岡田尊司のレビュー一覧
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アスペルガーだけに限らず、回避型愛着スタイルのパートナーを持つと、陥ってしまうカサンドラ症候群という状態。
夫がアスペルガーか、回避型愛着スタイルなのではないかと疑っています。
どちらの傾向も持っているのですが、どちらかといえば回避型愛着スタイルかな……
問題なく一緒に過ごせる時もありますが、大部分、穏やかには過ごせません。とても疲れます。
離婚という選択肢もありますが、うまく一緒に暮らしていけるなら、その方がいいので、この本がその一助になればと思い。
読んだからといって解決することでもないですが、何も知識がないまま、相手にイライラするよりは、イライラの背景などが理解できて少し気持ちも落ち -
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「学び」とは何なのか、ということを改めて
考えされられた。大学が職業訓練校のように
なることは批判されがちだが、実際、自立できる
人間を育て上げるにはどういった教育が
求められているのか。
昔から教師の間では、学校の授業に
ついていくことができる子どもの割合を
「七五三」と表現しており、これは小学校7割
中学校5割、高校3割、ということであるそう。
せっかくの10代の大切な時間を7割の
高校生は無駄、かつ劣等感ばかり植え付けられる
時間を過ごさせられている、ということになる。
子どもの特性を「視覚空間型」「聴覚言語型」
「視覚言語型」の3つに分け、それぞれの
特性を説明し、1つめの視覚空 -
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まず、「絆が希薄な人」と間近に接してみた者として…
本書をはじめ岡田先生の著書に唯一決定的に欠けているのは、安全基地となる者の条件、努力、精進を求めるばかりで、本人の自助努力も必要だという点にはほとんど言及されていないことだと思う。すべては安全基地がないせい、安全基地となる者が未熟なせい、といった印象を与えるが、最後はやはり『天は自ら助くる者を助く』ではないだろうか。
結局、愛着障害が重症であればあるほど、安全基地の存在だけで改善できるわけではない。本人の「変わりたい」「救われたい」という意志がなければ、救ってあげることなど誰にも出来ないのだと痛感する。
とはいえ、岡田先生の著書は手当たり次 -
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周りのことに過敏な人についての話題だったが、逆に、無頓着である「低登録」も同様に生きづらいらしい。
結局は、人が生きるうえで「困る」かどうかが、生きづらさや不幸感のカギになるのだ。
氏の提唱している生きづらさを決める特質の一つに「愛着障害」があり、今回もそれにつながっていく。
その「愛着形成」のために必要なのは、他者からの「反応」であり、この先、それがAIにとってかわられていくという部分には、人間の、生き物としての知れなさに怖さを感じる。
人らしさをあえて追求しつつある現代社会は、「人らしさが失われても平気な社会」が実現しつつあることへの反作用と考えると、言うまでもなく、「人らしさを失う」 -
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本書をはじめ岡田先生の著書に唯一決定的に欠けているのは、安全基地となる者の条件、努力、精進を求めるばかりで、本人の自助努力も必要だという点にはほとんど言及されていないことだと思う。すべては安全基地がないせい、安全基地となる者が未熟なせい、といった印象を与えるが、最後はやはり『天は自ら助くる者を助く』ではないだろうか。
結局、愛着障害が重症であればあるほど、安全基地の存在だけで改善できるわけではない。本人の「変わりたい」「救われたい」という意志がなければ、救ってあげることなど誰にも出来ないのだと痛感する。
しかし岡田先生の本からはハッとさせられること、学ぶことが多い。あらゆる理解不能な行動が愛 -
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ネタバレいくつになっても対人関係では「なにが正解なんだろう」
と思うことがしばしばある。
本書では、「これまで多くの幸福論は、心の平安や
穏やかな秩序にこそ幸福があると説く傾向にあった」
(p19)が実際には違っていて、強迫性と演技性が
幸福を手に入れやすいと書かれている。
強迫性は、真面目で、責任感に満ちた生き方の追求、
演技性は、自分よりも能力や財力をもっている人に
近づいて、欲しいものを手に入れることによって
成功している。
ただし、第7章では本当の成功や幸福は、長続きする安定した
信頼関係を築くことでしか得られず、それには肯定的認知や
愛着の安定性が大切であり、安定した愛着を育む技術を
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長期のコホート研究による結果を紹介する。健康の指標として、寿命や死亡率は最も客観的なものと言えるだろう。
アメリカの心理学者ルイス・ターマンは、子どもたちの能力が何によって決まるのかに興味を持ち、1920年から10歳前後の知的能力の高い子ども1500人を選んで、成育歴や養育、生活環境、健康状態などのデータを集めた。ターマンの死から30年余り後、ハワード・フリードマンがターマンのデータを用いて研究を続けた。
性格の中で、長寿と最も強い結びつきを示したのは、まじめで、怠りなく、自己コントロールができ、信頼に足る、慎重な努力家の傾向だった。楽をした人よりも、勤勉に向上心を持って努力した人の方が長 -
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ネタバレ「愛着スタイル」を、安定型と不安定型に分け、後者をさらに「不安型」「回避型」「恐れ・回避型」等に分類する。
用語の整理がやや分かりにくいが、内容は説得的。
発行がやや古いので、新しい情報も知りたい。
スマホ片手の子育てが増えていく以上、愛着障害を持つ人はこれからも増えていきそう。
「子どもに”ふつうに”対応しているつもりでも、共感性が欠如した応答しかできていないという場合もある。それ以上に悪いのは、子どもが求めているのに反応しないことである。」(59頁)
「心のエネルギーは、物理的なエネルギーと違って、使えば減るというものではない。ほどよく使うことによって、さらに生み出されるものであ -
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ネタバレ近年発達障害が注目される中、インターネットのチェックリスト等であれもこれも当てはまるような気がして悩まれる方も多いと思います。そんな方、必見です。
Highly Sensitive Personの略である、HSPという言葉があります。極端に繊細な人、傷付きやすかったり、気にしすぎたりという過敏な人をまとめて称します。
序盤にHSPという用語の問題点をさらりと指摘しています。結果としては、HSPという概念を支持する文章ではありません。腹痛になる人はこれを飲め、というおおざっぱな処方箋が無いように、一言で過敏性と言っても、症状には複数あり、傾向によって異なる原因があります。
本書の中に過敏性 -
購入済み
子として母として。
その通り過ぎて面白い。
でも、それもこれも母親の度量か…⁈と思わされる。
気をつけて子育てに向かいたい。そう思える1冊。 -
購入済み
立場的に難しい〜
娘でもあり母の立場で読むと板挟み的で苦しい。
今さら親に当たれないし頼れない、逆ギレは必須、絶対無理。
でも、私自身、親価値観のまんま子に押し付けてる事に気付く怖さ。
だから、自分が変わらなきゃ!って思う。
だけど、病的←まではいかない予備軍。
自分で内観して、自分で…って、育児真っ只中でしんどすぎるし、逆に身動き取れないくらい重い。。。
でもコレも意味があると思える。
子どものためにも、早く乗り越えたいし
本当の意味で『自立』をし、『ありのままの自分』で
生きて、向き合っていきたい。
読んでいると、自分だけじゃなく、自分に縁する人たちの顔がチラチラ浮かぶ。
結局、個性と歪みの障 -
購入済み
難しいけど、読んで損なし。
娘でもあり、母親でもある立場上、『親が変われば子が変わる』←的な実例ばかりで、読んでいて苦しかった。
親に今さら甘えられないし、病気までいかないから、伝えるなんてできないし、したくない。でも、明らかに苦しんでいる自分がいて、それに気付かされるから苦しいし辛い。
でも、子に同じ苦しみや、それ以上を背負わせたくないから、自分で自分が安全基地となる生き方。←自分で自分を受け入れ、励ませる自分になれるよう挑戦中。
難しいし、愛着障害あれば苦しいだろうけど、知識として入ると客観視もできるし、ただただ不安になることもない。
あとは前向きに処理、消化できるか←がポイント! -
Posted by ブクログ
全体的にかなりわかりやすく、適応障害と診断された人ならびにその周りの人たち(当事者以外)も理解できるような内容だった。
「適応障害」って知らない人多いのかな。
この本に書いてあることはある種の事実だと思う一方で気休めと捉えることもできる。
「悩みの尺度は本人がどれだけ辛いかだけだから他の誰にもわからない」とは思う。
それでも
当事者は、決して一人ではないことと周りが理解しようとしてくれるありがたさを
周りの人たちは、当事者にならなければわからないということを理解することとそれでも寄り添うことの大切さを
学ぶことができるという意味で、この本は素晴らしいものだと感じた。