【感想・ネタバレ】マンガで読む メンタルクリニック診察室 心の病の治し方のレビュー

あらすじ

『パーソナリティ障害』『母という病』『愛着障害』などで話題の精神科医・岡田尊司作品、初コミック化!
心の悩みを解決する方法がマンガでわかる!

舞台は開院したてのメンタルクリニック。
心に悩みを抱えたさまざまな人が、今日も診察室に訪れる。
気づくと知らない場所にいるので困っていると訴える男性や、息子の非行に頭を抱える母親。
問題の根源は、本人が気づかないところに潜んでいた…!
名精神科医と、駆け出しの臨床心理士が、人生が好転するようサポートしていく。
悩める人も、心理学に興味がある人も、読めば心が軽くなる!

【本書Q&Aより一部抜粋】
Q. 岡田先生が患者さんと向き合う時に一番気をつけていることは何ですか?
A. 相手の気持ちや意志を尊重することです。嫌がっているのに無理に何かをすることはしないのが原則です。
ただ、無理強いしない、押し付けないということと、必要なことを伝えることはまた別の話です。そのバランスが肝要です。
傷つけまいとして問題を避けてばかりでは、改善がないわけです。気持ちは受け止めつつ、冷静に物事を客観視し、伝えるべきことはきちんと伝えます。

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Posted by ブクログ

医療を施す側、患者側、両方の立場に立って書かれているように感じた。
純粋に漫画作品としてのレベルも高く、絵のタッチも好みで読みやすかった。
できることなら、また読み返したい。

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2017年02月07日

Posted by ブクログ

借りたもの。
精神科・心療内科で行われている治療の流れを解説した漫画

「メンタルクリニック」――精神科・心療内科とはいかなるものか、どの様な経緯を経て、何をもって「治療」とするのかを2つのケースを元に紹介する。

挙げられている事例は主に「家族関係」に関わるものだった。
母子関係、最近話題の毒親問題とか、通俗的な”男らしさ”の定義にがんじがらめになって、問題を抱え込んでしまう男性のケース。
最近話題の“毒親”問題。
原因は確かに親だが、それを親に責めても意味がなく、大切なのは、毒親に育てられた故に、束縛から逃れられない自身をどうするか、という問題解決であることを暗に仄めかしている。

精神疾患やアルコールや薬物などの依存症、重度で日常生活に支障をきたしているケースではないところに、”それだけではないこと”敷居の高さ?や偏見(閉鎖病棟行きとか薬物依存的になってしまうとか)を払拭しようとする試みを感じる。

物語の転機となる主人公の「ひらめき」が、夢診断(占い?)であることに、眉唾と強引さを感じてしまうのだが……
(フロイトは心理学ではもはや古典文学では?でも面白い)
コマ割りとページの都合上だろう……

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2016年09月07日

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