岡田尊司のレビュー一覧
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「愛するがゆえに、その愛が裏切られたり拒否されたりすると、それが憎さに変わるという心理メカニズムは、誰にでも見られるものである。」
「深刻な愛情飢餓を抱えた人では、愛情や関心が少しでも脅かされることに敏感で、親しい間柄になるほど、二面性のある行動に出てしまいやすい」
自傷行為
「自分を罰し、痛めつけたから、もう少し生きていてもいい」
過食「食べるという行為は、母乳を貪り吸った乳児の時代においては単なる摂食行動ではなく、愛情と安心を与えられる行為でもあった。」
万引き 浪費「そうした直接的に愛情をもらう行為の代替行為として大きな位置を占めるようになるのが、物を与えられたり、買ってもらったり -
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自分と他人は違う。自分の考えが相手にとって最良だとは限らない。自分の基準や考え方で相手を評価したり批判したりしても、それはあくまでも自分にしか通用しない。何故なら人は一人一人育った環境も違えば、見てきたもの聞いてきたもの触れてきたもの全てが自分(あなた)とは異なるからだ。
それは自分の子供に対しても勿論当てはまる。自分の親と、自分の子供にとっての親は違う。だから自分を育てた親が言ったことが自分の子供に通用するかと言えば、そんな事は無いはずである。それを理解せずに、自分がこうした方が良いという考えを子供や他人に押し付ければ当然違和感が生まれるはずだ。まず理解しなければならないのは、当たり前だが、 -
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前半を読んでいるうちは、「科学的ではない」お話だなぁ、と感じるところが多かった。
母親との愛着ばかりに何故か着目し、父親、あるいはその他の周囲の人との関係に関する話、分析が全く出てこないところなどは、その姿勢の偏りだけで、この内容を読み進める価値がないのではないか、と思ったほどだった。
しかし、実のところ、自分自身も、直感的には著者と同種の感覚を持っていたこともあり、読み進めたところ、共感する部分が多く、読後感としては、そのとおりと腑に落ちるものだった。
P99前後の「例えば、幸福になるという一事をとってみても、生物学的な仕組みを超えることはできない。」というあたり、正にそのとおりと思う。 -
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もともとアスペルガーっぽいねとは言われていたけれど、先日、妻の働く保育園での自閉症の子の花椅子を聞き、あまりに自分の小さい頃と同じで驚き、この本を手に取りました。
生きづらさは常に感じているので、薄々わかってはいましたが、かなり自分に当てはまるところが多い。特に人間関係の部分や、同じことをずっとやってられるところは全くそのもの。
人には、「この前言ってたことと違いますよ」とか、「ルール決めたのはそっちなのになぜ守らないんですか」とかすぐ言ってしまうのだけど、すぐ偉そうだとかうるさいとか言われてしまう。純粋に疑問に感じたから聞いているだけなのに、どっちがおかしいんでしょう?いつもミッシェルの「世 -
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漫画でわかりやすかった。
パーソナリティ障害というと、生まれながらの性格により治らないものかと思っていたが、子どもの頃の愛着に問題があったり、発達障害があると発生しやすいとのこと。
環境が生み出した偏りにすぎない、生き方、受け止め方、行動次第で大きく変化する
変えられないのは思い込み
⭐︎境界性パーソナリティ
親自身が苦しさを抱えてその対応を優先してしまうと
上の空だったり、めそめそしたり、自分のことで精一杯、だったりすると
境界性パーソナリティ障害の原因になりうる
※一見、手のかからないしっかりした子に見えて後からそうなることもある
ママは自分のことを見てくれない、後回し
対応は
冷静な -
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母親の存在の大きさに驚いた。それぞれの人の価値観や考え方は過去に起因することは分かっていたが、経験を受け止める皿として母親の存在があるため、それが重要。乳幼児期の母親の存在がオキシトシンの受容体の数に影響することが衝撃的だった。
人のどんな行動も愛着を求めてゆえだと思えると対処しやすくなる感じがした。
過干渉、母親の自己愛、兄弟との比較など客観的に見れば問題があってもいざやろうとするとバランスが難しいんだろうなぁととても思う。
自分は母親という病を乗り越えて今は安定しているのかな。幼少期の癇癪、悪戯、乱暴、悪い行為もそうだし、中高生の時期に頑張って完璧を求めていた部分もそうなのだろう。あとは最 -
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一見するとADHDのようなものも、それは生来の愛着から形成されたものが理由かもしれない。
生きづらさという誰しもが抱えていることを「愛着障害」という切り口で分析するのは読んでて面白かった。
かくいう私もコミュニケーションがうまく取れないことが多く、ADHDではと勝手に思っていたが、この本を読んでから自分という人間が形成された過程を思い起こしていた。
ただ、もう少しこの愛着障害の克服を具体例をもって記載してほしかった。
生まれてから最も生き残りやすい方法で人格が形成されていくことは、親という安全地帯が正常に機能しているかどうかで愛着障害になるかが決まってくる。
求めにすぐに応じるのではなく、基 -
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ネタバレ回避性パーソナリティ障害と似て非なるものとして、社交不安障害について語られている。破局的思考は、妻もよく見せる思考だなぁと感じる。
ホルモンバランスや諸々の条件が絡み合ってそういう状態を発露させるのだと思うが、ひとつ思うのは、その状態を脱したいという気持ちが自分の中にあるのなら何かしら行動を起こさないと変わらない、ということ。作中でも語られていたが、自分のしんどい状態に目を向けるのではなく、自分がやりたいこと、やるべきことに目を向けて行動する。しんどい状態を無視して何かをすることは肉体的にも精神的にもある程度の苦痛を伴うだろうが、ACTIONを起こさなければ現状は変わらない。そこに対してACT