岡田尊司のレビュー一覧

  • アスペルガー症候群

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    言葉は聞いたことはあるが実際はどのようなものか、はっきりとわからなかったアスペルガー症候群

    その特性から支援方法までが分かりやすく実例も交えて書かれている。

    教育現場に関わる人だけでなく、仕事で人に関わる方なら必読の一冊かと思う。

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    2013年02月13日
  • 境界性パーソナリティ障害

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    ネタバレ

    境界性人格障害(BPD)について、わかりやすくまとめられている。

    状態像、理解の仕方、急増の理由、支援の仕方、予後など。
    とくに、ベースにある性格のタイプによって理解の仕方が異なるというところが勉強になった。

    BPDはあくまで症状なので、発現して、徐々に落ち着いていく。
    だからこそ、ベースを理解することが大切なのだと思う。

    専門家に限らず、身近な人の支えが得られるかどうかって大きいんだなと思った。

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    2013年02月04日
  • アスペルガー症候群

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    近年、度々紙面などで取り扱われるアスペルガー症候群について、その特徴や付き合い方、良いところの伸ばし方などが載っている本。
    この類の本はまだ読んでいなかったので詳しいことはこれから知っていこうと思っている。
    とりあえず、この本で分かったことは(以下アスペルガー症候群を「症候群」とする)
    ・ローナ・ウィングという学者は症候群を積極奇異型・受動型・孤立型の三つに分類した。18歳移以降ではさらに7つのパーソナリティタイプに分化していくと考えられている。
    ・大きな症状として社会性の障害・コミュニケーションの障害・反復的行動が挙げられる。
    ・この症候群が増加している背景には遺伝的要因・環境的要因(胎児期

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    2012年12月12日
  • 発達障害と呼ばないで

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    ADHDが発達障害であるかも怪しい、など発達障害について改めてかんがえさせられる本だった
    実は幼少期の育て方に問題があるとか

    最近のなんでもかんでも発達障害にむすびつけようとする傾向を批判してるような感じの本だった

    環境って子どもたちがいかにのびのび生きてゆけるかっていうことにとてつもない影響をあたえるんだなー

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    2012年12月05日
  • アスペルガー症候群

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    学ぶうちに子供のころ文章が読めなかったり、状況テストができなかったり、かつての自分にもこの症候群に起因する様々な症状があることが分かった。この症候群の人が普通になりたいという願望を強く持つ点にも共感できた。

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    2012年11月05日
  • アスペルガー症候群

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    教養新書にしてはかなり専門的であった。基本的にアスペルガーをポジティブに個性としてとらえ書かれている。

    筆者も述べていたが、アスペルガーと判断するための明確が基準がないことが問題ではないかと感じた。白黒はっきりつけることが困難で、グレーゾーンの存在を今後どう扱うかが鍵となりそう。

    アルペルガー症候群の社会的認知は近年で格段と上がっているはずなので、今後の医療の発展に期待したい。

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    2012年09月30日
  • 脳内汚染からの脱出

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    ネタバレ

    ゲーム依存からの回復方法について書かれた本。
    基本的に、他の依存症と同じだと思うけど、発達中の子供の脳に大きく影響を与えるかも知れないという意味で、他の依存症よりも怖いかも...。
    回復するためには、周囲が温かく見守りつつ、最終的には本人が自分で自分をコントロールできるように促すことが大事!

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    2012年08月18日
  • うつと気分障害

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    双極性2型障害の存在が分かるだけでも一読の価値あり.まさに私はこの型かもしれない.治療も長引いています.鬱病に軽そうが伴っていることは以前から知識として持っていましたが,正式な診断名が与えられたのは画期的なことです.(DMS-IVで1994年)

    ・非定型鬱病の診断も参考になる(P93).
    ・トリプトファンとうつ.肉や魚,豆,乳製品,ナッツ,チョコレート,バナナに豊富.
    ・絶望的なあきらめ状態ー>うつに
    ・成功したから幸福なのではなく,幸福だから成功する.
    ・ストレスを減らすためには,自分の期待をコントロールする.
    ・カクテル療法の積極的意義

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    2012年06月04日
  • 人を動かす対話術 心の奇跡はなぜ起きるのか

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    普段の対話に活かせる部分はあまり多くない印象。
    しかし、実際に悩んでる友人等からの相談にのる際に知っていると活かせそうなことはいくつかあったように思う。

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    2012年01月26日
  • 統合失調症 その新たなる真実

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    統合失調症について分かりやすく解説している。筆者が、患者に対して好意的であり、そのことが全体を通して感じられ、安心して読める。一方、本人や周囲の人間の苦しみについてはあまり語られていない。筆者は精神科医なので自分に分からないことは書いていないのだろう。
    入門書としてはお勧めだが、対処の役にはあまり立たないかも。

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    2011年12月21日
  • 人を動かす対話術 心の奇跡はなぜ起きるのか

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    ■対話術
    1.人間は「理性の動物」であると同時に「感情の動物」でもある。説得されるためには、理屈で納得するだけでなく、その前に、それらを受け容れる気持ちになっている必要がある。
    2.問題行動は結果であって、原因ではない。
    3.問題を解決する一番の近道は、問題が解決したらどうなるかを思い描き、その状態のときと何が変わっているかを明確にすることだ。
    4.使う言葉をかえると人は変わる。

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    2011年12月06日
  • 脳内汚染からの脱出

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    脳科学がすすむにつれいろいろなことがわかってきている
    軍事研究でなぜ人を撃てないかという研究などの引用がおもしろい
    軍事目的で人を撃てるようにする技術で
    残虐なゲームをすることで人を物のように扱えるようなってしまう
    ことが説明できるのが皮肉な感じがした
    お金をはらって人間性を壊しているとはおそろしい
    外国のようにもっと規制すべきと思った
    他にも内容がいろいろあるので読み応えがあった

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    2011年10月12日
  • 人はなぜ眠れないのか

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    東日本大震災以来,寝つきは悪くないのだが,未明,明け方の変な時間に目が覚めてしまうといった症状がでるようになった。充実した睡眠というのはとっても大事だと思うので,よく眠れるようにと思い,目についたこの本を読んでみた。
    納得できるのは,体内時計を狂わさないよう,生活時間はもとより,遮光カーテンを使う/使わないということによる寝室の採光の問題,よい眠りをもたらすための工夫(自律訓練法も紹介されていた)が具体的に書いてあるので,全部とは言わないまでも,できることから実践していけば,睡眠は改善できるのでは,という期待ができる本である。

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    2011年09月30日
  • 統合失調症 その新たなる真実

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    統合失調症の症状、原因、治療法、社会的要因などについてバランス良く書かれている本。症例も豊富でイメージしやすい。
    周囲のかかわり方、とくに初期の介入の重要性をあらためて認識。
    もうちょっと社会的に認識が広まれば初期介入もしやすくなると思うところ。

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    2011年09月24日
  • 統合失調症 その新たなる真実

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    時々無性に読みたくなるメンタル系の本。

    医師がこれ系の本を書くと、読む人のニーズを考えればそうならざるを得ないのだが、「症状」「対処」「療法」の話になってしまって、どの本も似たり寄ったりになってしまうのだが、この本は統合失調症の歴史や国ごとの発症率、患者のエピソードなど、ノンフィクショナルな要素も入っていて、そのあたりがとても楽しめた。

    むしろ治療という観点をまったく除いた、心脳論的な本があれば是非読みたいのにと思うのだが、そのように扱うにはあまりにもナイーブな話題なのだろうなとも思った。

    しかし、「統合失調症患者は綺麗な心の持ち主が多く、接していて安らぎを感じる事が多い」という著者の意

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    2011年09月08日
  • 子どもの「心の病」を知る 児童期・青年期とどう向き合うか

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    様々な心の病を,平易な文章で解説してくれているところが大変よかったです。子どもが何かで困っているとき,それは,過去の生活に何らかの出来事があったから,という視点も学ぶことができました。

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    2011年08月18日
  • 統合失調症 その新たなる真実

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    統合失調症(精神分裂病)の歴史、症状などがすべてわかる本。

    文章も読みやすく1%程度の確率で発症する病気について、その特徴やメカニズムを理解することができた。

    岡田氏の著作は、どれもわかりやすく、まとめ方がうまいと思う。

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    2011年08月12日
  • 人格障害の時代

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    [ 内容 ]
    短絡的な殺人など、不可解な事件がなぜ起こるのか。
    アルコール依存や拒食症はなぜ止まらないのか。
    児童虐待、家庭内暴力がなぜ多くなっているのか。
    欲望をコントロールできない人がなぜ増えているのか…。
    これらは「人格障害」という病理から発しているのだ。
    現代人の誰もが感じ、直面している不安に、治療の最前線に立つ精神科医が答えを示す。

    [ 目次 ]
    第1章 おかしいのは、子供だけか?
    第2章 人格障害とは
    第3章 人格障害のタイプその特徴と注意点
    第4章 生きづらさを生む人格障害
    第5章 人格障害を手当てする
    第6章 社会を蝕む人格障害
    第7章 浸透する人格障害の背景
    第8章 人格障

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    2011年05月27日
  • 統合失調症 その新たなる真実

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    最初は簡単でスラスラ読める本だと思ったが、
    なかなかどうして手ごわかった。
    しかし、統合失調症について自分の知らない情報もあったので
    勉強になった。
    (例えば、世界のどこでも統合失調症に罹患する割合は
    一緒であるという旧来の知見は間違っていることなど。)
    読後感もよかったので、読んでよかったなと思う。

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    2011年03月14日
  • 悲しみの子どもたち ――罪と病を背負って

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     再読した。
     この手の専門家には、必要以上に情に流されないようトレーニングが課せられていると思うが、そもそも情をわけることなど、機械じゃあないんだから、無理だよね。所詮、にんげんだもん。

     著者が別名で小説を書く気持ちがわかる。

     でも、小説よりも、もっともっと現場ならではの、迷いや立ち止まりをそのままに、教えて欲しいと思うのはわたしだけかなあ。

     

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    2011年02月15日