岡田尊司のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
やや自己啓発的内容とは思うものの、 「人生は結果に意味があるのではない。その醍醐味はプロセスにある。チャレンジにあるのだ。それを避けていては、人生の果実を味わうことなく腐らせるようなものだ。どうせ腐ってしまうのだ。腐る前に食べて、何が悪かろう。」という締めくくりに、ちょっと嬉しくなった。「この本は味方だな」と思ったのだ。
ただし、結論から話せば「自死する人々」をこの本で引き止められるかといえば、少し微妙な気もする。なぜなら、「死にたい」と病んだ気持ちから発話する時、人は、少なくとも私は、本当に死ぬことと「死にたい」と口に出しているその時とは大きく懸隔しているのであるから。その事実は、救いでもあ -
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて手に取った一冊。 本書では「面倒に感じること」を回避性パーソナリティ障害と位置づけ、作家の星新一やビアトリクス・ポターといった過去の人物の事例、さらに著者自身が関わった患者のケースを通して、その解決法をまとめている。 星新一のエピソードがやや長く感じられたものの、全体的にはわかりやすい内容だった。ただし提示される解決法は、「最初の一歩を踏み出すこと」「安心できる人間関係を確保すること」「完璧を求めすぎず適度に力を抜くこと」など、すでに他の書籍でも目にするような一般的な方法が多く、新鮮味に欠ける印象もあった。 とはいえ、事例を交えて整理されているため理解しやすく、改めて「回