岡田尊司のレビュー一覧
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思った以上に良書だった。
本書に書かれていることは,
大半の人間に当てはまるのではないでしょうか?
親子関係が上手くいっていない家族が大半だと思うので。
境界性パーソナリティ障害ではない人も,
本書を読むことによって得ることは多いと思います。
私にも,生まれてきたこと,産んでくれたことに
感謝できる日がくるのでしょうか?
それとも,やはり,本当の幸せはこの世に生まれてこなかったこと…
と思いながら死んでいくのでしょうか?
でも,この問い自体が,前者は善で,
後者は悪だと,二元論的な価値に囚われてしまっている。
本当の幸せはこの世に生まれてこなかったことだと思いながらも,
そこそこ楽し -
Posted by ブクログ
相手に受け入れられ、その心を動かし、意思決定や行動を望ましい方向に変化させるには、どういう対話の仕方が効率的なのか。困難な状態にある人を効果的に支えるには、どういう対話を心掛ければよいのか、また、どんなに心を砕いても、うまく相手に通じないときには、どうすればいいのか、そうした我々の要望に応えるべく、対話技術の枠を伝えることを目的とした本です。
対話の技術や、カウンセリング用語がたくさん出てきます。心理学、カウンセリングを少しかじった私には、とても興味深いのですが、仕事として実践しているわけではないので、この本は、職業とされている方のための実践書と思いました。
自分の知識をもっと奥深く探求し、し -
Posted by ブクログ
岡田尊司さんの著書は最近よく読む。
読むたびに、新しい世界を知ることができる。
精神疾患について、書いてある本が多いのだが、本書は「あなたの」と銘打ってあるように、一般人全般に関係あるものなので、より身近なものとして読めた。
「イジメにしても、同じだ。なぜ人はイジメをするのか。イジメをめぐる多くの議論が忘れていることは、イジメには強烈な快感が伴うということである。いじめている側は、おもしろくてたまらないのである。」(p.57)
残酷なようであるが、納得出来るのは確かだ。
私はイジメの加害者になったことは無いが、例えば、他人の悪口をいう時はほんのり快感を感じたりする。
本書では、人のもう一 -
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「なぜ社会地位もある人が少女のスカートの中を覗いてしまうのか。」
過去の偉人と異常心理の相関を取り、日常に起こり得る精神的病と原因の解説、そしてそれらから身を護るにはどうすれば良いかまで丁寧に紐解かれています。
完璧主義、依存症、支配欲、固着、自己愛、、「病」とまでは無自覚なものの、少なからず誰もが持つこういった性質が異常心理に繋がるという、結構恐ろしい内容。
個人的に特に震えたのは4章の「両価性」について。
両価性とは相反する気持ちを同時に抱える特性だそうですが、私はこのジレンマで自他ともにストレスフルにさせることが多々有ります。
自分のことを思って言ってくれたことに何故か苛立ちを感じてしま -
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ネタバレ最近よく耳にする「発達障害」という言葉だが、この本はタイトルが気になり読んでみた。
この本では発達障害の種類や症状などについて詳しく書かれているところが
ほとんどないので知識がない方は事前に入門書的なものを1冊読んでおいた方が
いいかもしれない。
近年、発達障害と診断される子どもや大人が増えていると言われているが
子どもが生まれてからすぐの母親の育児態度、心理状態、家庭環境、
両親の仲が悪かったりすると発達障害に似た症状や問題行動が出ることがあるという。
このことを知っただけでも読んだ価値があると思うが、筆者は安易に「障害」と
診断しすぎることに警鐘を鳴らしており、幼いうちなら親の気遣いや -
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ネタバレタイトル通りの病気? 障害について書いてある本です。
何だか、眉唾のような本もこういう本の中にはたくさんあると思っていたんですが、この作者さんについては、それなりに信用できる人だと、何かの時に教えてもらったので、物は試しで買ってみました。
というよりも、普段、新書なんてジャンルの本を読むことがあまりないので、この本がどの辺りの位置に当たるのかがイマイチよくわからない。
私の勝手な先入観では、それぞれの分野の専門家が、自分の専門のことについて自分の信条のままに書く本だって買ってながら考えているんですが、何か間違っているかしら?
なので、新書については自分の信条について、作者さんがなる -
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近年、度々紙面などで取り扱われるアスペルガー症候群について、その特徴や付き合い方、良いところの伸ばし方などが載っている本。
この類の本はまだ読んでいなかったので詳しいことはこれから知っていこうと思っている。
とりあえず、この本で分かったことは(以下アスペルガー症候群を「症候群」とする)
・ローナ・ウィングという学者は症候群を積極奇異型・受動型・孤立型の三つに分類した。18歳移以降ではさらに7つのパーソナリティタイプに分化していくと考えられている。
・大きな症状として社会性の障害・コミュニケーションの障害・反復的行動が挙げられる。
・この症候群が増加している背景には遺伝的要因・環境的要因(胎児期