岡田尊司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
精神科医で実際にさまざまな患者の治療にもあたっている著者による、インターネット・ゲーム依存の危険性を説いた書。
日本人によってこのトピックについて書かれた本は少ない。この本では日本に関連する色々な情報を得られて参考になった。諸外国に比べ、政府によるスクリーンタイムの規制が少ないのはどうにかした方がいいような。この本は8年前の本だけど、状況は変わってなくて残念。
自分がインターネット依存ではないかと不安になっている人は、まずこの新書を読んでみるといいのではないか。もしくはお子さまがインターネット・ゲーム依存ではないかと思う親御さんにも。このトピック関連の本で、実際の治療に基づいた知見から対策 -
Posted by ブクログ
精神的に疲れてきて、何か心の置きどころが悪くなっていたところに出会った本。
自己診断まではしていないが、こんな気配を感じた。
特に当てはまりそうなのは、自己愛性パーソナリティ障害。以下、引用。
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このタイプの人は、対人関係において、賞賛だけを捧げてくれればいい大多数の者と、しばしば現実面では無能力な本人の世話をし、さまざまな現実問題の処理を代行してくれる依存対象の二種類を求める。
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ここまではっきりとではないが、認められたい自分、ただそこまで認められていない自分に葛藤がある。
今の仕事の取り組み方が『中学校時代のようだ』と感じることもあるが、これっていうのもこどもっぽいの裏返しではないか -
匿名
購入済みほぼ合ってる
何事にも面倒くさく、やる気がない。物心がついた頃からそうで、感情表現も乏しく、対人関係は見るも無惨。学生時代はまだ良かったが、社会に出るとともに良くなるどころかひどくなり、会社も飛び出すようにやめてしまった。
外に出るのも億劫になり引きこもるようになってこの本を読んだ。
社会に出たら良くなるってこと以外は、ほぼ当たってて自分はそういう障害を持っているんだと納得できる内容だった。
納得はしても、今まで蓄積された劣等感やゴミクズのような自尊心を、どうにかできるものでもないのだけれど。
ただ、生まれ育った環境によるものもあるらしく、自分だけの責任で生きずらいわけじゃないのだと分かった -
Posted by ブクログ
中身は結構難しかったです。。
回避性パーソナリティにもいくつか種類があるっていうのと、それがどういうものか、どう変えていくか、いろんな人のエピソードを交えつつ、といった話だったかと。
ただ、あとがきの手前に書いてあった、結局のところ人は死ぬので、それまでの間どう生きるか。回避し続けるもよし、挑戦していくのもよし、あなたはどっち?と問われた点はインパクトあった。
一般常識的には、挑戦する人生の方が良いとされてはいますが、それですら人によるわけなんで、どう行動するか読者次第なんでしょう。
自分のことを振り返ってみると、ああいう過去があったから今の自分はこんな感じになってるんだなとか、逆に今の自分の -
Posted by ブクログ
子どもが小さいときの育て方で大事なのは、愛情をたっぷり注いで、安心・安全をしっかり感じられるようにすること。
さまざまな育児本でも言われていることだが、それが将来のパーソナリティに深く関わってくることを改めて感じた。
また、現代ではそれが個人の問題にとどまらず、社会としての傾向にも見られること、不幸な養育環境から生まれた著名な哲学者や文学者、研究者の具体例など興味深い話がたくさんあった。
生物学的に、とか社会学的に、とか多様な角度から愛着障害について語られるが、最後は著者からの「それでも、逃げずに自分の人生を生きよ!」という熱いメッセージ。
10年前に出版された本だが、今もこのメッセージは胸に -
Posted by ブクログ
岡田尊司先生の本で精神科の勉強をしようと思っています。先生の文章はとても読みやすくやす、優しさを感じて好きです。
つい先日、適応障害と診断されてしまい、自分で解決できていない問題を抱えたままでは、これから先に進めないとの想いもあります。
そんな中で、自分と向き合う、自分を知る作業の一環としての読書でもあります。
この本の診断の結果では、過敏な傾向にはあるが軽度、といったところ。自分の感覚だけで物事を見ることは、物事を見ているとはいえないなと改めて思いました。そして、多かれ少なかれ、気づいていようといまいが、みんな何かしらの問題を抱えて生きているのだなぁとしみじみと思いました。 -
Posted by ブクログ
現在の仕事の知見を深めたいと思い講読しました。精神障害の中でも理解が難しかった境界性パーソナリティ障害の特徴やその背景、改善·回復までのプロセスが丁寧に解説されており、また事例も豊富に記載されており、理解を深めることができました。
パーソナリティ障害が、自己を確立するための生みの苦しみであり、再生のための試練として、危機の時代を乗り越えれば必ず回復できるとのことですが、実際の支援に当たっては、障害の特性理解や本人の養育環境の把握など、この障害への関わりの難しさを実感しました。
最後に、事例の一つである、ヘルマン・ヘッセの人生については、この障害を理解するための、克服するための多くのヒントが含ま -
Posted by ブクログ
【308冊目】東大哲学科を卒業した後に、京大医学部を出て精神科医になった岡田さんの書。この方の著作はいつも面白い。今回も御自身が観察なさったケースや有名人・偉人のケースを、父親との関係という角度から多数紹介し、本人の人生にどう影響を与えたのか考察していく。
2014年の著作だけど、極端なフェミニストの方が読んだら怒り出しそうなことが書き連ねてある(笑)編集部は苦情対応を無事こなせたのだろうか?(笑)子育てで影響が強いのは母、特に乳幼児期は母親とのつながりがめちゃくちゃ重要、とかね。父親の役割が重要になってくるのは思春期以降とかね。いずれも参考論文は紹介されているとしても、肌に合わない読者多 -
Posted by ブクログ
こういう状態から抜け出すには、誰か親レベルで無償の愛を注いでくれる人がいないと駄目だと思っていたけど、この本を読むとやっぱりそうなんだろうな。1人ではなかなか助からないのだ…。
自分はどのタイプにも少しずつ当てはまるけど、これはどうなんだろう。
というかこれって問題ある性格の人全て網羅してる気がするんだけど…。面倒くさい人は皆パーソナリティ障害?
これ結局知能指数が重要ではないだろうか。
頭がそれなりに良ければ、腕を切って得る安らぎよりも損失の方が大きいと判断できるはず。周りのせいでいつも自分が酷い目に遭うと思っている人も、確率的にそんなはずはないから自分に問題があるのでは?と気づくはず。