岡田尊司のレビュー一覧

  • 人を動かす対話術 心の奇跡はなぜ起きるのか

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    タイトル通りの本。

    内容は心理学の知見に基づいおり、実例も多いので大変参考になる。手元に置いて再読したい。

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    2019年07月07日
  • マインド・コントロール 増補改訂版

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    マインドコントロールについて分かりやすくまとまっている本。
    国家レベルやカルトが使う洗脳というイメージが強かったが、一般の生活や企業活動にも広く使われていることが分かる。内容を知ることで対策も立てられる。良書。

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    2019年07月07日
  • 夫婦という病

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    以前読んだ単行本が文庫化されたため自分のバイブルとして購入。
    夫を愛せない妻たちというサブタイトルが消えました。

    全体の構成は変わらず、いろいろなケースの事例を紹介しどのように解決するかどうすればよかったかまで書いてありとても参考になる。

    子供の誕生や、介護、他の家族との別離など、大きな環境の変化で2人の関係が変わることがある。
    そんな時、すぐにどちらかを加害者にして逃げるとか別れるとかを決めるのではなく、原因を分析し、なんとかしてみようとする。
    本書はそのパターンについて細かく解説していて、うまくいかない!という家庭は遠からず当てはまるパターンがあると思う。

    後半以降は、ザロメやヘップ

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    2019年08月20日
  • 夫婦という病

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    熟年期になると、夫婦やパートナーの存在意義が移り変わっていく、という記述が印象的でした。
    パートナーの存在意義は、子供を産むという生物的な縛りがなくなる熟年期に大きく形を変えるそうです。子供や家族にとってどうかという視点から、自分らしい生き方にとってどうかという視点に移り変わっていくという部分が印象的でした。

    下記、印象的な記述です。

    熟年期には、真に心豊かに過ごせる相手かどうかが改めて問われる。カギを握るのは、精神的な共有がうまくできているかどうか。
    特に次の三つの共有が以前にも増して重要になってくる。
    1、共感や思いやりという気持ちの共有、2、趣味や楽しみを分かち合う関心の共有、3、人

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    2019年05月05日
  • 境界性パーソナリティ障害

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    タイトルに惹かれて購入。
    境界性パーソナリティー障害について、コンパクトにまとめていて、理解しやすかったです。昔の自分と当てはめてみると、スーっと納得できる部分もありました。
    特に印象的だったのは、対人関係の変動の激しさです。最初は意気投合して仲良くなるのに、自分の思い通りにならないことが起こると、急に裏切られた感に苛まれて、評価が裏返り、嫌ってしまう点でした。
    今までこのような種類の本を読んできましたが、自分の経験と照らし合わせると、一番納得できた本に出会えました。
    著者は精神科医ですが、専門家視点で語っているのではなく、なるべく当事者に近づいているような視点で書かれているので、読みやすかっ

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    2019年04月28日
  • 愛着障害の克服~「愛着アプローチ」で、人は変われる~

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    ハンマーで頭をぶん殴られたような衝撃的な本。カウンセラーが一時的に安全基地になることを容認し、メンタライジングやマインドフルネスといった手法を使う。

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    2019年03月21日
  • 社交不安障害 理解と改善のためのプログラム

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    何冊か同じ著者の愛着障害に関する本を読んだので、「考え方一つで、人生は大きく変わる!」という説明文はなんだか浮いている気がしたが、実践的でかなりいいと思った。私は愛着障害(不安型)と社交不安障害が重なってるのかなぁ。そして色々なものを回避してる笑。

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    2019年03月22日
  • 愛着障害の克服~「愛着アプローチ」で、人は変われる~

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    何をやってもぽっかり心に穴が開いた状態になり、途中で躓いてしまう、その根本が愛着障害にあるのではないかと分かった時、過去のことがフラッシュバックされ、それが糸で繋がったように感じた。

    認知からではなく愛着から改善を。それも心にストンと落ちた。今までは考え方とか捉え方とかを変えようと頑張ってきたが、短期的な改善しか見込めなかった。愛着障害が改善できたら、自分が思い描く姿に近くための土台が築けるのではないか、そんな気がしている。

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    2019年03月17日
  • 脳内汚染からの脱出

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    この本を読み終わって、

    『スマホの電源を切るようにしました』

    今現在、以下のTODOを実行しています。

    ①仕事上や何かの連絡を誰かにしなければいけない状況以外、スマホの電源を切る

    ②勉強する時、本を読む時は、スマホの電源を切る

    ③土日は、ほぼスマホの電源を切る

    ④SNSは仕事上で使う以外は、基本はしない、最低限の連絡手段として、どうしても必要な時に使うのみ。ゲーム、ネットニュース、動画アプリは全て削除

    以前から、スマホへの依存がはっきりと自覚するほどありました。どういう状態が依存なのかは、多くの書籍があるので、そちらに譲ります。

    この「自分はスマホに依存している」という感覚がタ

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    2019年02月23日
  • 人間アレルギー―なぜ「あの人」を嫌いになるのか―(新潮文庫)

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    専門家が一般向けに分かりやすく述べている。学説や実験事例を交えての説得力もいい。 共感性と自己省察力は表裏一体。相手と信頼関係を深めるには、自分が素直で優しいこころをもつこと。当たり前に聞こえるがなぜそうなのかを教えてくれる。著者略歴によると、哲学を志し大学に入り、気が変わって医学部に入り直した。学力が高いと好きなことができる。2019.2.20

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    2019年02月20日
  • 人を動かす対話術 心の奇跡はなぜ起きるのか

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    精神科医でもある著書が描く対話の技術。
    様々なアプローチ方法について、俯瞰的な目で書かれています。
    非専門家の私にもスッと頭に入ってきて、とてもわかりやすいです。
    アプローチによって、得意・不得意があり使い分けるのが大事ですね。
    文を読んで「両価性」という言葉が何度も登場しています。
    確かに日常で片方に肩入れしてしまっていることは多いなと反省。

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    2018年11月04日
  • カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら

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    カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら。岡田尊司先生の著書。カサンドラ症候群の概要や特徴、カサンドラ症候群の対処法などがわかる良書。本書を読むと、カサンドラ症候群の特徴を持つ人は身近に意外と多いと思うかもしれません。

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    2018年11月04日
  • 誇大自己症候群

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    誇大自己症候群。岡田尊司先生の著書。自己評価やプライドが異常に高い自分第一主義、自分優先主義の人が増えている現代社会。自分に自信を持つことは大切だけれど、誇大自己症候群で世間に迷惑をかけてしまっては本末転倒。適度な自己肯定感を身に着けるための教育制度が不可欠です。

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    2018年10月06日
  • 誇大自己症候群 あなたを脅かす暴君の正体

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    誇大自己症候群 あなたを脅かす暴君の正体。岡田尊司先生の著書。誇大自己症候群は一種の現代病で、有名人にも誇大自己症候群がたくさんいることがわかりました。誇大自己症候群の暴君に出会わないこと、振り回されないことを願うと同時に、自分が誇大自己症候群にならないように心掛けないと。

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    2018年07月12日
  • インターネット・ゲーム依存症 ネトゲからスマホまで

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    「簡単に幸せになるには?」その答えは、非常に簡単です。インターネット・ゲームをやればいい。ネットゲームの利点は数えたらキリがない。
    まずその利便性。スマホ一つで、すぐに遊ぶことができる。
    無料で遊べるものも多数あるし、操作性も簡単。少なくとも学校の勉強より難しくない。

    ネットゲームを通して、世界中の人と同じ空間で遊ぶことができる。
    そして、多くのゲームには、明確なミッションがあり、目的と役割を与えてくれる。
    それらは、悪人から世界を救うものもあれば、宇宙平和を実現するもの、はたまた特定の悪人を倒すものまで、バラエティー豊か、楽しくないはずはない。
    現実世界では、決して味わえない興奮や幸福感を

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    2018年05月11日
  • 愛着障害の克服~「愛着アプローチ」で、人は変われる~

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    “愛着障害”に関し、著者は複数上梓しているので、
    今更ながら、時系列的に、刊行された順番に読んでいくべきだったと読み終えて気づくに至る。

    著者のきわめて論理的な、スキのない文章は説得力があるが、
    とりわけ、ところどころ挿入されている具体例がものすごくわかりやすく、
    身近に感ぜられるとともに切ない気持ちになる。

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    2018年03月21日
  • マインド・コントロール 増補改訂版

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    動機付けと操作性、洗脳と脱洗脳、そしてパーソナリティーこと などなど。医療や教育そして宗教の裏表。歴史も細かく記述してありよく整理がデキた。タフな仕事ですな、これに対峙するのは。

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    2018年02月18日
  • 母という病

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    こざっぱりとした食卓で、家族みんなで夕食を囲んで、和やかに話したりテレビを見て自然に笑うことが許されて落ち着く、なんていう得られなかった場面がどうしてもまだ欲してるというか憧れているのを、これを読んで気づかされてしまう。

    母は私の気持ちを理解しようとしてくれていただろうか、汲み取ろうとしていただろうか。
    演じず自然に生きるということがどれほど難しいか。
    本書の随所随所で過去を振り返ってしまう。

    たとえば、両親が喧嘩することを恐れていた感情だけが残ってる場面。母が怒りの感情を手持ち無沙汰にしているように感じた場面。

    でもこれは、母親個人の問題ではなく、社会全体の問題なんだと思う。核家族化、

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    2018年02月09日
  • 境界性パーソナリティ障害

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    泣きたい気持ちとごめんなさいの気持ちでいっぱいだ

    自分の取扱い説明書をやっとやっと得たような感じ。まるで料理のレシピみたいにその通りにいまの自分がつくられてる。

    「境界性パーソナリティ障害は、自己を確立するための産みの苦しみが、難産になったようなものである。…けれども、生まれることが自然なプロセスであるように、境界性パーソナリティ障害も、早晩落ち着き、回復を遂げることが自然な経過なのである。…どんなにつらいことがあろうと、とにかく生き続けさえすれば、それは必ず克服され、本来の自分にたどり着いていく。」

    支える人に向けて書かれているけれど、当事者側、思い当たる側も必読な本だと思う。
    ・自分

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    2018年02月02日
  • 父という病

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    すばらし。

    P51 このタイプにとって、何より大切なのは自分であり、わが子といえども、自分の自由や楽しみを制限する不快さのタネとなるとき、腹立たしい邪魔者にすぎなくなる。自分の邪魔をする者には、罵声を浴びせ、暴力をふるうこともいとわない。自分のすることはすべて正しいと思っているので、おれの邪魔をし、おれを怒らせたほうが悪いとのだという理屈で自分を正当化し、自分を省みることはない。 こどもからすれば、自己中心的で、身がってな父親だそんなに自分のことが大事で、子供が邪魔なのなら、子供など最初から作らなければいいのにと、子供のほうが思ってしまうような父親だ。

    P128 父親が理想像として貧弱すぎ

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    2018年01月04日