岡田尊司のレビュー一覧
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●適応障害はうつと間違われやすいが、原因が除かれたときに速やかに回復するかで見分けられる。(適応紹介は非常に多い症例とある。)
●自分自身も心当たりがある部分があり、これらの症状を和らげていくのに非常に有用な部分もある。(認知の仕方)。またゴールや目標を決めていくなど、適応障害に陥れば厳しい乗り越え方も有り、それぞれの人に合ったやり方を模索していく必要があると考える。
内容:
1ストレスに負けない生き方
ストレスに負けないためには負荷>対処+支え とならないようにすることが重要。環境を変えること、支えてくれる人を持つこと、負荷を減らすこと(休むも有り)が必要。ストレスはあくまでも外部からの危機に体が反応している状態であり、長く継続すると「うつ」に進行するので甘く見てはいけない。
2.生きる意味と適応
・フランクルの強制収容所での体験を乗り越えた境地
極限的な状態においても、人間は生きる意味や価値を見いだすことで乗り越えることがある(態度的価値という)。(適応障害でうつの状態では厳しいと思う)
・認知の仕方
よく言われる認知療法:自己否定、完璧主義、白黒思考、過度な一般化、自己無力感が認知をゆがめ、ストレスを重くする。
3.へこまないための思考法
・良いところ探し、期待をしない、自分の努力に自信を持つ、認知の仕方、気持ちの切り替え -
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ネタバレ愛着の話は、夫婦(男女関係?)を分析するのにすごい分かりやすかった!安定型と不安定型、不安型と回避型。上手くいかない夫婦はだいたいはどちらか(もしくはどちらも)が不安定型で、さらにそれぞれが不安型と回避型だから気持ちが離れていってしまうケースが多い....。でも、カウンセリング受けたり自分たちを見つめ直したりして変化していって関係が修復された夫婦もおる。そもそも従来の「夫婦」という形が現代やそれぞれの人々に合うかは分からんし、それは二人の形を見つけていけば良いものだけど、結局思いやりというか優しさなしではうまくいかんな〜と思った。それは無難な解釈とかではなく、安心できる相手と話したり触れ合ったりすることでオキシトシンが分泌される人間の仕組みゆえ!今や3組に1組が離婚する時代だし、4人に1人が産後うつになる世の中だけど、多分やり方や考え方次第でそれを超える幸福があるんだろうな。でも自己愛を追求するのもそれはそれで人生だから私が決めたこと・私が良いと思うことが正解!思いやりとかむずいけど、相変わらず自分や目の前の大好きな人たちを大切にして生きてこ〜と思える本。
〜引用〜
そもそも怒りという感情を我々がもっているのは、それが有用なものだからだ。怒らないものよりも怒るものの方が生き残れたから、人類に至るまで、怒りの感情が保持され続けているのだ。
怒りには機能的怒り(相手とのコミュニケーションや関係をより深まる方向に促すこともできる)と、非機能的怒り(ばかりが繰り返されることが問題)がある。
非機能的怒り→自己愛的怒り、両価的怒り(アンビバレントで天邪鬼な反応)、傷つけられたことへのとらわれ
そもそも怒りは、我が身や大切な存在を守るためのものだ。 -
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自分用メモ
自分が何者か分からず、生きることに常に迷いや違和感を抱え、本当はどうすればいいのか、どうしたいのかと揺らぎ続けている。
正解のない問いを問うこと、それこそが哲学するという営みである。
人はパンや水を求めるのと同じように、誰であれ活きるための哲学を必要とする。
生きる意味とは何か?そこに合理的な正解や科学的な答えなど無い。
死にたいと言っている人間に、生きなさいと合理的な理由を挙げて説得することなどできない。
「人生の問題は語ることが不可能な問題であり、言葉を並べることは論理的には無意味なのである。」
ニヒリズムのように、生きることには何の意味もないと悟ることで、むしろ自分を開放し、自由な力を取り戻すことも、活きるための哲学である。
ルートヴィッヒ・ウィトゲンシュタイン「私の親愛なる父は昨日の午後死にました。それは、私が想像しうる最も美しい死でした。私は彼が息を引き取るまでの数時間の間、一時も悲しみを感ぜず、むしろ、最高に喜びを感じました。」
祈りとは、生きることの意味について思うことである。
現実から距離をとることと、現実から事実を超えた意味を汲み取ること、それはどちらも、活きるための哲学として、精神の破綻から身を守るためのものである。
時間の中ではなく、現在の中で生きる人のみが幸福である。
自分を超えたものとつながる。 -
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人間誰しもが何らかの形で抱えている異常心理(精神病ではない)について。多くは幼少期にその萌芽があるという。有名な人たちを実例として取り上げており面白い。
完璧主義者の三島由紀夫やガンジー、東電OL殺人事件、それとは反対に泥と垢にまみれても生きる強さを発揮した水木しげる。
いじめが持つ麻薬のようにクセになる快感。過食や万引きも幼い頃に刻まれた飢餓感を代償しようとする衝動に基づく。
ひがみが度が過ぎて異常になってしまうこと。人間の脳は仲間はずれに敏感に作られている。
精神的な逃げ場として現れる多人格。
曖昧なアイデンティティしか持たないドールハウスの住人。これに取り組んだのがショーペンハウアーの意志と表象としての世界。グレートマザーによる支配が狂わせたネロやニーチェ、ヘミングウェイ。そして親に対する罪悪感から幸せになることを恐れる心理。全か無かの二分法的思考に毒されないことの重要性。 -
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ネタバレ精神科医によって書かれた本書。適応障害を中心に、ストレスについてや対処法・考え方のアドバイスなど分かりやすく書かれています。
葛藤は生きている限り消え去らないけれど、うまく試練を乗り越えていくためのヒントが書かれていて人生・生き方指南書としても読めます。
他書にはあまり書かれていない「適応能力が高すぎる人も症状が出るまで気がつかず適応障害になる場合がある」ということが書かれており、「まさか自分が(あの人が)メンタルやられるわけがない」と思ってしまう人にも読んでいただきたい書です。
適応障害は、『病気として治療して完治』というものでなく、その人の特性と環境がうまく調和するように、スキルトレーニングをしたり、物事の捉え方を修正したり、またその人が活かされる社会(家庭や学校・職場)が整うことが必要なので、周囲の理解が欠かせないと思いました。 -
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HSPという概念に興味があり、読んだ。
HSPが精神医学史において取り入れられなかった理由から始まり、広い概念である"HSP"、いうなれば「過敏性」に関して、とても深く掘り下げられた本。
まず、過敏性を「神経学的過敏性」「心理社会的過敏性」「病理的過敏性」の3つに分類し、各過敏性の「社会的適応度」「生きづらさ」「幸福度」を具体的な数値で示すなど、研究結果が詳細に示されている。
さらに、過敏性に関連がある精神疾患の中で、特に「発達障害」「愛着傷害」を重点的に取り上げている。それぞれの疾患との関係性について、十分に考察されており、面白い。
この本を読むと、世間で流行している"HSP"という概念が、複雑なものを単純に一括りにした、少なくとも現状では「俗語」の域を出ないものと分かる。(著者が直接そう言っているわけではないが、私はそう感じている)
とても勉強になったが、内容が少々専門的過ぎるので、マイナス1とした。 -
Posted by ブクログ
研究が進んでいろんなことがわかるようになった人類(医学の進歩)
自分の生きづらさの原因がはっきりわかった
やっとだなー
やっとはっきりわかってよかった
今さら安定型愛着を求めなくても、一人で生きていくスタイルを確立できたし(苦笑)、
迷わず拒否してもよいということを確信持てた
それはよかった
一人でも平気
長かったなー
安定型愛着スコア 3< 不安型愛着スコア 13 < 回避型愛着スコア 16
愛着障害の克服において必要なこと
「自分のことを何でも話せる人との出会いがきわめて重要」
何でも話せる人の条件(愛着障害者のための「安全基地」となる5つの条件)
1つ目(一番重要) 「安全感を保証する」
愛着の問題を抱える人にとって、一緒にいても傷つけられないことが、最優先されるべき安全基地の条件
2つ目「応答性」
相手が求めているときに、応じてあげること
相手が求めていないことや、求めていないときに余計なことをするのは、応答性から外れている
相手がするべきことまで肩代わりすることは極力避けなければいけない
3つ目「共感性」
「応答性」も「共感性」も基本は受け身
主役は本人であり、支える側ではない
“自分のほうがすぐに主役になってしまう人は、よい安全基地にはなりにくい”
4つ目「安定性」
相手の求めに応じたり応じなかったりと、その場の気分や都合で対応が変わるのではなく、できるだけ一貫した対応を取ります
5つ目「誠実さ」
相手を一人の人間として本心から大切にする姿勢
相手の気持ちを尊重しつつ、必要なときには、4つの条件をクリアしたうえで、相手の意に反することでも、本当に大切なことを伝えられる存在
これら5つのことをクリアした人が、真の安全基地