岡田尊司のレビュー一覧

  • あなたの中の異常心理

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    完璧主義、窃盗癖や過食症、依存症など、日常に溢れかえってる精神的な問題について書かれてある。
    一貫して、主張されてるのは『幼少期の愛情の大切さ』かな…
    最後の方に書かれてた「不完全な存在こそが安定している」、という言葉がよかった。完璧は実はすごく危ういものだと、そこにこだわりすぎると視野狭窄に陥り破滅してしまうかもしれないと教えられた。

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    2023年05月08日
  • 社交不安障害 理解と改善のためのプログラム

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    ネタバレ

    現時点で診断されているわけではないが、社交に不安を感じやすいため拝読。
    かつては当事者であった精神科医により書かれた本書は、社交不安障害を様々な角度から解説することで本質的な理解が得られ、具体的な改善策についても複数述べられており自己理解が深まったと思う。(一部、?な改善策もあったが)
    また、141ページなのでさくっと読めるのも良い。
    他者に良く思われるように完璧にふるまわなければならないという基準にとらわれるほど失敗したらどうしようと不安を強めてしまうとか、他者が自分の不完全さを暴くかもしれない存在として感じられるとか、まさに思ってるなあ。
    本書の核となる主張は「不安になろうがなるまいが、そ

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    2023年04月30日
  • ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術

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    結局、適応とは、その人がその人らしく生きるということになるのではないだろうか。

    「おわりに」に記載されていたこの一言が全て。

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    2023年04月28日
  • 生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害

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    回避型愛着スタイルと回避性パーソナリティ障害は別物であることを知れたのが一番よかった。どちらかと言えば、恐れ・回避型が該当するようで、スキゾイドの方が回避型に近いらしい。

    パーソナリティ障害は、個人的に境界例や自己愛などB群のイメージが強いが、A群やC群も見落とさないようにしなければならない。自閉症や社交不安症にも本文中で言及されていたが、見誤ると対応も変わってくるので、それら複数の可能性を頭の片隅に置いておきたい。

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    2023年04月27日
  • マンガでわかる 愛着障害~自分を知り、幸せになるためのレッスン~

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    自分が愛着障害だとは薄々感じていましたが、この症状も愛着障害の現れだったのか、と知ることが出来ました。(おわりに の友人が自分の子供を異常に持ちたがらない発言をすることが私の日々の言動と一致していました、)

    入門的な本なのかもしれませんが、私のように鬱で文章を読むことが苦しい人には、マンガなのでピッタリだと思います。

    これを読んだ限り、私は不安定型愛着スタイルの中の、特に「恐れ・回避型」の可能性が強いなと感じました。

    巻末のテストは、「どちらとも言えない」が不安定型として加算される設問が多かったため、あまりあてにならないなと感じました。
    本全体を通して、自分がしっくりくる型を探して目星を

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    2023年04月24日
  • インターネット・ゲーム依存症 ネトゲからスマホまで

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    精神科医で実際にさまざまな患者の治療にもあたっている著者による、インターネット・ゲーム依存の危険性を説いた書。

    日本人によってこのトピックについて書かれた本は少ない。この本では日本に関連する色々な情報を得られて参考になった。諸外国に比べ、政府によるスクリーンタイムの規制が少ないのはどうにかした方がいいような。この本は8年前の本だけど、状況は変わってなくて残念。

    自分がインターネット依存ではないかと不安になっている人は、まずこの新書を読んでみるといいのではないか。もしくはお子さまがインターネット・ゲーム依存ではないかと思う親御さんにも。このトピック関連の本で、実際の治療に基づいた知見から対策

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    2023年04月03日
  • パーソナリティ障害 いかに接し、どう克服するか

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    精神的に疲れてきて、何か心の置きどころが悪くなっていたところに出会った本。

    自己診断まではしていないが、こんな気配を感じた。
    特に当てはまりそうなのは、自己愛性パーソナリティ障害。以下、引用。
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    このタイプの人は、対人関係において、賞賛だけを捧げてくれればいい大多数の者と、しばしば現実面では無能力な本人の世話をし、さまざまな現実問題の処理を代行してくれる依存対象の二種類を求める。
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    ここまではっきりとではないが、認められたい自分、ただそこまで認められていない自分に葛藤がある。
    今の仕事の取り組み方が『中学校時代のようだ』と感じることもあるが、これっていうのもこどもっぽいの裏返しではないか

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    2023年03月21日
  • マインド・コントロール 増補改訂版

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    1年以上前に読んだ。近々、再読しようと思っている。
    友人に「マインドコントロール」という本面白いよと勧めたら、私が誰かをマインドコントロールしようとしていると勘違いされた。

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    2023年03月19日
  • 生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害

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    このけがある人はビンビン響くと思います。
    周りを気にしすぎて自分のしたい事をしないのは勿体し、生きづらさを呼び込む。それに気付くのは周りからの指摘でなく本人で、周りはいかにサポートするか。

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    2023年03月17日
  • カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら

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    当時者(カサンドラ)として、非常に的を得た本であった。
    特に第六章以後は心に刺さる言葉がたくさんあった。
    何度も読み返して出来る事なら夫婦で改善を図りたい。

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    2023年03月06日
  • 生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害

    匿名

    購入済み

    ほぼ合ってる

    何事にも面倒くさく、やる気がない。物心がついた頃からそうで、感情表現も乏しく、対人関係は見るも無惨。学生時代はまだ良かったが、社会に出るとともに良くなるどころかひどくなり、会社も飛び出すようにやめてしまった。

    外に出るのも億劫になり引きこもるようになってこの本を読んだ。
    社会に出たら良くなるってこと以外は、ほぼ当たってて自分はそういう障害を持っているんだと納得できる内容だった。

    納得はしても、今まで蓄積された劣等感やゴミクズのような自尊心を、どうにかできるものでもないのだけれど。
    ただ、生まれ育った環境によるものもあるらしく、自分だけの責任で生きずらいわけじゃないのだと分かった

    #タメになる

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    2023年03月05日
  • 回避性愛着障害~絆が稀薄な人たち~

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    中身は結構難しかったです。。
    回避性パーソナリティにもいくつか種類があるっていうのと、それがどういうものか、どう変えていくか、いろんな人のエピソードを交えつつ、といった話だったかと。
    ただ、あとがきの手前に書いてあった、結局のところ人は死ぬので、それまでの間どう生きるか。回避し続けるもよし、挑戦していくのもよし、あなたはどっち?と問われた点はインパクトあった。
    一般常識的には、挑戦する人生の方が良いとされてはいますが、それですら人によるわけなんで、どう行動するか読者次第なんでしょう。
    自分のことを振り返ってみると、ああいう過去があったから今の自分はこんな感じになってるんだなとか、逆に今の自分の

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    2023年03月04日
  • マンガでわかるパーソナリティ障害~もっと楽に人とつながるためのヒント~

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    うつや不安障害を掘り下げるとパーソナリティ障害が見つかるケースもあるという。
    いくつかのパーソナリティ障害をマンガでわかりやすく伝えている。

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    2023年02月27日
  • 回避性愛着障害~絆が稀薄な人たち~

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    私は岡田先生の他の本で、不安型だと分かっていたので、こちらは参考程度に…と読んでいたのですが不安型であっても回避型も当てはまることが多いし、何より周りに回避型の人が多いのでとても参考になりました。かなり細かく解説してくれていて、克服法もあるので良書だと思います。

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    2023年02月24日
  • マインド・コントロール 増補改訂版

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    マインドコントロールされやすい人の特徴や、されやすい環境、洗脳の流れなども書かれている。
    この方法を読むと、会社員や現代社会は、洗脳されやすい環境にあると感じられた。

    マインドコントロールには長い歴史があり、催眠術などもその1つのようだ。
    催眠術をかけられた人が犯罪を起こしたり、
    冤罪の記憶を「思い出した」り、
    人の意思や記憶が、いかに薄弱なものかを実感した。

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    2023年02月13日
  • ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術

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    適応障害について理解が不足している事に大いに気づかされた1冊。適応障害になりやすいパーソナリティについて、世間でよく出会う事例と合わせて紹介されておりとてもわかりやすい。適応障害を「心の病気」と安直に捉えるのではなく、その形成過程や自助努力の大切さを学ばせてもらった。適応障害は社会のどのような形であれ組織に属して生きていくうえで自分自身や他者も陥る可能性があるものと理解できただけに、再びどこかのタイミングで再読したいと思った。

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    2023年02月09日
  • 夫婦という病

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    ここにもオキシトシン。
    今後の夫婦の在り方まで展開したのはちょっといきなり感があったかな。
    ルーサロメとオードリーヘップバーンの部分はちょっと紹介と言うより研究色が強くて重かった。

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    2023年02月06日
  • 愛着障害~子ども時代を引きずる人々~

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    ■ Before(本の選定理由)
    気を引くタイトル。
    虐待の連鎖、ということで無く「愛着」という子供が自然に求めるものに障害の言葉がつくのが恐い。

    ■ 気づき
    共感はできるが、あの有名人もほら!愛着障害!という論理展開は途中から嫌な感じがした。
    たまたま、最近夏目漱石の半生小説を読んだので、愛着障害といわれると一面的にはそうだけど、、と反論したくなった。

    ■ Todo
    もっと体系的に知りたいし、自分の子供にはそうした感情をもってほしくない。私は何ができるだろう。

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    2023年02月04日
  • 回避性愛着障害~絆が稀薄な人たち~

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    子どもが小さいときの育て方で大事なのは、愛情をたっぷり注いで、安心・安全をしっかり感じられるようにすること。
    さまざまな育児本でも言われていることだが、それが将来のパーソナリティに深く関わってくることを改めて感じた。
    また、現代ではそれが個人の問題にとどまらず、社会としての傾向にも見られること、不幸な養育環境から生まれた著名な哲学者や文学者、研究者の具体例など興味深い話がたくさんあった。
    生物学的に、とか社会学的に、とか多様な角度から愛着障害について語られるが、最後は著者からの「それでも、逃げずに自分の人生を生きよ!」という熱いメッセージ。
    10年前に出版された本だが、今もこのメッセージは胸に

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    2023年02月01日
  • 発達障害と呼ばないで

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    勉強用としてメモをとりながら読む。なんでも発達障害として片付けてしまうことに疑問だったが、非定型発達との呼び方に変えるだけで、どれだけの子どもが健やかに育てるだろうと思う。改めて子どもを育てることの大変さを思う。求められたら応答する。過剰でも不足でもなく、与える。簡単なことなのに、とても難しい。

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    2023年01月22日