【感想・ネタバレ】パーソナリティ障害 いかに接し、どう克服するかのレビュー

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Posted by ブクログ 2023年01月04日

自分のことをより深く知りたいとの思い、勉強の意味合いも含めて読んだ。自分の抱えている問題が見えて、うんざりもしたけれど、対策も見えてきた。普通って何だろう。どこからが逸脱でどこまでが許容範囲なのか。どこまで突き抜ければ、逆に認められるのかとか、色々と考えながら読んだ。
パーソナリティ障害の方々と向き...続きを読む合う時の助けになるのは間違いないし、これまでよりも自信を持って関わっていけるし、何度も読み返して教科書のように使っていきたいなと思う。

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Posted by ブクログ 2022年07月27日

個人的には人を見る視点が2倍3倍にも広がった1冊だった。
種々あるパーソナリティ障害の特徴として2点挙げられていた。
①自分へのこだわりが強い
②極度に傷つきやすい

この2点は自分にも当てはまると感じながら本書を読んでいたが、どのパーソナリティ障害の特徴をみても程度の差はあれ共感できることが多かっ...続きを読むた。

障害とは言わないまでも、そういう傾向は誰しも持っているもので、取り巻く環境や状況によってどの要素が前面にあわられるのかわからない。もともと持って生まれた性格のように思っていたけれど、そんなことはなく大人になってから現れることも多いことに驚いた。
もしかしたら自分もそうなっていたかもしれないと想像すると怖く感じた。
著者も言われていた通り、パーソナリティ障害は強みにもなるので、自己分析して、自分の特徴を知ることでうまく社会に馴染んでいく試行錯誤が必要なのだと改めて思った。

みんな生きづらさを抱えているが、ありのままの自分の性格を受け入れ上手にコントロールすることで生きづらさが軽くなる。だから、自分としてもそういった生きづらさを抱えた人が少しでも楽になるように頑張っていきたい。

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Posted by ブクログ 2022年02月17日

パーソナリティ障害は、一言で言えば、偏った考え方や行動パターンのため、家庭生活や社会生活に支障をきたしている状態
(支障が出てなくとも特性がある場合はパーソナリティと呼ばれる)

大きな特徴は、自分に強いこだわりを持っていることと、とても傷つきやすいこと

パーソナリティ障害は本書では10に分類され...続きを読むており、それぞれの特徴や克服方法、また当事者との関わり方について説明している

ちなみに1つだけのパーソナリティに当てはまるケースは意外にも少なく、2.3個の特性を持つ人の方が多いそう

障害の診断まではいかずとも多くの人に特性はあって
その特性について知ることは、自分や他人との向き合い方におけるヒントを与えてくれるんじゃないかなと思う

発達障害のように一方的に広く認知されるのは問題があるだろうけど…難しいところ

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Posted by ブクログ 2021年08月29日

パーソナリティー障害を分類別に、万人に解りやすく平易な言葉で解説している。
どの分類も、定義、症状、原因、事例、接し方、治し方の順番で記述されている。
経験に基づき具体的かつ実践的であり、所々に著者の人生訓も織り交ぜられている。
各分類ごとに、身近に思い当たる人をイメージしながら読んだが、思わず頷い...続きを読むてしまうことが多く、マーカーを引くところばかりで、全てが参考になった。
いくつかの分類は、大なり小なり自分にも当てはまりそうであり、人間なら誰でもそういう一面があるのではないか。
特に接し方は、今後も必要な時に読み直したいと思う。

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Posted by ブクログ 2021年08月23日

パーソナリティ障害のチェックリストが載っているし文庫本で読みやすくわかりやすい。
克服方法も載っているし、周りの人の接し方もわかりやすく書いてあると思う。

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Posted by ブクログ 2021年06月06日

パーソナリティ障害は10タイプもあることを初めて知りました。それぞれの特徴と対処法がとても分かりやすく書いてあり、参考になります。

「うまくいかないことがあったとき、他人のせいにするのをやめてみるといい。うまくいかないことがあったときこそ、自分を強くするチャンスなのだ。失敗と挫折のストレスに耐える...続きを読むことが、その人を強くする。」

「そこそこの年になれば、人は自分のパーソナリティに対して責任があると思う。その年になれば、親や不遇な環境のせいにばかりはできないのだ。いかに生きてきたかが、その人のパーソナリティには、顔に刻まれた皺のように刻まれている。」

長年、人付き合いでモヤモヤすることが多かったのですが、この本で解決しました。
手元に残しておきたい名著だと思いました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年03月20日

回避性、依存性、強迫性、妄想性、シゾイド、失調型、演技性、自己愛性、境界性、反社会性の各パーソナリティ障害について、解説、および、その人にどう接すればよいか、あるいは、その人がどう克服していくかについて解説された本。
さすが新書だけあって、非常に分かりやすく整理されている。
身近にいる人が、パーソナ...続きを読むリティ障害なのかどうかはさておき、こういう傾向あるなあと思い当たるふしもあるし、その人にどう接すれば良いかも書いてあるので大変参考になる。
なにより、自分のことが良く分かった(分かってしまった)。まあ知ってたけど。過去のトラウマに起因するもので、簡単には克服できないものなんですが、まあボチボチやっていくしかないですね。

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Posted by ブクログ 2020年05月06日

仕事、私生活においてどうも普通ではない、という人に時々出会ってきた。距離をおける人であれば、とにかく近寄らない、関わらないというスタンスで対応してきたが、顧客担当者となるとそうもいかない。そう言った人の思考、特徴などを知りたく、何となく手にとって読んでみた。パーソナリティ障害なるものを初めて知ったが...続きを読む、過去に苦しめさせられた人々の特徴がまさに記載されており合点がいった。筆者の感覚だけでなく医学的な見地を織り混ぜて記載されており、安心して読み進められた。

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Posted by ブクログ 2020年04月15日

私が機能不全家族の介護に関わる中で、ずっと「おかしい」とモヤモヤ感じていたことを明確にしてくれた本です。
きっかけは、要介護者のために行政や包括支援センター、介護事業者や家族が集まった会議の中で、家族以外の人(他人)が「(要介護者の言動について)絶対におかしいわ~」と発言されたこと。ずっと私は「おか...続きを読むしい」と感じていたことが、やっぱり他人も「おかしい」と感じているものだと。
ネットで要介護者の「おかしさ」をキーワード検索し、ようやくこの「パーソナリティ障害」にたどり着きました。
精神科医ではない人(私)が病名を決めつけることはできないと分かっていますが、この本に書かれていることの大半が当てはまるということで、私の気持ちもスッキリ。不可解な言動の背景には何らかの障害がある可能性のあることを、この本を読んで理解することができました。

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Posted by ブクログ 2015年03月31日

自分自身、まともで立派でありたいと思うのだが、心の傷のようなものが障害として外に現れてしまうことがある。

三冊くらい繰り返し買った本。
「うわ!この人あるある!」と、
あの人のパーソナリティも的確に表現していますし、
「うわ、これワイやん」
と自分の中の「何でこんな死にたいんだ」病理を正確に描き出...続きを読むしてくれているだけでなく、ちゃんと乗り越え方もかいてくれているので、かなりありがたい。

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Posted by ブクログ 2013年09月08日

人格障害と一括りにされがちな疾患を、わかりやすく分類してくれている.
教科書的な文言だけでなく、実例を交えているので細かいニュアンスも伝わってきて親切設計.
こういうのは事例を経験しないとなかなか腑に落ちないんですよね.
ただ人格障害の原因を親の養育に絞りすぎてる感があって、本当かな?とちょっとそこ...続きを読むはひっかかりました.

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Posted by ブクログ 2016年01月11日

人格障害と言うと聞こえは悪く自分とは切り離そうとしてしまうけど、
人には必ず人格があって複数に該当することはよくあるらしい。
タイプ別の克服方法が具体的で、たとえ"障害"とまではいかなくても参考になると思った。
対処法については周囲の人の苦しみを考えたら押し付けられるものではない...続きを読む難しいもの。
でも勉強になった。

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Posted by ブクログ 2023年03月21日

精神的に疲れてきて、何か心の置きどころが悪くなっていたところに出会った本。

自己診断まではしていないが、こんな気配を感じた。
特に当てはまりそうなのは、自己愛性パーソナリティ障害。以下、引用。
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このタイプの人は、対人関係において、賞賛だけを捧げてくれればいい大多数の者と、しばしば現実面では無能...続きを読む力な本人の世話をし、さまざまな現実問題の処理を代行してくれる依存対象の二種類を求める。
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ここまではっきりとではないが、認められたい自分、ただそこまで認められていない自分に葛藤がある。
今の仕事の取り組み方が『中学校時代のようだ』と感じることもあるが、これっていうのもこどもっぽいの裏返しではないかと思う。

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Posted by ブクログ 2021年07月15日

パーソナリティ障害全般について精神分析的な立場などから論じられている。内面を理解するのに非常に役立つ。初学者でも読みやすい。

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Posted by ブクログ 2021年05月29日

精神科医による、パーソナリティ障害の分類とその克服法について書いた一冊。

一口でパーソナリティ障害といっても、ほぼ健常者と変わらないものから障がい者に近いものまで様々なものがあり、その種類によって対象法が異なることがよくわかった。

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Posted by ブクログ 2021年03月16日

パーソナリティ障害は一つの病気なので、理解することが大事だと思った。

今まで生きていて異常だなと思う人に多々出会ってきたが、もしかしたらパーソナリティ障害があった人達だったのかもしれない。

正直そういう人とはあまり関わりたくないし、無視すると思うが、理解には努めていこうと思った。



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Posted by ブクログ 2020年04月12日

パーソナリティー障害がとてもわかりやすく解説されている本。
部下との接し方について考えていたが、この本のおかげで、良質なコミュニケーションをとることができるようになった。

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Posted by ブクログ 2020年03月28日

この手の分野では必ず紹介されるほど、長く読まれてきた名著である。

職場を見渡しても、「あぁ、この人は…」というのは容易にみつかるものであるが、(特に自己愛性や反社会性の人に対し)正しい接し方がわからず、非常に困っていた。

この問題について、パーソナリティ障害をさらにタイプ別に分け、その付き合い方...続きを読むについて指向されており、ノウハウとして非常に役立つものである。

ただ、すこし学術的、分析的なところもあり、実践としてはあわせて「べビー社員―職場をイライラさせる幼稚な人の深層心理」や「プライドが高くて迷惑な人」なども合わせて読むと効果的かと思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年02月19日

同著者の『ササっとわかるパーソナリティ障害』からより理解を深めたい方におすすめの一冊。各パーソナリティ障害の特徴と背景、接し方、克服のポイントについてまとめられている。
パーソナリティ障害の根底には自己愛の問題がある。その生きづらさを補う防衛のために偏った認知行動スタイルがパーソナリティ障害である。...続きを読むそれが個人により様々な形で現れるため、10種類も細分化されているが、どのタイプも急激なストレスなどにより自己愛の防衛が崩れたら境界性パーソナリティ障害の様相を帯びる。
他の方も指摘されている通り、この本は全タイプの総論のようなものなので、特に重要な(と言ったら語弊があるが)境界性や自己愛性については、単独で扱った本でも勉強する必要があると思う。

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Posted by ブクログ 2013年07月17日

障害という言葉がややキツイけど、パーソナリティ障害のない人はいないと思う。この分析結果を受け止める事が、生きてくためには大切だと思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年01月10日

パーソナリティ障がいの人とはとにかく離れること、と勝間塾月例会(20110920)で学んだ

それについてクリティカルシンキングしてみるきっかけとなった本

確かにパーソナリティ障がいの人は人間関係のトラブルが多い

しかし、それは「愛情飢餓」からきているのであれば、離れることは対処療法にしかならな...続きを読む

パーソナリティ障がいの人が「孤独」の淵に追いやられて、どうしようもないかというとそうとも限らず、その対処法が書いてある

グラッサー博士の選択理論と同じで「変えられるのは今の自分と未来だけ」とパーソナリティ障がいの人本人が自覚&覚悟すること

心の闇へ歩むか、明るい日向を歩むかは、「思考」「行動」といった前輪のハンドルを正しく操作することで決まる

グラッサーの選択理論と渡辺奈都子先生の著書が一般の人向けに書かれているのに対し、この本はより深刻に苦悩している人向けとも思える

パーソナリティ障がいの人が障がいを強みに変えた事例(マーガレット・ミッチェル、ココ・シャネルetc.)が豊富なのもいい

人柄が円くなる、人間性の熟成といったことがパーソナリティ障がいの人にも可能性はあるという

ただし、こういった障がいに対して画期的な治療ができない理由が「医療経営の問題」や「有効な治療を施すスキルの欠如」という点は急務の課題かと思う

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年03月29日

お医者さんが書いている本にしては、突っ込んで書いてある本。自分の感覚とも近い。パーソナリティーはそれぞれの人の魅力にもなる、そんな風に年を重ねるにはどうしたらいいか、自分のパーソナリティーを見直し、よりよい生き方を考えるきっかけにもなると思う。身近にパーソナリティ障害を抱えた人がいる場合の対応のポイ...続きを読むントも書いてあって、実践的な本です。

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Posted by ブクログ 2023年02月04日

パーソナリティ障害について詳しく書かれていたので勉強になりました。自分や周りの人もかなり当てはまり怖いくらいですが、深く知ることができて良かったです。

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Posted by ブクログ 2022年09月14日

パーソナリティ障害のあれこれを知りたい時には岡田先生。非常にわかりやすく、それぞれのパーソナリティ障害における特徴や囚われまで記載されており、取扱説明書として役立つと感じた。誰であれ、これらの傾向も少なからず持っているだろうなと言うことを感じた。それは決して悪いことではなく、1つの特性であると言うこ...続きを読むとを理解し、自分も他人も上手に接していくことが良い人間関係構築のために必要なんだろうなと感じた。

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Posted by ブクログ 2021年04月25日

パーソナリティとパーソナリティ障害は、社会生活に支障が出ているという点で区別しなければならないが、実際はグラデーションのようなもので、判別は難しいと思った。接し方のコツと克服のポイントがそれぞれの項で述べられているので、巻末のパーソナリティ傾向チェックとともに活用すると、少しは自分のパーソナリティに...続きを読む由来する生きづらさに自覚的になれるかもしれないと思った。

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Posted by ブクログ 2018年05月21日

リンカーンは、こう言っていた。
『中年を過ぎたら、人は自分の顔に責任がある』

筆者がパーソナリティ障害に惹かれる理由は、背負わされた重荷の重さにもかかわらず、それをはねのけていく姿に、人間の強さや素晴らしさを感じるからだと述べる。
ぼくも同感である。


パーソナリティ障害とは、
愛することと信じ...続きを読むることの障害である。
対等で信頼しあった人間関係を築くことの障害である。
傷ついた片羽根で、
だからといって飛ぶのをやめるわけにはいかず、
必死になって飛び続けてきた結果、
「変な飛び方だ」「近づくと巻き添えをくらう」
と周囲に煙たがられるような、
そんな飛び方が、パーソナリティ障害というものである。


障害を克服した人は、とても魅力的なパーソナリティとして円熟する。しかし一方で、ひきずったまま年をとった人は、煙たがられ、見せかけだけの関係で結びついた人ばかりに取り囲まれることになる。信頼できる人は離れていき、次第に孤独になる。
どんなに社会的に成功しても、克服できていなければ、
人生は空虚なままである。
生涯かけて、成功や金や欲望では空虚が満たされないことを
証明するための人生となる。


幼い頃は、遺伝や育った環境に強く影響されるため、
運命に逆らうことはできない。
ある意味で、どうしようもない。
しかし、大人になれば、
もはや親のせいや環境のせいにすることはできない。
問題を維持させているのは、
他の誰でもない、自分自身なのである。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年10月21日

「離陸した早々に、片羽根が傷ついたからといって、人間は飛ぶのをやめるわけには行かない。傷ついた片羽根を抱えながら、飛び続けるための必死の努力と対処の結果生み出されたものが、少し変わった飛び方であり、パーソナリティ障害の人の認知と行動のスタイルなのだ。何不自由なく飛んでいる者から見れば、それは、少し奇...続きを読む異で、大げさで、危なっかしく不安定に思える」
「少々変わった度の過ぎた振る舞いには、その人が抱えている生きづらさが反映されている」

自分のパーソナリティに比較的近いところのみ熟読。
自分を知りたくて読んだが、思いのほか、身近で何人もの人がはっきりした「パーソナリティ障害」を抱えていると感じた。

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Posted by ブクログ 2014年03月09日

副題に『いかに接し、どう克服するか』とある。克服は難しいと感じたが、どう接するかは、ヒントになった。各論を読むと、これもスペクトラムになっていると感じた。

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Posted by ブクログ 2013年04月11日

困ったちゃんのパターン総覧。人格のどこかに深い病巣を抱えている、というのは成功の必要要件かもしれない。病巣は利用し活用するもの・・とはいえ、凡人は折り合いをつけるだけで精一杯で、なかなか活用迄には至らない。良きパートナーの存在が必須と思う。

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Posted by ブクログ 2012年11月07日

この本を読むと大帝の人は何かしらのパーソナリティ障害を持ってるんじゃないかって、思う。歴史上の人物や有名人や映画や小説などから具体的な症状の例がとてもわかりやすかった。

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