に一冊置いておき、振り返りに使いたい本です。

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    2014年04月29日
  • 境界性パーソナリティ障害

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    幼い頃の喪失体験や見捨てられ体験の過去を持つ人(あるいはそうでない人も)が人間関係のバランスを著しく崩すと、境界性パーソナリティ障害の状態に陥る危険性が高くなる。
    自分の心のクセを自覚して、情動を自分でコントロールするようになればずいぶん良くなる。
    それは自分で作り上げる人間関係を健全な方向へ改善することでもある。

    自分を外から眺めている感覚。人から悩みや苦しみを打ち明けられると、苦しくなって、その状態が何ヶ月も続く。誰かの苦しみをそっくりそのまま移植されたみたいだった。自分でも異常だとは思っていた。些細なことで打ち砕かれたように感じる。安心感なんて無縁だった。母がほんの一瞬でも私を見てくれ

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    2015年01月14日
  • 統合失調症 その新たなる真実

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    統合失調症とは何か?人からそう聞かれたら、私はこの一冊を薦めます。統合失調症の疫学、病態、治療の歴史、回復のために家族や医療者、社会に必要とされること、患者との向き合い方、etc・・・。そこらへんの医学書を読むよりも、より深く、より愛着を持って患者さんに向き合うことができるようになると思います。

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    2014年02月18日
  • あなたの中の異常心理

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    数々の歴史上の著名人にまつわる異常心理と、そこに至るまでの過程は、現代に生きる我々の日常にも潜んでいる・・・。人は何に捉われ、そして常軌を逸するのか。正常と異常の差はどこで生まれるのか。はたして自分自身は「正常」なのか。

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    2014年02月18日
  • アスペルガー症候群

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    アスペルガー症候群について知りたくて読書。

    カウンセラーやセルフケアの勉強をし始めてから特に耳にするようになったアスペルガー症候群。いったいどのような症状で、回りにいる人たちはどう対応すればいいのかを理解したい。

    ビル・ゲイツなど現在の著名人、歴史的な有名人も含めた事例を多く紹介している。日本人が少ないとレビューで書いている人もいるが、現役で活躍する日本人は誤解を与える恐れがあるので紹介しづらいのではないかと思った。

    分かったことは、
    (詳細に読み取ることはできなかったが)男性の方が多いこと。
    障害の程度は家庭教育など思春期の接し方が大きく影響を与えること。
    先進国と途上国では先進国の方

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    2014年02月15日
  • 子どもの問題 いかに解決するか いじめ、不登校、発達障害、非行

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    育てるになかなかに難しい子どもを持ったので、この手の本は時々読むのだが、本書はなかでもたいへんすぐれていた。

    相当いろいろな本を読んできたので、結局言っていることは
    ほかの本と同じではある。

    家の中、学校の中で居場所を作る。
    子どもを受け入れ、親や教師が自分の経験則にとらわれない。
    「どうせ変わらない」と投げ出さない。

    この本は、中でも難しさを抱える子にどう対処していくかを
    丁寧にスクールカウンセラーとしての実績をもとに、紹介していく。

    親の対応も当然重要だが、教師の対応も同じくらい影響力があると
    この本を読んで納得した。

    どことなく自分の子を難しいと感じている親にはもちろん、
    先生

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    2013年12月23日
  • 統合失調症 その新たなる真実

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    統合失調症について、その歴史から病気そのもの、発病の仕組み、そしてこの病気を持つ人に対してどうしたらいいのか、までとてもわかりやすく書かれています。
    とてもまじめに書かれているけれど読みやすいです。

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    2014年03月27日
  • 子どもの問題 いかに解決するか いじめ、不登校、発達障害、非行

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    自立支援施設の園長先生にオススメされて手にとった本。

    まさに問題を抱える子どもにどう関わっていくかが大変丁寧にかかれてあり、

    今後の教員生活の参考書にしようと思うくらい、
    何度も読み返したい本です。

    勿論この本にあるように、そううまくはいかないだろうけど、

    こんなスタンスで子どもと向き合える大人がもっともっと増えてほしいなと思いました。

    たくさんの大人に読んでもらいたい一冊!

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    2013年11月25日
  • パーソナリティ障害 いかに接し、どう克服するか

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    人格障害と一括りにされがちな疾患を、わかりやすく分類してくれている.
    教科書的な文言だけでなく、実例を交えているので細かいニュアンスも伝わってきて親切設計.
    こういうのは事例を経験しないとなかなか腑に落ちないんですよね.
    ただ人格障害の原因を親の養育に絞りすぎてる感があって、本当かな?とちょっとそこはひっかかりました.

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    2013年09月08日
  • アスペルガー症候群

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     著者である「岡田尊司」さんの書籍はとても読みやすいので、個人的に著書の多くを買っています。その中でもアスペルガー症候群に特化して書かれたこの書籍は、アスペルガー症候群の全てを把握できると言っても過言ではない一冊だと思います。
     保育の現場で難しくなっている発達障害の一つであるアスペルガー症候群の理解を深める一冊として読んで頂くのはいかがでしょうか?

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    2013年06月13日
  • 悲しみの子どもたち ――罪と病を背負って

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    ■多動型
    ■依存型
    ■境界型
    ■自己愛型
    ■回避型
    ■親子関係の重要性
    ■育たなかった共感力

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    2013年04月29日
  • 境界性パーソナリティ障害

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    すごく明確で希望がある。
    現象の列挙、解釈、対応が同時に平易な言葉で書かれていて読みやすい。
    パーソナリティ障害が1時的な状態であり、回復があり、乗り越えることで人生を豊かにできるというのは感動的。

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    2013年04月27日
  • 境界性パーソナリティ障害

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    ・病気の概要がかなり丁寧に説明されていて、素人でも分かりやすい。事例がたくさんかいてある点も親切。
    ・実際に病気の人も、周囲の人にとっても、読んでよくわかる内容。どうすれば解決できるか、症状の原因ときっかけが丁寧に記述されている。

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    2019年02月09日
  • 愛着崩壊 子どもを愛せない大人たち

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    愛着システムの重要性とその崩壊について書かれた本。
    新書の『愛着障害』は偉人を例にとりながら具体的に論じていたが、こちらは実際の患者さんをモデルにしたケースや実験結果を交えて専門的に書かれている。
    後半では現代社会にひそむ愛着崩壊の兆しについて述べられているところに希望を感じた。子どもを育てたくなった。

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    2013年03月30日
  • あなたの中の異常心理

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    ネタバレ

    特別なものではなくだれにでもありえるものだということ。帯にある「異常心理の危険度チェック」4つも当てはまるし(´;ω;`)実際、あれ?この人あたしみたいっていう人が登場してきて、またびっくり。文章も読みやすく興味のある方にはかなり面白い。

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    2014年04月09日
  • パーソナリティ障害 いかに接し、どう克服するか

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    人格障害と言うと聞こえは悪く自分とは切り離そうとしてしまうけど、
    人には必ず人格があって複数に該当することはよくあるらしい。
    タイプ別の克服方法が具体的で、たとえ"障害"とまではいかなくても参考になると思った。
    対処法については周囲の人の苦しみを考えたら押し付けられるものではない難しいもの。
    でも勉強になった。

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    2016年01月11日
  • 統合失調症 その新たなる真実

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    医療の真ん中には「共感」があったのだ。そんな当たり前の著者の主張に心が震えた。私は本書で人間の心を少し取り戻すことができた。

    ・慣れ親しみ、安心を与えてくれた日常世界は崩壊し、得体の知れないものに変質している。
    ・不安障害や気分障害、強迫性障害、社会不安障害などの診断を受けている場合もある。
    ・統合失調症の症状は、時期によって見え方が違ってくる。プロセス全体を見渡して考えていく必要がある。
    ・認知機能障害は75%~85%のケースで生じる。
    ・ワーキングメモリーの低下が先行する。
    ・完全雇用型の社会では統合失調症の回復率が優れていた。
    ・土着的な治療法で、一見、非科学的にみえる対応にも、深い知

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    2012年07月09日
  • 働き盛りがなぜ死を選ぶのか 〈デフレ自殺〉への処方箋

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     30代~50代の自殺と経済環境の因果的分析が記されている本かと思いきや,ウエートとしては,デフレの解説,金融政策,雇用問題など経済関係の内容が中心。改めて「幸福感」とは何なのかと考えさせられる。
    ■微小妄想
    ■否定的認知
    ■①健康問題 ②経済・生活問題 ③家庭問題 ④勤務問題
    ■自我収縮
    ■家計の経済状況以上に社会雇用状況に左右
    ■自己有用感
    ■労働生産性を上げるためには,①労働者の質 ②企業資本 ③技術資本 ④インフラ
    ■GDP(国民総生産)とGHP(国民総幸福量)
    ■認知とマインド

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    2012年02月25日