岡田尊司のレビュー一覧

  • 愛着障害~子ども時代を引きずる人々~

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    ネタバレ

    「子どものトラウマ」と関連して読みました。人との関わり方が不器用で、一見発達障害かもしれないと思う子でも、根底に愛着障害を抱えていることがあり、発達障害の子との関わり方ではうまくいかないこともあるようです。本書に示された子(人)の特徴を見て、自分も当てはまるかも知れないと思い、親との関わり方をふり返ってみて納得いくことが多々ありました。読んだ後で、いろいろな困難を抱える子どもたちの話をよく聞き、癒やし、伸ばしてやることがこれからの自分の使命だとも思うし、自分を癒やす方法でもあるのだと理解しました。

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    2022年08月23日
  • 回避性愛着障害~絆が稀薄な人たち~

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    「回避性愛着障害」ってどうして知ったんだったかな? 他の光文社新書を読んだとき、巻末の紹介を読んで思い当たったんだったかな? 愛着形成がいまひとつなために、深いつき合いをついつい避けてしまうような性向のことをいう。
    読んでみて、何だか男性の多くが回避性愛着障害なんじゃないかな(もともと男は承認を求めるとか、愛着障害っぽいけどさ)。そしてそれでも何とかやっていけるように、世のなかが回避性愛着障害の男性に生きやすいようになっていたようにも思う。要はあまやかされていたということ。でもそれはもう昔の話。とはいえ、この本も例に挙がっているのからは何となく男性ばかりイメージしてしまう。女性にも回避性愛着障

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    2022年07月24日
  • 真面目な人は長生きする 八十年にわたる寿命研究が解き明かす驚愕の真実

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    他の著書と同様愛着に着目して述べられている点に関しては一貫性があって良かった。

    ただどのような話題も"真面目に生きてる人の方が得をする"という結論に辿り着くよう話の流れを意図的に生み出してる感は否めない。
    個人的には全体を通してあまり腑に落ちなかった

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    2022年07月08日
  • インターネット・ゲーム依存症 ネトゲからスマホまで

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    ネタバレ

    そうかー、2014だから8年前だ。コロナの前だ。この後処方箋は変わっているのかなあ。家族第一主義みたいのがなんかしんどい。家族以外で何とかしたいとしたら、どうしたらいいんだろう。

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    2022年06月29日
  • ネオサピエンス 回避型人類の登場

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    タイトルからして、ユヴァルノアハラリによるサピエンス全史にインスピレーションを受けたものだろうと思ったが案の定。ユヴァルの提示を自らの精神医学の専門分野から広げて、更に具体的な未来像を描いたものだ。最早、SF小説の雰囲気さえある。

    回避型愛着という愛着障害を情報化社会が加速して増加させていく。そして、人類はやがて回避型人類と共感型人類に区分される。回避型は今はまだ多く無いが、必要性が低下する中で精子の数が漸減する人類の進化傾向に重ねて、こうした変化が起こり得るだろうと、これは著者による仮説であり、推論。サピエンス全史へのトリビュートという感もある。

    しかし、本当に回避型、ある種の対人無関心

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    2022年06月19日
  • 愛着障害~子ども時代を引きずる人々~

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    理解はできるけど

    理解はできるけれど、克服は生半可なことではないなと実感。これを読んでいると、今の時代、愛着障害でない人の方が多いのではないかと思ってしまう。そういった人と関わる際には役立つ一冊になりそうです。

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    2022年05月13日
  • 境界性パーソナリティ障害

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    主に子供のコロロの親との関係から生じる、障害で、何となく自分探しの旅のような。これは、治療することができる症状だ。
    もっと人格障害的な内容を期待していたので、探し直し。
    自分のこととか、周囲の人間の顔を思い浮かべながら、色々考えてしまう。

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    2022年05月04日
  • 死に至る病~あなたを蝕む愛着障害の脅威~

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    死に至る病とは絶望=神を信じられないことだとキルケゴールは言ったがそれだけではない、愛着障害が原因である

    で始まり4巻にあたるこちらでは子供の鬱、ADHD、オキシトシンの効果をメインに過去や著名人を例に進む。

    1,2巻が愛着障害の説明、3巻が実践編、漫画はその簡略化したまとめ、ときて4巻目はより壮大な感じだった。これから子育てをする又はしているならここまで読むのもおすすめだが、私は3巻が一番よかったのであまり響かず……。

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    2022年04月12日
  • アスペルガー症候群

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    印象に残った言葉
    ・親がその子のために与えることのできる最上の贈り物は、安心感と自己肯定感である。

    第6章と7章が特に参考になりました。

    また、私はプライベートでは、きまぐれで、よく予定変更をするタイプなので、それはアスペルガー傾向の人には強いストレスを与えることがわかり、気をつけようと思いました。

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    2022年03月14日
  • 夫婦という病

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    21のケースを具体的に紹介しながら、夫婦間で起こる問題の原因を愛着スタイルやパーソナリティをもとに紐解いていく

    これは結婚してから読んだほうが面白いなー
    今読んでもあまり共感できないのが残念
    まだ結婚してないお気楽な身分からすると"そんな人早く別れればいいのに…"と思ってしまう

    カサンドラ症候群とオキシトシン系の影響についてもう少し詳しく勉強したいなと思った
    愛情を与えられることだけでなく与えることでもオキシトシン系が活性化するのは興味深い

    これまで岡田先生の本を読んできて感じたこととして

    病院実習や医者である親を見ていて、
    患者に対する「大したことない」「死ぬわけ

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    2022年03月03日
  • 回避性愛着障害~絆が稀薄な人たち~

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    導入として、分かりやすくて良いと思った。
    ただ掘り下げるとなると不十分な内容だと思う。

    様々な人物のエピソードが散りばめられているが、そんなにすんなり上手くいくのかな?と思ってしまった。

    最後の章では人が生きていく上で必要な心構えが散りばめられていたと思う。
    ただ、そこまでして人間が生存していかなくてはならない理由ってなんだろうとも思っている。

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    2022年02月27日
  • マインド・コントロール 増補改訂版

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    洗脳、マインドコントロールの実際と問題点が一通りわかる。テロからカルト、共依存など。
    その仕組みの全てが悪いわけではないが、その仕組みを悪用する危険があるのだ。
    今のこのネット社会、社会からの隔離、考えることの遮断、過度な情報と、確かに洗脳されるに十分な環境が整っている。
    ネットで炎上するのも、そう言うことも一因ではないかと考える。
    キレやすい大人、子供、自分勝手で視野狭窄な人間も増えたしな。

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    2022年02月08日
  • マンガでわかる 愛着障害~自分を知り、幸せになるためのレッスン~

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    自分にも当てはまる

    愛着障害に関する知識を得るためにはわかりやすいと思います。ただ、一部、これは違うのではないかなと感じた部分や、この漫画のように上手くいくとは思えないと考えた部分がありました。

    #タメになる

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    2022年02月07日
  • 真面目な人は長生きする 八十年にわたる寿命研究が解き明かす驚愕の真実

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    1500人規模のサンプルを対象に、80年もの長期間のデータ収集による研究結果を基にした論文を頼りに、長寿の秘訣を解き明かす。論文紹介本であり、例えば、最近「独身男性は早死にする」というような発言をよく聞くが、その論調のルーツである。

    酒タバコの寿命への影響、運動の効果、転職、離婚はどうか。だけではなく、性格が寿命にどう影響するか。結論は、本のタイトルにもなっている。

    真面目である事は、医師の助言に対しても誠実であり、規則正しく、健康的にあろうとするだろうから、真面目イコール不真面目より長生き。これは自明であり、意外性は無い。暴走車よりも、真面目な運転手の方が事故死する確率は低いというだけの

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    2022年01月17日
  • 過敏で傷つきやすい人たち

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    岡田尊司の中でも特に実用性の高い本。自らの精神状態に不安がある方、周囲にそのような方がおられる人にオススメ。チェックリストやタイプ別の対処療法が示されており、すぐにでも実践できる。私自身は該当しないために、改めてこうした人の存在や難しさを認知した程度の読書。

    自立と依存のバランス、愛着形成の重要性、心理的安全基地を確保すること。岡田尊司の他の本でもよく見るこれらは、本著でも述べられる。また、両価性によるヒステリーへの対処など。これらは改めて学ぶことが出来た。

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    2022年01月09日
  • ネオサピエンス 回避型人類の登場

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    自身も回避型のスタイルなので、共感できる部分はたくさんある。
    社会の変遷と共に回避型人類が増えるのは多いにありえるが、回避型が世界を席巻するかは甚だ疑問が残る。
    共感型であろうと回避型であろうと、それは個性である。有利不利が必ず存在する。
    なんだかんだで社会はバランスのいいところで落ち着くと思われる。

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    2021年10月23日
  • マインド・コントロール 増補改訂版

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    マインドコントロールは、カルト教団のように完全に洗脳されてしまうようなものから、暗示なように側から見ても分からないレベルでのものまで様々ある。

    古くは古代ローマ時代から駆使されており、その発展はもともと精神病の治療目的であった。この研究が特に東西冷戦期に軍事目的で活用されることで大いに発展してまった。

    以下、主な学び。

    マインドコントロールされやすい人は
    ①依存的なパーソナリティ(愛情への飢え)
    ②高い被暗示性(人のことを信じやすい)
    ③バランスの悪い自己愛(自信過剰)
    ④現在及び過去のストレス、葛藤
    ⑤支持環境の脆弱さ(孤立)

    マインドコントロールの原理は、
    1、情報入力を制限する、

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    2021年10月09日
  • 話を聞きたがらない夫 悩みを聞いてほしい妻 精神科医が教えるコミュニケーションのコツ

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    "不安型愛着スタイル"と"回避型愛着スタイル"
    私はまさに前者で、夫は後者に近いものがある。
    自分のことばかりに必死で相手の傾向まで考える余裕もなかったので、今回特徴などを知れて良かった。

    「心の安定基地をつくる」
    本音の伝え方も聞き出し方も「回避型」向けに工夫すればいい。

    できるだけ感情的にならない
    ‪✕‬ なんで〜!?
    ◎ どうして〜?(ほがらかに)

    依存的に受け取られないような言葉を選ぶ
    ‪✕‬ なんで〇〇してくれないの!?
    ◎ 良かったら〇〇してほしいな〜ムリなら大丈夫!

    事実に基づいて話す
    ‪✕‬ (どうせ〇〇なはず・・・)〇

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    2021年08月30日
  • 対人距離がわからない ──どうしてあの人はうまくいくのか?

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    パーソナリティ障害がどのような面で生きづらいのか、様々な相関を示すデータが多かった。岡田先生の本のなかでは少し難しい方だと思う。

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    2021年07月11日
  • きょうだいコンプレックス

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    すべては結局親が握ってるんだと思った。
    幼い子にとっての世界は親で成り立ってるから、親の行動ひとつでその子の世界観が確立されてしまうんだなと。

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    2021年07月02日