岡田尊司のレビュー一覧
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その名だけ知っていた境界性パーソナリティー障害について、ある程度知ることができた。
『境界性』の意味するところは健常と病気の境目との事だが、本書で紹介されている事例の幅が広すぎて何が境なのか混乱する。その意味でまだ正確にこの障害を理解できていない。ある例は妄想や幻聴を伴う明らかな病的状態であるし、別の例では思春期にありがちな少し精神が高ぶっただけの状態だと感じられるし、その振れ幅が大きすぎてよく解らない。ただほとんどの症例は明らかに鬱を発症していて、少なくとも鬱病よりは上位の概念であることを考えると治療が必要な範囲にあることは間違いなかろう。
この本を読んでいて、かつての部下に同障害と思われ -
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予想と違ってかなり医学寄りの内容だったが、これはこれでためになった。ライフスタイル、特に睡眠不足が症状を悪化させること、同じ状況でもパーソナリティによって受け止め方が異なること、単純なうつ病でなく双極性障害も一般的に見られること、などいくつかの気づきも得られた。
言われてみれば自分の場合も双極性2型障害かもしれない。『新型うつ』の話を聞いたときに、それって本当に病気なの?と思ったものだが、こうして医学的に説明されると自分も何だか病気のようにも思えてくる。新型うつも苦しんでいる人にとって病名が与えられる効果は大きいんだろうなということは理解できた。 -
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わたしは実は境界性パーソナリティー障害と診断されている。
鬱病と共にそう診断されたとき、妙に納得した。
わたしが生きづらいと感じていた理由がわかった気がした。
中学生の頃には既に、いつか自分は精神科に行くことになると感じていた。きっといつか心が悲鳴をあげる。
だから、なんだか肩の荷がおりたような、やっぱりかと気が抜けたような感じがした。
診断されるより以前に境界性パーソナリティー障害のことは他の統合失調症や鬱病と共に簡単に調べた。
それ以来きちんと調べたことがなかったが、ふと、そういえばちゃんとは知らないと思い本書を購入した。
境界性パーソナリティー障害は、性格上の問題や傾向で発症するので -
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アスペルガー症候群とは、ざっくりと言ってしまえば、こだわりが強く、対人関係が不器用な人のこと。
アスペルガー症候群について、行動パターン、症状、診断方法、発祥のメカニズム、原因、付き合い方、特性の活かし方、改善方法が記載されており、アスペルガー症候群を理解するために入門書として参考になりました。
自閉症との最も大きな違いは、言語と知能の発達に遅れがないこと。自閉症では、言語の遅れが必発なのに対して、アスペルガー症候群では、言葉の発達の遅れが見られない。
アスペルガー症候群では知能は正常範囲で、むしろ平均以上のことが多いが、自閉症では、低下が見られる場合が多い。
アスペルガー症候群は、社会 -
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ネタバレ思ったよりシビアな内容だった。
ちょっとトンデモ系かとうがってたので。<失礼
ゲーム脳ってのはよく知らないんだけど、結局あたってたってことなんかね?
ちょっと前に読んだ本ではゲームは脳をリラックス状態にさせる、みたいなこと書いてあって、割と有益よりな書き方してたけど、それって結局麻薬に近い効果をもたらしてるってことなんだなーと納得。
最近は気になるところは引用してメモとして残そうとしてるんだけど、気になるところがありすぎて写真撮りまくってた(気になったらぱっと写メってるので)。
世の中(特に日本においては)で危険認定されてからでは遅い、というのはほんとだなーと思う。
タバコと一緒って書いてあっ -
Posted by ブクログ
誰かに頼らないと生きていけないのが人間。依存と自立のバランスが崩れた時にマインド・コントロールされてしまう。
自分自身でマインド・コントロールされているということが分からないのが怖いと感じた。いつぞやの女性タレントのように、自分では大丈夫と思っていても側から見ればそうではない、ということが自分にも起きてるかもしれない。
この分野も軍事力の発達と共に研究されてきた。驚いたのは肉体的精神的な圧力なしに、電磁波で影響を与える研究がなされているそうです。人が人をコントロールしてしまうのは、もはや神の分野で触れてはいけない気がするのですが。
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