岡田尊司のレビュー一覧

  • 過敏で傷つきやすい人たち

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    先日読んだHSPの本とは記載内容がかなり異なっていた。まだ成熟していないテーマであり、今後精緻に検討されていくのであろう。

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    2017年08月30日
  • 母という病

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    身につまされる内容で、何やかや読み切りはしたけど、結局同じ内容の繰り返しで、3分の1くらいのボリュームでよかったのでは?

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    2017年08月12日
  • 発達障害と呼ばないで

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    ネタバレ

    発達障害の本かと思ったら違った
    発達障害と診断される子ども、若者が爆発的に増えているのは愛着障害や自閉症スペクトラムをもいっしょくたにしてしまっているから
    発達障害と愛着障害では対処法がかわるから慎重さが必要
    発達障害と診断された保護者は強いショックを受けるので慎重さが必要

    学習のタイプは常々感じることだったのでまとまっててよかった
    視覚空間型、視覚言語型、聴覚言語型

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    2017年05月02日
  • インターネット・ゲーム依存症 ネトゲからスマホまで

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    事例を用いての説明は岡田尊司らしく読み易いが、本作に限っては、依存症の悪質さを何度も言葉を変えてループして言い表しているだけで、知的刺激に富んだ内容とは言い難い。同じような重複でページ数が嵩んでいる事もあり、読んでいて飛ばし読みしたくなる。

    世に、中毒性のある娯楽は多い。サイト巡回をしなければ落ち着かなかったり、デイリーのログインで与えられるアイテムが習慣化している人は身近にもいる。仕事中の隙間時間に、スマホで点数稼ぎ。いったい、何に取り憑かれているのか。承認欲求、あるいは、もっと本能に近い欲求の飽くなき探索。一方で生き甲斐を得難い悩みもある。何が正しいのだろうか。健康的か否かで判断すれば、

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    2017年04月10日
  • 愛着障害の克服~「愛着アプローチ」で、人は変われる~

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    療育の現場にいるとよくあるケース。ただ、そこに切り込んでいってアプローチするのは大変。しかし、こういうことが1つの考え方や視点として世の中に広まることはいいことなのではないかと思う。

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    2017年03月03日
  • あなたの中の異常心理

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    なんでこの本を読もうと思ったんだったかな……。

    専門的な内容だが、分かりやすい言葉で書かれていて読みやすかった。
    様々な“異常心理”について著名人、特に「表現する職業」だった人々を中心に、生い立ちなどを説明しながら解説。
    表現芸術に身を置く人って、やっぱり“異常心理”を抱えていて、それを作品に昇華させてる人って多いんだろうな、という。

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    2017年03月01日
  • マインド・コントロール 増補改訂版

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    玉ねぎの皮むきではないが、自己決定の真芯には、何があるのだろうか。
    自己決定の基盤である価値観は、言葉すらを持たぬ時期を出発点として、言葉、この他様々な情報を受け入れ、形成されるものだろう。
    その形成過程において、情報の取捨選択が行われていない、ということはありえないとしかいえない。
    とすれば、マインドコントロールとは、一般にイメージされる、カルトの取る手段などという以上に、教育に近いものなのかもしれない。
    社会生活、家庭生活に不可欠な技術としてのマインドコントロール術と危険なマインドコントロール術、というようなものの境界線に興味があるのだが、そこが明瞭になるような印象は、この本にはなかった。

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    2017年01月17日
  • ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術

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    ネタバレ

    環境の変化や対人関係が原因で生じる心のトラブル「適応障害」は、どうすれば改善するのか? また、どうにもならない問題や悩みを抱え込んだとき、いかに対処すればいいのか? すぐに実践できる方法をわかりやすく紹介する。

    参考にはなるが,実践の方法が分かりにくい。

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    2016年11月04日
  • マンガで読む メンタルクリニック診察室 心の病の治し方

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    借りたもの。
    精神科・心療内科で行われている治療の流れを解説した漫画

    「メンタルクリニック」――精神科・心療内科とはいかなるものか、どの様な経緯を経て、何をもって「治療」とするのかを2つのケースを元に紹介する。

    挙げられている事例は主に「家族関係」に関わるものだった。
    母子関係、最近話題の毒親問題とか、通俗的な”男らしさ”の定義にがんじがらめになって、問題を抱え込んでしまう男性のケース。
    最近話題の“毒親”問題。
    原因は確かに親だが、それを親に責めても意味がなく、大切なのは、毒親に育てられた故に、束縛から逃れられない自身をどうするか、という問題解決であることを暗に仄めかしている。

    精神

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    2016年09月07日
  • 父という病

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    勧められて読んだ本。時代が父という役割を薄めたり濃くしたりするという発想はなかったです。
    実在するかは別として、肯定的な父親像が心にあるのかどうかは大事みたい。

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    2016年05月28日
  • アスペルガー症候群

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    社会の中に存在する軽度のアスペルガータイプの人達の多さにかなり衝撃をうけた。自分自身も例外ではないような気がする。だからこそ、みんなの「生きやすい」が私にとっても「生きやすい」ことにつながる気がするので、日々のお仕事でも特性に則したコミュニケーションをとることを念頭におきたい。

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    2016年02月28日
  • インターネット・ゲーム依存症 ネトゲからスマホまで

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    ゲームを社会的悪に仕立て上げてることは昔から行われていて、辟易している人も多いと思う。これはその最新版。
    あいまいな点は多いが、例の「ゲーム脳」よりは数段マシ。一応ちゃんとした研究を引用している(数は少ないが…)。また社会的欲求不満がネトゲにのめり込む原因になるってのも一理ある。
    ただ、ネトゲ=麻薬は言い過ぎ。結局は、自己管理できないやつはゲームなんかするな、やめられないならカウンセリングへ、でいいと思う。

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    2015年11月14日
  • 子どもの「心の病」を知る 児童期・青年期とどう向き合うか

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    仕事柄、心が傷ついたり、心の中に何かを抱え込んでいる子どもたちにたくさん出会う。
    そのために勉強。
    少しでも事実を知ること、そして受け入れることが、彼らを救うことになると信じて。

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    2015年10月21日
  • パーソナリティ障害 いかに接し、どう克服するか

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    ネタバレ

    「離陸した早々に、片羽根が傷ついたからといって、人間は飛ぶのをやめるわけには行かない。傷ついた片羽根を抱えながら、飛び続けるための必死の努力と対処の結果生み出されたものが、少し変わった飛び方であり、パーソナリティ障害の人の認知と行動のスタイルなのだ。何不自由なく飛んでいる者から見れば、それは、少し奇異で、大げさで、危なっかしく不安定に思える」
    「少々変わった度の過ぎた振る舞いには、その人が抱えている生きづらさが反映されている」

    自分のパーソナリティに比較的近いところのみ熟読。
    自分を知りたくて読んだが、思いのほか、身近で何人もの人がはっきりした「パーソナリティ障害」を抱えていると感じた。

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    2015年10月21日
  • 子どもが自立できる教育

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    教育の目的は何か。本著流に言うと、自立にあるのだろうか。従い、ニートや非正規雇用の増加した現代、日本の教育がこのままで良いのか、各国との比較しながら問う。しかし、目的は国家により異なる。つまり、ある立場からの見方では、この問いに答えるのは困難である。

    日本の教育を経て、大人になった人が、その教育を振り返り、良かったか悪かったか。問題を抱える大人は悪かった、今が幸せな大人は良かったというのではないだろうか。つまり、教育は目的的要素を持ちながらも受け手の主観により、あるいは国家の評価により、その善悪が論じられるのだ。また、ニートなどの社会問題を教育による問題として、一点突破式に決めつけるのは危険

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    2015年08月03日
  • 母という病

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    自殺願望の根底には、親から植え込まれた罪悪感と自己否定がある。人生はその人の言っているようになっていく。自分がどうしたいか?それがはっきりしていることが大事だ。自分でもそれが分からなくては、その人らしい人生など手に入ることもないし、誰もそれを与えることはできない。こうなりたいこと、こうはなりたくないことを、いつも口にすること。それが人生をデザインし、進むべき針路を明確にする。

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    2015年05月04日
  • 発達障害と呼ばないで

    購入済み

    なるほど。

    いわゆる発達障害と言われるような症状は、遺伝子と育成環境の双方がその発生に関わってるよ、という話。
    特に最近は遺伝要因説が主流になってるので、育成環境が与える影響を忘れないでおこう、という話。

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    2015年03月27日
  • 母という病

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    この本に手を出すことに罪悪感があって(これがもう既に病気なのでしょうか)しばらく保留にした後、母が自分を産んだ歳を超えてから、やっと読みました。我が家の場合は愛情過多で心配性、自立の道を阻んでいます。親の気持ちを大事にしながら、うまく離れていくにはどうしたらいいんだろう。すぐ解決しそうにはないけれど、そういうことを考えるのは悪いことじゃないんだと思えただけでも良かった。

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    2015年03月22日
  • インターネット・ゲーム依存症 ネトゲからスマホまで

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    現実の行動というものは、容易に報酬が与えられるわけではない。仕事や勉強、スポーツなどによって得られる報酬は、努力に比例するとは限らない。頑張っても、逆に本人のプライドを傷つけ、落胆させるような場合もある。
    あらゆる依存症は、大した努力もなしに、報酬を味わえるという性質をもっている。その報酬は、目先の報酬に過ぎず、長い目で見れば、損失になるのだが、短期的には、大した労力もなく歓びや興奮、開放感や快感をもたらす。アルコールや覚醒剤にしろ、パチンコやゲームにしろ、それを摂取するだけで、あるいはプレイするだけで、いとも簡単に興奮や歓喜を味わえる。そこに、依存症という病気の付け入るスキがある。(p.42

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    2020年07月15日
  • 人格障害の時代

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    非現実的な妄想をしたり、人目を惹きつけるための特異な行動をしたり、あるいは人を過度に避けるような人たちについて、そのタイプや原因、治療法などについて書かれたもの。
     人格障害というと精神科に通わないといけないような特定の人たちのことだけをいう、ということではなく、社会全体が人格障害的な傾向を生みやすい装置として機能してしまっており、身近にもこういう人がいるかもしれないし、もしかするとおれにもこういう傾向があるのではないか、とか思ってしまう。
     特に印象的だった部分は、「回避性人格障害」で説明されている「最近の若者全般に広がっている回避傾向」(pp.100-1の部分で、「新しいことに取り組むこと

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    2015年02月07日