岡田尊司のレビュー一覧
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「最近の若者は、理解出来ない」というフレーズは、どの時代にもあったと思います。遥か昔、「新人類」という言葉がありました。これは、戦後教育と戦前教育の断絶を言い当てた上手い表現だと思いました。
では、ネオサピエンスは、どうでしょうか?
私の評価では、タイトル負けしているという印象です。ただ、この著作は、最近少し話題になったユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)
1976年生まれの歴史学者の著作の二番煎じなのは、否めないです。もちろんこれは、何の問題もありません。
個人的に好きな作家なので、楽しく読みました。著者の問題意識は、ネオサピエンス以前の知的水準が非常に高い人が持 -
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宗教や捕虜に対するマコ(略)えげつない。善意でも、例えばうつ病患者の脳に幾度も通電(激痛なので強制的に眠らせつつ)し記憶を失わせ、良い思考法を強制する治療もあった。マコされてみたいが意思の強い者を取り込むまでの工程がなんせえげつないから無理そう…断定しないで仄めかす&ABどちらを選んでも同じ方向になる選択肢を提示する、くらいは実用したい。マコは良い方向に導く為にも使える、脳をビジーにすると主体性がなくなる(子の教育に言及)、孤立&情報に溺れる現代人に自らの運命を選ぶ主体性はあるのかという問いにハッとした。
ほか。私は幼少期に与えられないものが多かったせいで、常にハングリーな人間になっ -
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ネタバレ・リフレクティブリスニング
おうむ返し、~ということですね?と言い換えたり、要約する、どういうことですか?どんな気持ちでしたか?とより詳しく話してもらう、もしかして~ではありませんか?と推測を話す
・オープンクエスチョン
・肯定的に反応する
・スケーリングクエスチョン
今、0~100でどの程度ですか?
・中立的な立場にたつ。
どちらかに誘導しようとすると、逆に振れることも。
・メリット、デメリットについて型ってもらう。
・人生で大切にしていること、嫌いなことについて型ってもらう。
・なりたい自分と現実の今の自分とのギャップに自ら気づいてもらう。 -
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ネタバレ愛着→人と人との絆の土台となる生物学的な仕組み。オキシトシンや内分泌系、脳の前頭前夜、へんとうたいが関わる。幼い頃の養育者との関係で育まれるが、その後の環境や練習でパターンが変わることもある。
・安定型
・回避型
・両価型(不安型)
・恐れ回避型
・未解決型
不安型を、安定型にするには
・振り返り力を高めて、自分や相手を客観的に見る
・自律、過剰反応のコントロール
・ありのままを肯定的に受け止める
・愛着関係で自分の身に起きたことを整理し、自分なりの理解納得を得る。
認知の歪み、二分法的認知の是正
よいところ探しエクササイズ
視点をかえてものごとをとらえ直すエクササイズ -
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借りたもの。
夫婦間のコミュニケーションにおける障害の原因が生育環境に由来する“考え方のクセ”から起こっていることを提唱した一冊。
タイトルが以前流行った“男女(脳)あるある”な本のようで、本質はそうではないという切り口が斬新だった。
同著者が提唱する「愛着障害」に関する本を何冊か読んでいる。内容はそれとほぼ同じ。ただし、コミックになって読みやすいこと、マンガの絵の綺麗さ、可愛らしさで、家族間(親子、夫婦共に)のコミュニケーション不和の不愉快さが緩和される。
コミックは「不安型」と「回避型」に分類される夫婦のケースで進んでゆく。
それらを見ていると、生きづらさ、それに起因する後天的な精神疾患 -
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ネタバレ【読んだきっかけ】
たまたまフォローしていた人に教えていただいて。
【感想】
人生ずっと暗闇のなかを歩いているような、どうにもできない「生きづらさ」を感じていた私にとって、この本との出会いは人生の転機になりました。
境界性パーソナリティについての解説がされているのですが、尋常じゃなく当てはまる。「自分のしんどさ、生きづらさの原因がちゃんと存在するんだ」ということを知ってから、本当に生きやすくなりました。
生まれてきてからずーっと「死」について考えていて、「死にたい」「消えてしまいたい」と言うこともあったし、「生」に対するこだわりがまったくなかった。自分という存在を否定し続けてきたし、自傷 -
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ネタバレ【239冊目】自分が危ういと思い、読んだ本。結果として、すごく視界がクリアになった。自分自身と付き合っていく上で、また、ストレスを感じている友人や同僚と向き合い、上司として人事マネジメントをする上でも、読んでおいて良かった。
適応障害になった友人が以前、「人事管理してる人が、うつと適応障害の違いも分からないくせに、とりあえず自分をメンタルクリニックに送っておけば良いという雑な扱いをしてくる」といっていた言葉がすごく印象に残っている。自分がその縁に立ってみて、やっと学ぶことが出来て本当に良かった。
「あなたは悪くない」みたいに一方的に甘やかすような内容だったら嫌だなと思っていたのだけど、そこ -
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アスペルガーだけに限らず、回避型愛着スタイルのパートナーを持つと、陥ってしまうカサンドラ症候群という状態。
夫がアスペルガーか、回避型愛着スタイルなのではないかと疑っています。
どちらの傾向も持っているのですが、どちらかといえば回避型愛着スタイルかな……
問題なく一緒に過ごせる時もありますが、大部分、穏やかには過ごせません。とても疲れます。
離婚という選択肢もありますが、うまく一緒に暮らしていけるなら、その方がいいので、この本がその一助になればと思い。
読んだからといって解決することでもないですが、何も知識がないまま、相手にイライラするよりは、イライラの背景などが理解できて少し気持ちも落ち -
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「学び」とは何なのか、ということを改めて
考えされられた。大学が職業訓練校のように
なることは批判されがちだが、実際、自立できる
人間を育て上げるにはどういった教育が
求められているのか。
昔から教師の間では、学校の授業に
ついていくことができる子どもの割合を
「七五三」と表現しており、これは小学校7割
中学校5割、高校3割、ということであるそう。
せっかくの10代の大切な時間を7割の
高校生は無駄、かつ劣等感ばかり植え付けられる
時間を過ごさせられている、ということになる。
子どもの特性を「視覚空間型」「聴覚言語型」
「視覚言語型」の3つに分け、それぞれの
特性を説明し、1つめの視覚空 -
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まず、「絆が希薄な人」と間近に接してみた者として…
本書をはじめ岡田先生の著書に唯一決定的に欠けているのは、安全基地となる者の条件、努力、精進を求めるばかりで、本人の自助努力も必要だという点にはほとんど言及されていないことだと思う。すべては安全基地がないせい、安全基地となる者が未熟なせい、といった印象を与えるが、最後はやはり『天は自ら助くる者を助く』ではないだろうか。
結局、愛着障害が重症であればあるほど、安全基地の存在だけで改善できるわけではない。本人の「変わりたい」「救われたい」という意志がなければ、救ってあげることなど誰にも出来ないのだと痛感する。
とはいえ、岡田先生の著書は手当たり次