岡田尊司のレビュー一覧
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ネタバレ愛着障害を抱える人にとって、人生とは苦痛が多く喜びは少ない。医療が未発達の時代なら、愛着障害から起こる免疫力の低下により早くに死んでしまった人たちが、現在では発達した医療に支えられて生き延びている。そんな時代であるから、様々な症状に苦しむ人たちや、問題行動が目立つ人たちが増えた。これらを治すには、愛し愛される。世話をすることに喜びを持てる社会にすることだと、そう書かれてるのかなと思った。
共感能力を高めて、「ほどよい距離」で人と関わるのって、凄く難しいなと思う。私は他人との「ほどよい距離」がわからないなと、この本を読んで気づいた。 -
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ネタバレ愛は、優しさや寛容さのうえに成り立つ。やさしさや寛容がなくなれば愛も死んでしまう。
オキシトシンがなくなると、イライラが続いて優しさや寛容がなくなる。
優しさの正体はオキシトシン。優しさは与え合うもの。相手を責めても手に入らない。自分から与えようとすると自然と手に入る。
キリギリスにアリの暮らしはできない。そうと気づいたらできるだけ早く見切りをつける。
同じタイプの相手を選ぶのは、砂漠を磁石なしで歩くと、元の場所に戻ることに似ている。足の長さが左右微妙に違っていて、巨大な円を描いてしまうから=自分自身の偏りに起因している。
依存性パーソナリティがDVを引き寄せる。
現実の生活は完璧はあり得 -
Posted by ブクログ
「回避性愛着障害」ってどうして知ったんだったかな? 他の光文社新書を読んだとき、巻末の紹介を読んで思い当たったんだったかな? 愛着形成がいまひとつなために、深いつき合いをついつい避けてしまうような性向のことをいう。
読んでみて、何だか男性の多くが回避性愛着障害なんじゃないかな(もともと男は承認を求めるとか、愛着障害っぽいけどさ)。そしてそれでも何とかやっていけるように、世のなかが回避性愛着障害の男性に生きやすいようになっていたようにも思う。要はあまやかされていたということ。でもそれはもう昔の話。とはいえ、この本も例に挙がっているのからは何となく男性ばかりイメージしてしまう。女性にも回避性愛着障 -
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タイトルからして、ユヴァルノアハラリによるサピエンス全史にインスピレーションを受けたものだろうと思ったが案の定。ユヴァルの提示を自らの精神医学の専門分野から広げて、更に具体的な未来像を描いたものだ。最早、SF小説の雰囲気さえある。
回避型愛着という愛着障害を情報化社会が加速して増加させていく。そして、人類はやがて回避型人類と共感型人類に区分される。回避型は今はまだ多く無いが、必要性が低下する中で精子の数が漸減する人類の進化傾向に重ねて、こうした変化が起こり得るだろうと、これは著者による仮説であり、推論。サピエンス全史へのトリビュートという感もある。
しかし、本当に回避型、ある種の対人無関心 -
購入済み
理解はできるけど
理解はできるけれど、克服は生半可なことではないなと実感。これを読んでいると、今の時代、愛着障害でない人の方が多いのではないかと思ってしまう。そういった人と関わる際には役立つ一冊になりそうです。
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21のケースを具体的に紹介しながら、夫婦間で起こる問題の原因を愛着スタイルやパーソナリティをもとに紐解いていく
これは結婚してから読んだほうが面白いなー
今読んでもあまり共感できないのが残念
まだ結婚してないお気楽な身分からすると"そんな人早く別れればいいのに…"と思ってしまう
カサンドラ症候群とオキシトシン系の影響についてもう少し詳しく勉強したいなと思った
愛情を与えられることだけでなく与えることでもオキシトシン系が活性化するのは興味深い
これまで岡田先生の本を読んできて感じたこととして
病院実習や医者である親を見ていて、
患者に対する「大したことない」「死ぬわけ -
Posted by ブクログ
1500人規模のサンプルを対象に、80年もの長期間のデータ収集による研究結果を基にした論文を頼りに、長寿の秘訣を解き明かす。論文紹介本であり、例えば、最近「独身男性は早死にする」というような発言をよく聞くが、その論調のルーツである。
酒タバコの寿命への影響、運動の効果、転職、離婚はどうか。だけではなく、性格が寿命にどう影響するか。結論は、本のタイトルにもなっている。
真面目である事は、医師の助言に対しても誠実であり、規則正しく、健康的にあろうとするだろうから、真面目イコール不真面目より長生き。これは自明であり、意外性は無い。暴走車よりも、真面目な運転手の方が事故死する確率は低いというだけの