岡田尊司のレビュー一覧

  • マンガでわかる 愛着障害~自分を知り、幸せになるためのレッスン~

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    愛着障害という言葉は知らなかったけど、ずっと私が手放せていないものみたい。私はもういい加減、愛されたいのに愛される訳がないと思っていて、人に何かを期待できない。自分の望む結果にならなかったときに、すべてを否定された気持ちになってしまうから、最初から期待をしないことで自分を守っている。その寂しさはわかるから人には与えることができるけど、自分のことがこじれていることが根深い。知識としては少し理解できたから、体系的に解き放てると良いのですが。

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    2020年01月22日
  • カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら

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    関心の共有と共感的応答の乏しさ
    毎日毎日ちょっとしたことが、澱のように沈み、突然非難や罵声を浴びることになる。理不尽なように思えるが、それはある意味必然の結果。

    幼い時に親との愛着が形成されなかったり、生得的なもので共感性が乏しかったりすることもある
    そうでない人でも、家庭以外の場所でのストレスなどで、心の余裕が失われると、共感的応答が出来なくなる。

    一時的な非応答ではなくて、常態的な場合は、一見上手く行っていそうな関係でも、臨界に達すると、非難などでこぼれてしまう。
    今度は関係が逆転してしまう。
    不機嫌の椅子のは一脚しかない。
    顔色を伺う、ある種の安定となるが、健全とは言えない。

    解消

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    2019年12月31日
  • 過敏で傷つきやすい人たち

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    過敏や生きづらさの原因を、科学的に説明。ただ途中から、なんとなく子供の生育には母親の役割が大事だから完璧な親になれって言われてる気がして、憂鬱になった。安全基地は父親だっていいし、ネグレクトの原因が母親が「働いてること」みたいに書かなくてもよくない?って本質と違うところが気になってしまった。ただ認知の歪みを認識するとか原因を把握するに良い本だったと思う。この分野はそろそろもう一歩踏み込んで学びたいなぁ。

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    2019年11月24日
  • 話を聞きたがらない夫 悩みを聞いてほしい妻 精神科医が教えるコミュニケーションのコツ

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    子どもにとっても夫にとっても自分が安全基地になる。
    相手の安全基地になれば、愛着は相互的な仕組みなので、いつのまにか自分にとっても相手が安全基地になっている。

    自分に安全基地ができれば、生きやすくなる。
    相手の安全基地になれば、生きやすくしてあげられる。

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    2019年07月19日
  • あなたの中の異常心理

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    この著者の本はこれまでに『マインドコントロール』、『母という病』、『父という病』を読んだ。文体というか、展開がどれも似ている。「異常心理」という言葉を軸に、色んな事例を、自身の臨床経験や有名人の半生を交えて語っていく。

    ・この類の本を読んでよく思うことは、他者の例を知ることで自分を省みることができるということだ。自分の特徴や普段無意識に捉えている漠然としたものを言語化することができる。言語化しないと、考えることすらできない。自分のことを自分だけで気付くのは、とても難しい。

    ・前半は三島由紀夫、東電OL殺人事件、ガンジー、水木しげるといった人物・事件を交えて話が展開していく。この辺りは自分も

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    2019年04月07日
  • 夫婦という病

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    結婚していて夫婦間に諍いがある身としては、様々なケーススタディより、多くのことを学ぶことができた一冊だった。
    愛着形成から始まり、ホルモンやライフバランスを経て、現代の家族関係や近い将来の変遷まで考察していて、面白い一冊だった。

    内容が夫婦ということもあり、自身の環境と照らし合わせたりしてしまい、「あいつがーっ」と相手に粗を求めてしまう事も多かったが、本書では根本的な問題に対してのアプローチが重要だと書かれていたように思える。
    結果が全てではなく、そこに至るまでプロセスにおいて、両者の求めていたものを理解することだ。
    それは本人も意識していないこともあるので、難しいが。

    さらに、これからの

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    2019年02月13日
  • うつと気分障害

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    新書をたくさん書いているイメージのある岡田尊司先生の本。
    うつ病や躁うつ病に関するベーシックな説明が中心。
    著者の他の本でもあったが、本書でも著名人(開高健、マックス・ウェーバー等)の名前を出して説明しているところがあり、読み物として興味深いエピソードも多い。

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    2018年11月28日
  • ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術

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    適応という概念を学ぶによし。けどその概念そのものが、疾患のひとつを学ぶというようなパキッとしたことではないので、理解した! とはなかなかいかないなと。
    遺伝特性はさまざまな場面における種の保存というか生存戦略としてあり、現代社会の仕組みとのあいだに相容れてないという構図をおさえておくのは有用。いまの社会では多様な遺伝特性を活かす合理性を確保できてないということ
    思考法のあたりからが対応や解決手法について書かれているということになると思うけど、あまりにふわっとしててぜんぜん足りないなと。で、どうしたら……という気持ちのまま。しかしこの紙幅で理解することがおよそ無理なのはわかるので不満はなし

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    2018年09月21日
  • ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術

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    ストレスを成長の糧にする。自分が納得できる仕事をしていれば、他人の言うことなどは気にしない。失敗はチャンスと捉え、乗り越えれば自分の為になる。これらの気持ちを持って仕事に取り組む。

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    2018年09月08日
  • 過敏で傷つきやすい人たち

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    過敏性な人について、愛着障害がキーワードになるのかな。小さい頃の体験というのは思っていた以上に今の自分に影響を及ぼしていることに驚いた。認知の三角形(認知⇄行動⇄感情)、メタ認知、3分間呼吸空間法が気になる。

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    2018年07月22日
  • パーソナリティ障害 いかに接し、どう克服するか

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    リンカーンは、こう言っていた。
    『中年を過ぎたら、人は自分の顔に責任がある』

    筆者がパーソナリティ障害に惹かれる理由は、背負わされた重荷の重さにもかかわらず、それをはねのけていく姿に、人間の強さや素晴らしさを感じるからだと述べる。
    ぼくも同感である。


    パーソナリティ障害とは、
    愛することと信じることの障害である。
    対等で信頼しあった人間関係を築くことの障害である。
    傷ついた片羽根で、
    だからといって飛ぶのをやめるわけにはいかず、
    必死になって飛び続けてきた結果、
    「変な飛び方だ」「近づくと巻き添えをくらう」
    と周囲に煙たがられるような、
    そんな飛び方が、パーソナリティ障害というものである

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    2018年05月21日
  • 人はなぜ眠れないのか

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    一時期メンタルの不調から不眠が続き、それまで気に留めてなかった「眠り」って一体なんだろうと思い手にとりました。
    多かれ少なかれ誰しも「眠り」に関して悩みがあると思いますが、この本一冊に解決の糸口がありそうです。歴史的人物のエピソードも交えながら丁寧に解説してくれます。
    眠れない眠れないとモヤモヤしてる悩むより、睡眠薬のお世話になったり(酒はNG)、いっそのこと起きてしまったり、目を瞑るだけでも脳を休める効果があるんだからそのままモヤモヤしてたり、と症状も対処も人それぞれ。
    不眠でも過眠でも深刻にならず、自分自身が一番欲している「眠り」のスタイルを探し出してみるのも面白そうですね。
    ※ちなみに私

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    2018年04月24日
  • あなたの中の異常心理

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    いつもの岡田氏のテーマ。過去の偉人を人格障害的な観点から振り返って分析するスタイルで相変わらずすごく面白くてスイスイ読める。ただ今までの本からのプラスアルファは特にないかな

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    2018年04月14日
  • 人を動かす対話術 心の奇跡はなぜ起きるのか

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    カウンセリングで使う比較的使いやすくて役立つ技法(ソリューションフォーカスどアプローチとか動機づけ面接法とか、認知療法とか)が「人を変える」とか「心を開く」と項目建てて紹介されている本で、技法の活用場面をサラリと整理できる本。でも、この著者の本、内容すごく面白いけど、ビジネス本とか、別の目的で買いそうな人が多くて勝手に心配。

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    2018年04月14日
  • アスペルガー症候群

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    日々の様々なコミュニケーションのために。
    素人が決めつけで相手を予測することは問題になりそうだが、コミュニケーションの幅、対人対応の幅は広がるだろう。

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    2018年01月31日
  • 過敏で傷つきやすい人たち

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     身体表現性障害が周囲から愛情や世話を手に入れるための手段として典型的だって記述があったけれど、そうじゃないかって診断されて、人に迷惑かけるのも世話になるのも嫌で、思うとおりに動けない自分に死ぬほど憤った経験がある身としては不快でした。
     けれど過敏さや、過敏の周囲に理解されずらい苦痛が及ぼす影響についてはわかりやすい。
     HSPについてというより、後天的に悪化したケースで、愛着障害や発達障害など、はっきりした原因がある場合の指南書という印象です。

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    2018年01月28日
  • マインド・コントロール 増補改訂版

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    ネタバレ

    マインドコントロール。
    今までにたくさんの人から怪しげなマルチ商法のビジネス話をされた経験がありますがああいう人たちを見るたびに完全に洗脳を受けてはるんやなぁと思ってました。
    その人に悪気はなく、むしろ僕のことを思って言ってるのにみたいなノリで。
    冷静に話を聞いてると話し方とかうまい人もいますしね。
    こりゃアホやったらハマってまうやろなぁみたいな。
    何言ってるかわけわからん人もいましたが。w
    で、思ったわけです。他人をマインドコントロールできればビジネスにも繋がるし自分の思うままにできると。
    この本にもありましたが主体的に考えることを許さず、絶対的な受動状態を作り出すことがマインドコントロール

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    2018年01月26日
  • 子どもの「心の病」を知る 児童期・青年期とどう向き合うか

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    心の病編家庭の医学的な本
    多くの事例がのっていて病名別症状別索引もあるが1つ1つの記述は少ない。
    家庭の愛情不足による発病が強調されていてこれを子育て中の人読んだら必要以上に不安になるのではないかと思った。

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    2017年10月25日
  • 絆の病 境界性パーソナリティ障害の克服

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    本来の医学は、病の症状の根底にある原因を突き止め、そこを改善しなければならない。ところが、昨今は原因が分からなくても、症状に対して薬を処方すれば、症状だけは改善してしまう。不眠や不安、うつといった症状は、とりあえず薬によって改善することが可能なのだ。すなわち、症状は改善しても、そもそも症状を引き起こしていた原因には手当はされていない。最終的な結果である症状だけを見て、そこだけに対症療法が施されるということが当たり前になっている。
    境界性パーソナリティ障害は、一種の愛着障害。それを改善することによって、薬ではどうにもならなかったようなケースも、改善が得られたりする。愛着障害は言い換えれば「絆の病

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    2017年10月22日
  • 愛着障害の克服~「愛着アプローチ」で、人は変われる~

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    人が抱える内面や対人関係、社会適応に関する様々な悩みは、実はその背景に愛着障害が潜んでいることが多い。愛着障害とは、家庭環境における問題(親の離婚、過干渉、虐待等)によって愛着が不安定となり、生きるための土台となる安心感や幸福感が欠如し、社会生活や対人関係に問題を引き起こしてしまう状態のことである。程度の差はあれど、現代人の多くがこのような問題を抱えているように思える。
    不安定な愛着を抱えた人は、ストレス耐性が低く、対人関係の困難を抱えていることも多く、孤立して心身の病気に至ってしまう。そうした場合には、従来の医学モデルのように「症状だけに着目してそれを治療することをゴールにする」のではなく、

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    2017年10月14日