岡田尊司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
統合失調症について、基本的なことがすべて書かれている。この病気についての本を読むのは初めてだが、この一冊で網羅されている感あり。良書。
この本で一番伝えたかったことは、この病気に立ち向かっていく上で重要なことは、「環境的要因」であること。つまり、患者の周囲の人が理解し、協力すること、人間としての尊厳を大切にして患者に接することといった、周囲環境が予後を大きく左右する。
本の最後にもあった、ゲーム理論でノーベル経済学賞をとった、ジョン・ナッシュの話は壮絶だけど、希望が持てるものだった。
近年では、うつ病に少しずつスポットライトが当てられてきており、精神病への理解が少しずつ進んでいるけど、こ -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
覚醒剤並みの依存性を持つゲーム、ネット。
最新の研究では、いじめやADHDの増加との関連性も明らかになった。
ゲーム依存に陥った子どもにはどう対処すべきか―新しい「親の必読書」。
[ 目次 ]
第1章 豹変した我が子
第2章 ゲーム、ネット依存症
第3章 いじめという名の暴力
第4章 破壊されるタブーと共感性
第5章 ゲーム、ネット・アパシー
第6章 ADHD、社会性発達への影響
第7章 依存にならないために
第8章 依存からの回復
おわりに 奪われた未来を取り戻すために
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆ -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「普通の子」が、些細なことから突発的に凶悪な事件を起こす。
彼らはなぜ、世間を震撼させる犯罪者になったのか?
従来の精神医学ではとらえきれない病理を、「誇大自己症候群」という切り口から探る。
そこに共通するのは、幼児的な万能感やヒーロー願望、現実感に乏しいファンタジー傾向、他者への共感性の欠如や自己正当化などである。
そしてそれらは、とりもなおさず、現代の大人たち、ひいては社会全体に見られる心的傾向なのだ。
本書では、この病理を徹底分析、自己の呪縛が肥大化した現代を検証しつつ、その超克を見据えた画期的論考。
[ 目次 ]
第1章 異常事態の根底にあるもの
第2章 誇大自己症候群 -
偉人たちも愛着障害だったっていう事例を延々と書いているだけの本。本当にただそれだけしかない。
診断した訳ではないからそういう文献を調べてひとつの本にまとめただけみたいな感じ。
大学生の卒論みたいな寄せ集めみたいな感じ…
色々書いてる方のようだから期待していたけど期待外れでした。残念。
解決を求める方は別の本を探す方が良いと思う。
私は読んでなんの救いも得られなくてただ時間を浪費した。