岡田尊司のレビュー一覧
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医療の真ん中には「共感」があったのだ。そんな当たり前の著者の主張に心が震えた。私は本書で人間の心を少し取り戻すことができた。
・慣れ親しみ、安心を与えてくれた日常世界は崩壊し、得体の知れないものに変質している。
・不安障害や気分障害、強迫性障害、社会不安障害などの診断を受けている場合もある。
・統合失調症の症状は、時期によって見え方が違ってくる。プロセス全体を見渡して考えていく必要がある。
・認知機能障害は75%~85%のケースで生じる。
・ワーキングメモリーの低下が先行する。
・完全雇用型の社会では統合失調症の回復率が優れていた。
・土着的な治療法で、一見、非科学的にみえる対応にも、深い知 -
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「人を動かす対話術」というタイトルは、一見するところ世間に溢れる自己啓発本やテクニック本と勘違いされやすいと思うが、この本はそういった類の本とは別物と言えるでしょう。
あとがきには、「単なる技術だけでなく、そこで大切にされている考え方や、通底している精神を意識すること。すぐれた対話技法というものに共通するのは人を大切にする心であり、その人に元来眠っている力を引き出そうとする姿勢のように思える。」といったことが書かれている。
それを踏まえて改めて本書を振り返ってみても、たしかに相手を動かしてやろうなどというものは無い。相手の力を引き出すこと、相手の主体性を重んじること、相手の気持ちを同じよう -
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いわゆる睡眠本を数多く読んできたが、本書は量、質ともに暫定1位。最新の医学的な知見がふんだんに盛り込まれている。
・日の入りとともに入眠し、日の出とともに起きる実験。途中で2時間目覚めている時間が見られた。
・3つの体内時計(1日、半日、2時間~1時間半)
・体内時計は眠気だけでなく、やる気、意欲にも関係する。
・フロアランプだけで体内時計は大きく狂う。
・ノンレム睡眠を奪われると生物は死に至る。
・レム睡眠が長期記憶の形成に関与している。
・P116~睡眠障害チェックリスト
・睡眠制限療法
・睡眠儀式。寝室は眠るとき以外には使わない。
・牛乳は安眠効果と抗うつ作用がある。
・起きて2時間と -
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本書は、たなぞう参加者の必読書といっても過言じゃない本です。う〜ん、ほとんど全員が全員すべて当てはまる典型的な患者か確信犯だといってもいい位ですね。特に特徴ある物言いの、私を含めて、何人もの名前が、次から次へと、スグ思い浮かんで来ます。自己顕示欲丸出しの、生意気極まりない噴飯ものの破廉恥野郎諸君さま、私も貴方と同類相哀れんで、仲睦まじくけっして韜晦せず今後も傷舐め合って時には罵倒など成し喧嘩も面白い座興で欲求不満解消の一助となればこれ幸いですね。私は、けっして、このことを否定的に言っているのではありません、念のため。岡田尊司は本書で、この症状を持つ者が殺人や事件を起こす張本人だと分析してみせる
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人格障害について、それぞれのタイプの解説が詳しく、また否定的な面だけでなく才能を伸ばしうる分野についても言及している点がとても興味深かった。読んでいて人間誰しもいずれかの人格障害的な側面を持ち合わせているだろうなと思った。例えば自分は軽度の回避性人格障害?と思う。そういった意味でも他人事とは言えないトピックだと思う。人格障害を生み出す原因となっている現代社会の諸特徴とそれらを是正するための方法についても書かれているが、私個人としては全面的に肯定できる内容。年少者の犯罪の凶悪化について取りざたされることが多くなっていたが、変質したのは子ども自身であるはずがなく、周囲の大人たちであるのは間違いない
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人間の幸福とは何かについて考えさせられた。キルケゴールは絶望することが死ぬことだと言っているけど、この本は「愛着障害」が人間が絶望に至る要因の1つだとしている。
愛着障害とはオキシトシンを感じる脳内の受容体がうまく機能していない状態のことで、それによって安心感や幸福感を感じにくなる状態のことだ。
そしてオキシトシンの感じ易さには、幼少期の経験が大きく影響している。
愛情を感じて育ったか、否か。自己肯定感や自己有用感といった自信の源は幼少期の経験が大きく影響している。
オキシトシン、エンドルフィン、ドーパミンという3つの脳内伝達物質が人間に与える影響と、それぞれがどのような時に分泌されるかと -
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今から10年以上前に出た本なので、
若干内容に「ん?」と感じる部分(やたら母親の愛情が大切だと強調している点など)はありますが、
おおよその内容は納得できるものでした。
この症状はうつ病なのか、ただの不眠症なのか、統合失調症なのか?一見同じに見える症状について、相違点が細かく説明されており、身体の不調と異なり、目に見えない精神疾患の診察がとてもややこしいことが垣間見えます。
自分にとっての「安全基地」となる人との関係をはぐくむことが、精神を壊さないようにするために、必要不可欠なことがよくわかります。
そして、その安全基地を作れないが故に壊れる人が多く、また、生まれ持った性質や生育の過程のせ