岡田尊司のレビュー一覧

  • 死に至る病~あなたを蝕む愛着障害の脅威~

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    愛着障害と発達障害の違いについての分かりやすい説明があり、新たな発見があった。

    本書は愛着におけるオキシトシンの分泌がどのように心身の健康に作用するかの説明も丁寧に書かれていた。人を適切に頼り、オキシトシン的な幸せを感じることも大切だと感じることができた。

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    2025年11月09日
  • 「愛着障害」なのに「発達障害」と診断される人たち

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    発達障害と診断される人の割合が増えたことに対して、なぜ増えたか(著書名から察するに、本来は愛着障害であっても発達障害と診断されてしまうケースが多い)について様々な背景など言及されている。
    また、愛着障害についての説明や、それらの分類と傾向、
    さらにはこじらせないための関わり方などまで書かれている。
    多岐にわたるし、難解な部分もあるので、非常に読み応えがあると言える。

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    2025年11月03日
  • あなたの中の異常心理

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    13年前に出版された本だがなかなかに読み応えがあった。
    異常心理というと殺人とかストーカーとかそういった事が浮かぶのだが、我々が陥りやすい完璧主義などがもたらす闇などだった。日本の文豪って奇人変人のオンパレード……まあ抜きん出ていたからこそ巨大な足跡を残せたのだろうが、一歩間違えたらただの変わり者ですからね……。やはり親や幼少期の出来事は大人になってからも大きな影響を及ぼすのだと再認識。

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    2025年10月29日
  • 母という病

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    最後まで読んだ
    共感できるところとできないところはあったが、やはりどれだけ嫌な記憶があっても私達子供は母親を求めてしまうものなのだろうか?
    アイデンティティとして?本能で?

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    2025年10月27日
  • 回避性愛着障害~絆が稀薄な人たち~

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    やや自己啓発的内容とは思うものの、 「人生は結果に意味があるのではない。その醍醐味はプロセスにある。チャレンジにあるのだ。それを避けていては、人生の果実を味わうことなく腐らせるようなものだ。どうせ腐ってしまうのだ。腐る前に食べて、何が悪かろう。」という締めくくりに、ちょっと嬉しくなった。「この本は味方だな」と思ったのだ。
    ただし、結論から話せば「自死する人々」をこの本で引き止められるかといえば、少し微妙な気もする。なぜなら、「死にたい」と病んだ気持ちから発話する時、人は、少なくとも私は、本当に死ぬことと「死にたい」と口に出しているその時とは大きく懸隔しているのであるから。その事実は、救いでもあ

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    2025年10月20日
  • 愛着障害と複雑性PTSD 生きづらさと心の傷をのりこえる

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    愛着障害とトラウマ、その治療までを具体的な例を上げながら分かりやすく説明しています。治療に関しては一般向けのためざっくりとした解説でしたが、おおよその方向性はわかりました。弁証法的行動療法や、内的家族システム療法、人格のパーツ理論などは、参考文献にもあげられていた本に当たってさらに学びたいと思いました。

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    2025年10月12日
  • 愛着障害と複雑性PTSD 生きづらさと心の傷をのりこえる

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    わかりやすく理解しやすい。
    例としての人間がどう過ごしてきてどのような結果で生きているのかが詳しく書かれているので色々なケースや人生を知ることができる。
    人間の構成をわかるために読むのがおもしろかった。

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    2025年09月27日
  • 愛着障害と複雑性PTSD 生きづらさと心の傷をのりこえる

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    トラウマについての具体的なことが書いてあり、読みやすい文体で、悩んでる人がまず手に取るのにちょうどよい感じを受けた。
    治療法が色々あるようなので、悩みすぎる前にカウンセリングや治療を試してみるといいと思った。
    深刻な事件の被害者でもこれらの治療で救われ生きていける気がして、いざというときにはこうすればいいと前向きになれた。

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    2025年09月13日
  • 生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害

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    タイトルに惹かれて手に取った一冊。 本書では「面倒に感じること」を回避性パーソナリティ障害と位置づけ、作家の星新一やビアトリクス・ポターといった過去の人物の事例、さらに著者自身が関わった患者のケースを通して、その解決法をまとめている。 星新一のエピソードがやや長く感じられたものの、全体的にはわかりやすい内容だった。ただし提示される解決法は、「最初の一歩を踏み出すこと」「安心できる人間関係を確保すること」「完璧を求めすぎず適度に力を抜くこと」など、すでに他の書籍でも目にするような一般的な方法が多く、新鮮味に欠ける印象もあった。 とはいえ、事例を交えて整理されているため理解しやすく、改めて「回

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    2025年09月05日
  • きょうだいコンプレックス

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    兄弟の取りえる性格のパターン、そして実際の例とともに書かれている本。
    大概は親が不出来で、不平等な愛情の注ぎ方をする。
    結果、兄弟は優劣を感じ、コンプレックスが生まれる。

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    2025年08月28日
  • 発達障害「グレーゾーン」生き方レッスン

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    読み始めから半分までは男性についてが多く書かれており困惑した。
    しかし最後の方になるとグレーゾーン全てに当てはまる話になった。
    正しい理解と克服法の方が読んでて楽しかったため星3つで。
    しかし学べることも多くあったのでグレーゾーンに興味のある方。当事者はぜひ。

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    2025年08月19日
  • ネオサピエンス 回避型人類の登場

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    若者の恋愛ばなれ、生涯独身者の増加、少子化、子どもの自殺が増えてることも関係があるのかもと思えてしまう。
    自分も回避型の傾向があるのでなんとなく理解できることが多かった。

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    2025年08月07日
  • 生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害

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    回避性パーソナリティ障害の背景とその性質についてわかりやすく解説してくれている本
    幼少期の愛着形成だけでなく時代背景なども影響するという点に納得ができた
    一方で回避性のめんどくさく思う気持ち、虚無感を改善していくことについてはケースバイケースで、こうしたら自分の回避性も改善される!と強く思えるような内容ではなかった
    まあ、本読んで直せたら精神科いらないってことですよね

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    2025年07月26日
  • マンガでわかる 愛着障害~自分を知り、幸せになるためのレッスン~

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    【 生きづらさを感じている、あなたへ 】
    もしかしたら愛着障害かも?薄々気付いていた「周りと違う」に悩んでいたけれど、原因がわかり、少しすっきり。

    愛着障害で悩んでいる人は案外多いのかな?という印象です。
    普通に親に育てられたから無関係!と思っていたけれど、自分の「普通」は、もしかしたら普通ではなかったのかもしれません。
    幼少期に愛情を沢山かけてもらい、受け入れてもらえた経験がどれほど大事なのかを痛感しました。

    私は父親が厳しく、レールから外れた行動はすぐに否定、怒られて来ました。
    いつからか、父親の顔色を伺いながら生活するようになりました。
    でもそれも、「自分が悪いから父親は怒ってくれて

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    2025年07月20日
  • 病める母親とその子どもたち ――シック・マザーを乗り越える

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    わたしは母を赦せないけど、感謝している。なんでかわからんけどずっとそう思ってて、その答えが書いてあったような気がする。

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    2025年06月22日
  • 発達障害「グレーゾーン」 その正しい理解と克服法

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    ー 大事なのは、障害か障害でないかを区別することではなく、その人の強みと弱い点とをきちんと理解し、適切なサポートやトレーニングにつなげていくことだからだ。グレーゾーンと判定されるレベルでは、とくにそのことが重要になるのである。

    近年、発達の特性は、障害ではなくニューロダイバーシティ(神経多様性)として理解されるようになってきている。それは、それぞれの人がもつ脳の特性であり、個性である。それを、わずか数個の診断カテゴリーで区切ろうとすることは、自然の多様性を、人間の決めた数本の境界ラインで区切るようなものである。 ー

    まぁ、それはそうなんだけど、本人の生きづらさとか、他人からの見る目やそれに

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    2025年06月09日
  • 不安型愛着スタイル~他人の顔色に支配される人々~

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    audible95冊目。

    愛着障害については、何となく知っているつもりでいました。勝手なイメージでは、1番大切にしてほしい親から愛情をかけてもらえなかったがために、自己肯定感が低かったり、他者に必要以上に依存したり、うまく関係を築けなかったり…。

    深刻な愛着障害…ではなく、この本にあるような不安型愛着スタイルに該当する人は、世の中に、否、わたしの身の回りにもたくさんいるのだと感じました。

    わたしは母に愛情たっぷりに育ててもらいました。過干渉でもなく、無関心でもなく、ただ少し心配症かなあというところもあったけど、おかげさまで、それなりに自分を信じてやれる部分もあるし、それなりに他者と関係を

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    2025年06月01日
  • 生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害

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    回避性パーソナリティ障害の傾向に当てはまる為、読んでみた。

    これがわかったところで、結局やらざるを得ない場面になったら、つべこべ言わずにやるだけだと思って、そこまで示唆を得るものはなかった。つまるところ、自分は勝手にこの傾向を自覚して、克服していたのだと思う。

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    2025年05月30日
  • 愛着障害~子ども時代を引きずる人々~

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    表現が気になる描写がありました

    内容は勉強になりましたが、
    “性同一性障害”の単語を使用している点や、私の認識違いの可能性もありますが、母親からの愛情が不足すると同性愛者になる可能性もあると受け取れる点が古いなと感じました。
    この作者の本は複数出ているので、他では言及があるのかもしれませんが、母親の役割に対した父親への言及が極めて少ないことも気になりました。

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    2025年05月27日
  • 統合失調症 その新たなる真実

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    専門的な内容を中心に、新たな発見がありました。
    また、事例が豊富に紹介されていて、参考になりました。
    筆者の主張は、患者に寄り添っていて、その原則を貫いている点で立派なのですが、なかなか社会や経済がそれを許しません。
    筆者の小説である、『風の音が聞こえませんか』は、読んでみたいと思いました。

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    2025年05月19日