岡田尊司のレビュー一覧
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専門的な言葉は多いけどわかりやすくてさくさく読めた〜
そもそも自分はHSPで、あんまり人と深く関わりたくないタイプに近年ますますなっていること、多重タスクの処理がとんでもなく苦手なこと、がありだいぶグレーなのでは…?と思うことも増えたので読んでみた1冊。
決定的な理由はないにしろ、複合理由で回避型愛着障害はほぼ確なんじゃないかな〜と思う
それ以外にも時間の逆算がめちゃくちゃ苦手とか、これは気質で済ませていいものなのか?みたいのがもっとわかればいいなあ、そこまでいくと病院検査になるのか
ワーキングメモリの衰えというか機能低下もありそう。最近試験勉強してた時も「文字をみる」だけじゃ一向に覚えれな -
Posted by ブクログ
再読。自分のために読んだ。私は虐待をされたわけでもないし、極端な過保護や過干渉があったわけではない。トラウマ的な大きな出来事があったわけではないが、不安型愛着障害に当てはまることが多い。そして、時折生きづらさを感じている。何とかしたいと思い、岡田先生に辿り着く。これまでも何度か読んできた。そして今、再読が必要だなと感じている。読みたい本、読むべき本はたくさんあるのだが、今はこれが必要と思った。そして、やはり読んで良かったと思う。自身に問題を抱えて支援者となれるか、自分自身で安全基地となり得るのか。自分を知るということが大切。自分の考え方の特性、癖を知って、どうしてそうなったのかを振り返り、行動
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Posted by ブクログ
ネタバレ【なぜ】親から過去かけられた言葉、行動を自己分析の際に振り返った、なぜ親はそんな接し方だったかを分析したかった。
【ここだけ】未熟な親に育てられた人でも、自身の子供との接し方を良好に保つことはできる。これは勇気が出ることば。
【感想】自分の身の周りに起こったことと非常に近いことが書かれていた。私は子であり、親である。子供にとって荷物とならないような親で居続けるためにどうしたらいいか考え続けたい。
【メモ】
p68 秀でた共感力には想像力も求められる。それはメタライゼーションと称されるもので、人にはそれぞれ独自の心と思考プロセスがあると言うことを想像できる能力のことだ。
p78 泣いて不 -
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ネタバレ演技性は社会適応に良い影響
回避性はマイナスの影響
親密な関係を避けるよりは、関係を持とうとするほうが幸福につながりやすい
マインドフルネスと幸福感にはあまり関係がない
関係していたのは、自分に居場所や安全地帯が与えられているかどうかのほうがより決定的な要因になる
→幸福な人生を手に入れるために必要なことは、
社会でうまく適応するだけでなく、マインドコントロールができるようになることでもなく、社会的知性(演技性)や共感性を鍛えることによって、自分が受け入れられ、愛され、安全地帯となってくれる存在を獲得する技術を身につけること
応答がない関係は破綻 -
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若い頃に恋愛が下手な事に気づいた。
相手に母親の無償の愛を求めて試し行動をしてしまう。かなりメンヘラになり自分の感情コントロールが出来なくなる。仕事などでは上手く人付き合いも出来るのに、恋愛は自分が魔物のようになることが苦しかった。
母親との関係には長い間苦しみ、母に原因がある毒親なのだと母親を責めたこともあったが、母親は私への共感力に欠けて期待する変化はなかった。
母親に対しては諦めたものの、還暦近くなり夫との生活が窮屈になる。子どもは巣立ってから音信不通、毒親にはなりたくないと頑張ったのに自分も毒親になっていたことを気付かされる。
自分の中の認知の歪みに気づく。
医療機関でのカウンセリン -
Posted by ブクログ
自閉スペクトラム症、ADHD、アスペルガー症候群、カサンドラ症候群、…ではなく、回避型愛着スタイル。親との関わりが不足なことが要因のケースが多い。回避型は遺伝要因というより環境要因の要素強い。ハラリの言うホモデウスと無用者階級の世界で議論が軽んじられているのが愛着システム。性や身体のオプション化により個性が消失した世界。回避性パーソナリティ障害。回避型の人は他人がグループを形成することを嫌う。回避型人類の、人よりモノ、モノより情報への愛着の変遷によって現代の産業発展が実現している説。共感型人類と回避型人類との割合は変わってきている。回避型人類が歴史的に増えているのかは実感としては知る術はないが
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発達障害とワードばかりが先行して問題視されることに辟易して手に取った。発達障害やグレーゾーンについて、一括りにはしがたい様々な特性が複雑に隠れているのだと理解できた。
学んだこと
スクリーニングだけで発達障害の過剰診断となっているケースも多い。グレーゾーンは、発達特性+愛着障害からなることが多く、時に発達障害よりも生きづらさを抱えている。
発達障害において、特徴のこだわり症や囚われやすさ、創造性を高めることもできるが、集団生活ではハードルとなることも多い。マインドフルネスで、こだわりから一時的に離れることも効果的。
診断が大切なのではなく、それぞれの特性をきちんと理解して、必要なサポート