岡田尊司のレビュー一覧

  • ネオサピエンス 回避型人類の登場

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    共感と愛着は合理性と相反する
    双方を得るコストは高くどちらも中途半端になる
    合理性なしに個人主義の経済は生き抜けない
    ゆえに、皆が回避型になる
    なお、一部の共感型は、回避型への憧れを持つタイプか人生を謳歌するタイプに分割される

    脳変化の過程が簡潔に描かれている

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    2021年07月20日
  • パーソナリティ障害 いかに接し、どう克服するか

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    パーソナリティ障害全般について精神分析的な立場などから論じられている。内面を理解するのに非常に役立つ。初学者でも読みやすい。

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    2021年07月15日
  • 生きるための哲学

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    「言葉だけの哲学に用はない。」その言葉を体現するような、濃密な本。自分のことしか考えられなくなってると、頭を殴られるような衝撃がある。文豪の人間的苦悩が、市井の人々の話と同列に生々しく語られる。「おわりに」だけでも、迫ってくるものがある。

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    2021年06月27日
  • あなたの中の異常心理

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    読みやすい。
    正常、異常とは何か何が違うのか考えてしまう。
    どこで人生を間違えてしまうのか、誰もがその可能性を持っていると思うと怖くなる。

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    2021年06月26日
  • ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術

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    気持ちが非常に楽になった印象。
    随所に心をスッと解してくれる文章があった。
    パーソナリティの分類や不安を抱きやすい人の特徴などは、自身の悩みを解決する糸口になった。

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    2021年06月19日
  • パーソナリティ障害 いかに接し、どう克服するか

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    精神科医による、パーソナリティ障害の分類とその克服法について書いた一冊。

    一口でパーソナリティ障害といっても、ほぼ健常者と変わらないものから障がい者に近いものまで様々なものがあり、その種類によって対象法が異なることがよくわかった。

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    2021年05月29日
  • ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術

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    ●適応障害はうつと間違われやすいが、原因が除かれたときに速やかに回復するかで見分けられる。(適応紹介は非常に多い症例とある。)
    ●自分自身も心当たりがある部分があり、これらの症状を和らげていくのに非常に有用な部分もある。(認知の仕方)。またゴールや目標を決めていくなど、適応障害に陥れば厳しい乗り越え方も有り、それぞれの人に合ったやり方を模索していく必要があると考える。
    内容:
    1ストレスに負けない生き方
     ストレスに負けないためには負荷>対処+支え とならないようにすることが重要。環境を変えること、支えてくれる人を持つこと、負荷を減らすこと(休むも有り)が必要。ストレスはあくまでも外部からの

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    2021年05月23日
  • 夫婦という病

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    ネタバレ

    愛着の話は、夫婦(男女関係?)を分析するのにすごい分かりやすかった!安定型と不安定型、不安型と回避型。上手くいかない夫婦はだいたいはどちらか(もしくはどちらも)が不安定型で、さらにそれぞれが不安型と回避型だから気持ちが離れていってしまうケースが多い....。でも、カウンセリング受けたり自分たちを見つめ直したりして変化していって関係が修復された夫婦もおる。そもそも従来の「夫婦」という形が現代やそれぞれの人々に合うかは分からんし、それは二人の形を見つけていけば良いものだけど、結局思いやりというか優しさなしではうまくいかんな〜と思った。それは無難な解釈とかではなく、安心できる相手と話したり触れ合った

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    2021年05月23日
  • 境界性パーソナリティ障害

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    ネタバレ

    一度読んだだけではとてもじゃないけど理解できなかった。効果があるといわれる弁証法的行動療法も調べてみたい。

    ・もっとも重要なことは、変わらないペースで、変わらない距離を保ちながら、関心を注ぎ続けるということである
    ・境界性パーソナリティ障害の改善において、治療云々よりまず重要なのは、生活の枠組みをしっかり整えることである

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    2021年05月16日
  • アスペルガー症候群

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    軽症アスペルガーの大人に関する情報という点ではどの本も似たり寄ったりだが、事例が載っているので、参考になる部分は多かった。読みやすいのも良い。

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    2021年04月29日
  • 母親を失うということ

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    私も母を2か月前に失くしたばかりなので、著者の、母親が自分を本当に必要としていた時に助けてあげられなかったことに対する取り返しのつかない後悔や、母が死んでしまったことで失われてつつある過去の思いや生活を何とか記録しておかねばという気持ちがよくわかる。自分が死んでしまったら、それらは永遠に失われてしまうのだから。

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    2021年04月25日
  • 生きるための哲学

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    自分用メモ
     自分が何者か分からず、生きることに常に迷いや違和感を抱え、本当はどうすればいいのか、どうしたいのかと揺らぎ続けている。
     正解のない問いを問うこと、それこそが哲学するという営みである。
     人はパンや水を求めるのと同じように、誰であれ活きるための哲学を必要とする。
     生きる意味とは何か?そこに合理的な正解や科学的な答えなど無い。
     死にたいと言っている人間に、生きなさいと合理的な理由を挙げて説得することなどできない。
     「人生の問題は語ることが不可能な問題であり、言葉を並べることは論理的には無意味なのである。」
     ニヒリズムのように、生きることには何の意味もないと悟ることで、むしろ

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    2021年04月11日
  • あなたの中の異常心理

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    人間誰しもが何らかの形で抱えている異常心理(精神病ではない)について。多くは幼少期にその萌芽があるという。有名な人たちを実例として取り上げており面白い。
    完璧主義者の三島由紀夫やガンジー、東電OL殺人事件、それとは反対に泥と垢にまみれても生きる強さを発揮した水木しげる。
    いじめが持つ麻薬のようにクセになる快感。過食や万引きも幼い頃に刻まれた飢餓感を代償しようとする衝動に基づく。
    ひがみが度が過ぎて異常になってしまうこと。人間の脳は仲間はずれに敏感に作られている。
    精神的な逃げ場として現れる多人格。
    曖昧なアイデンティティしか持たないドールハウスの住人。これに取り組んだのがショーペンハウアーの意

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    2021年04月03日
  • パーソナリティ障害 いかに接し、どう克服するか

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    パーソナリティ障害は一つの病気なので、理解することが大事だと思った。

    今まで生きていて異常だなと思う人に多々出会ってきたが、もしかしたらパーソナリティ障害があった人達だったのかもしれない。

    正直そういう人とはあまり関わりたくないし、無視すると思うが、理解には努めていこうと思った。



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    2021年03月16日
  • ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術

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    うつ病は心の風邪と言われるが、もっと深刻。心が折れてからの回復、難しい。
    心が折れそうな状況が適応障害
    医療治療では悪化する
    ストレスに対するメンタルの強さを測る
    オキシトシンが出る環境、状況をに身を置くことが大事

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    2021年02月27日
  • 話を聞きたがらない夫 悩みを聞いてほしい妻 精神科医が教えるコミュニケーションのコツ

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    愛着の持ち方は養育環境によって決まる。例えば、夫が回避型で妻が不安型の場合、相手の愛着パターンを知った上で適切に働きかけることで、互いに相手の安全基地になることができ、子供も安定するという。マンガでとても読みやすく分かりやすかった。さらに詳しく知りたくなる。

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    2021年01月11日
  • 自閉スペクトラム症 「発達障害」最新の理解と治療革命

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    概要を知りたくて読みましたが、遺伝的な要素が強い病と思っていたら、環境要因も十分に影響があることを知りました。

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    2020年12月19日
  • ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術

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    ネタバレ

    精神科医によって書かれた本書。適応障害を中心に、ストレスについてや対処法・考え方のアドバイスなど分かりやすく書かれています。
    葛藤は生きている限り消え去らないけれど、うまく試練を乗り越えていくためのヒントが書かれていて人生・生き方指南書としても読めます。
    他書にはあまり書かれていない「適応能力が高すぎる人も症状が出るまで気がつかず適応障害になる場合がある」ということが書かれており、「まさか自分が(あの人が)メンタルやられるわけがない」と思ってしまう人にも読んでいただきたい書です。

    適応障害は、『病気として治療して完治』というものでなく、その人の特性と環境がうまく調和するように、スキルトレーニ

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    2020年11月14日
  • 過敏で傷つきやすい人たち

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    HSPという概念に興味があり、読んだ。

    HSPが精神医学史において取り入れられなかった理由から始まり、広い概念である"HSP"、いうなれば「過敏性」に関して、とても深く掘り下げられた本。

    まず、過敏性を「神経学的過敏性」「心理社会的過敏性」「病理的過敏性」の3つに分類し、各過敏性の「社会的適応度」「生きづらさ」「幸福度」を具体的な数値で示すなど、研究結果が詳細に示されている。

    さらに、過敏性に関連がある精神疾患の中で、特に「発達障害」「愛着傷害」を重点的に取り上げている。それぞれの疾患との関係性について、十分に考察されており、面白い。

    この本を読むと、世間で流行して

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    2020年09月26日
  • マンガでわかる 愛着障害~自分を知り、幸せになるためのレッスン~

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    研究が進んでいろんなことがわかるようになった人類(医学の進歩)

    自分の生きづらさの原因がはっきりわかった
    やっとだなー
    やっとはっきりわかってよかった
    今さら安定型愛着を求めなくても、一人で生きていくスタイルを確立できたし(苦笑)、
    迷わず拒否してもよいということを確信持てた
    それはよかった

    一人でも平気

    長かったなー

    安定型愛着スコア 3< 不安型愛着スコア 13 < 回避型愛着スコア 16


    愛着障害の克服において必要なこと
    「自分のことを何でも話せる人との出会いがきわめて重要」
    何でも話せる人の条件(愛着障害者のための「安全基地」となる5つの条件)
    1つ目(一番重要) 「安全感

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    2020年08月16日