岡田尊司のレビュー一覧
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購入済み
大人に読んで欲しい
子供にどう接するべきか、全くわからなかったのですが、この本を読んで理解できました。分かりやすかったです
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Posted by ブクログ
HSP傾向の高い引きこもりの弟を理解するために閲覧。弟は、まさにこの本で解説されている過敏傾向をすべてMAXで持ち合わせているタイプだと判明。一体今までどれだけ苦しんできたのだろうか…。
私自身が過敏さ0%の超鈍感人間なせいで、身近にいる過敏傾向の人たちのことをよく理解できていなかったなと反省。今まで何冊か読んだHSP関連の本はどれも今ひとつピンと来ない内容でしたが、本書での臨床に基づいた詳細な分類と解説のおかげで、やっとある程度はHSPの全体像を把握できたかなと思います。
HSPを理解したい人にも非常にオススメですし、過敏さに悩まされている方には特にオススメしたい一冊。ヨガやマインドフルネス、各種エクササイズなど、過敏さを緩和するための方法も掲載された実用的な内容です。 -
Posted by ブクログ
精神科医として臨床現場に立つ著者が、精神的危機に陥った患者たちとの交流や古典の著者の人生を紐解いて、現代を生きる我々の日々の羅針盤となる「生きるための哲学」を探る本書。
所謂、哲学者が難解なものを更に難解にして言葉遊びに興ずるようにも見える非日常な学問としてでなく、古典ギリシャ哲学のように、今どのように生きるべきか?どう世界を捉えるべきかを真剣に探っているので、読みごたえがある。
実際に臨床の現場に立っていただけあり、患者の壮絶な半生とそこから得られるヒントは重みがある。
また、そういう経験をした著者だからこそ、悲壮な半生や特異な人生を経験した古典の著者の人生を見て本質的に重要な点を汲み取れたのだろう。
本書ほど古典的名著の著者の人生から現代に活かせるヒントを抽出出来ている本は中々ないのではないか。
悩みがある人はもちろん、無い人にも非常にオススメの本でした。 -
Posted by ブクログ
哲学に触れるだけのよくある自己啓発的な本かと思ってしまうが、実際はフランクルやウィトゲンシュタインなどの哲学者や、ヘッセやモームなど作家の人生を例に挙げて、人間が困難な状況をどう生きたかという事例として取り上げていく内容だった。
その他に、著者が精神科医として関わってきた人々の事例も織り交ぜられている。
「言葉は仰々しいが空疎な哲学用語を振り回したり、こうしたら幸福になれる式のプラグマティズムに陥ることだけは避けたいと思ったが、その点は、どうにか目的を達せられたのではないかと思う。」(おわりに 312p)
「人は、その言葉によってよりも、その行動や生き方によって真実を語る。」(「第七章 265p」)
上記の通り、哲学をした人の言葉と人生そのものとを比べてみることで、困難な状況での心の動きや選択の取られ方、生きる術についてイメージがしやすくなる。
「本書が投げかけたさまざまの人生の事実から、生きるための、ご自身の哲学を感じ取られることを、願うばかりである」(おわりに 313p)
本書の締めくくりの言葉の通り、哲学は自身の経験、性格、おかれた状況などから必要に迫られて発見する一面がある。
高名な哲学であっても当然批判はあるし、研究者のように深い理解をすることも一般の人には難しいことである。浅い理解で哲学用語を援用するよりも自分に沿った自身の哲学を見つけられるように、人生と考えの事例を読むことはよいアプローチだと感じた。 -
Posted by ブクログ
感想
自分は相当な愛着障害だとわかった(わかっていたけど、確認した感じ)
親の愛ってほんとうに必要だし、なくて育つとこじれて面倒だと思う!
同時にそういう欠けたものからアートや文学が生まれてくる。作家で愛着障害の人が相当多いらしい
内容
愛着障害について
著名人で愛着障害を持つ人
直し方の3部仕立て
巻末に自分分析チェックシートあり
。。。
まとめ
【愛着障害】は親にうまく育ててもらえなかった人
対策は
誰かに育て直してもらうこと
または自分で後輩や若い人を理想の親として育てること
自立とは対等な人間関係をもつこと
夏目漱石
太宰治
ミヒャエルエンデ
ヘミングウェイ
中原中也
長谷川泰子
小林秀雄 -
Posted by ブクログ
小難しい話なのかと思って身構えていたけれど読み始めたら全ての人間に関わるとても大事な話で、身近に感じられるもので、今までの自分の困難な人間関係が何故あんなにも苦しかったのか、愛着障害を知った後では納得できるようになり、読んで良かったと心の底から思えた。
その「人」の育った環境を情報として「その人」の評価に繋げるのが苦手でした。
片親だから、とか虐待されたから、とか。
だから、支援が必要という方向はわかるのですが、だから関わってはいけない(今はこんなこと言う人いないと思いますが一昔前は言われてきたと思います)とかネガティブな判断材料になるのはモヤっとしてきました。
だからと言って、育った環境関係なく人を見るというのは話が違うのだなとこの本を読んで思い至りました。
育った環境により、心に傷を負うからこそ、その後ケアをすることがどれほど当人ひいては社会全体で重要なことか。
この本の内容がもっと多くの人に共通認識として持たれるようになってほしい、そうしたら必ずもっと良い社会になるはず、と思えます。
恋愛でボロボロになった過去があり、何故あんなにも精神バランスを崩してしまったのか。自分を大切にしてくれない人に縋り続けたのか。
自分に自信が持てず、捨てられたくなくて縋ることに必死でまともに物事を判断できていなかったなと。
その後、自分のことを心から肯定して大事にしてくれる人に巡り会え、心が修復していくのを感じました。
ボロボロになった時は、もう立ち直るのは無理かと思っていました。
ボロボロになった時のお相手は愛着障害を抱えていたと予測できる過去がありました。
私は、恵まれた家庭で育ったとは思うのですが、恋愛も何もかも自分に自信はなかったので引きずられバランスを崩してしまったのかもしれません。
その後回復した相手は、おそらく安定型だったのかと思います。
安定型、回避型、不安型、その視点で人を見ると、今まで気付けなかったことが見えてきました。
偉人のエピソードを引き合いに出していることでイメージしやすく構成も良かったです。
文豪を変人扱いする風潮(この本ではなく)は苦手でした。この本を読んで、単純に変人や精神に異常をきたしたとか人として、、とかでなく幼少期の辛い事情が本人の性格に多大な影響を与え、今のような理解もなく1人悩み抱えていたのかと同情の気持ちがまたより一層強くなりました。
昔の作品を読む時は、その作品が作られた時代背景を知ることで作品理解が進むかと思いますが、著者に対する理解もただ出来事を追うだけでなくどんな風に子供の頃育てられたのか、愛着障害の視点から見ることで何を作品に残したかったのかどんな気持ちで作品を書いたかと考えることができるようになることで、作品を掘り下げて読めそうなのでちょっと楽しみです。 -
Posted by ブクログ
人は誰しも悩みを抱えているし、社会人にしろ学生にしろ全てが順風満帆、大成功に向かって安全航行を続けているということは少ない。ちょっとした困りごとは日常茶飯事、時には頭を抱える様な困難に立ち向かわざるを得ない状況に陥る。連続して訪れる小波大波を前にして無事に乗り越えたり、時に諦めて回避したり、一旦港に戻って嵐が過ぎ去るのを待ったりと、生きる事は航海に近いとしばしば感じる。場合によっては航海中にエンジン故障や操舵不能になる事もありパニック状態を引き起こすが、そのような時ほど冷静に修理に時間をかけたり、代替手段を探すためにじっくりと考えたいものだ。だが、ビジネスパーソン、特に管理職ともなると自分ひとりの自由気ままな船旅とは違うから、部下という船員、時には会社という巨大船団の中で足並みを揃えて目的地へ向かわせる必要性に迫られてくる。
管理職なりたての頃は、上からの期待や目標必達の非常なプレッシャー、更には自身の過剰なまでの意気込みが加わって、かなり無理な荒波に正面から直進しようとしていた事を思い出す。当然自分の精神的苦痛だけでなく、チーム全体のモチベーション低下までを引き起こし、部下は休みがちになったり、朝のミーティングに遅刻したり、中には日中も席を外したきり戻ってこない様な状況を作ってしまった事がある。学生時代はテストも満点、学年トップでないと満足出来ない様な完璧主義に陥った事もあり、その頃の様な2、3時間の睡眠しか取れない事も多々あった。
本書は現代社会のビジネスパーソン向けに精神医学の観点から、心が抱える病の原因と対処法について触れている。もしタイムマシーンで過去に遡れるのであれば、前述した様な若い未熟な自分に早く読ませてあげたかった。逆に冷静に当時の自分を振り返る事ができる歳になった今では、本書の内容には大きく頷ける部分が多く(勿論、自分は精神医学者ではないが、原因や事例の一致は自分を含め、周囲にも多く見られる)、非常にためになる知識である。
特に自分が管理職の様な立場、または多くの人を動かす様な立場の方であれば、必ずチームやもう少し大きな組織の中に、類似する行動様式や思考を持つ人がいる事に気付く。
本書はそうした人々への理解と対処をし易くするだけでなく、読者が何らか自身に一致する部分を見つけて早期対処に繋がるものと感じる。自身で解決出来るレベルなら悪化を防ぐ事ができるし、もう少し進んで肉体的・物理的な弊害が出るなら医師に相談するのも良い(私自身も心療内科には世話になった)。更に薬についての正しい知識を備えることは昨今問題視される過剰摂取への自身へのアラートにもなるだろう(進んでキマりたい様なODへは無力かもしれないが)。特にパーソナリティ障害の章は、誰もが何れかのパターンに当てはまりそうで、誠に申し訳ないのだが、読み進めながら周囲の誰かを思い浮かべては、その方へ相対するシーンを想像しシミュレーションしている自分がいた。
全てのビジネスパーソンへ、そして厳しい競争社会に立ち向かおうとする受験生の親たち、より多くの人が読む事で「生きやすい世界」「優しい世界」が作れる気がするのである。 -
ネタバレ 購入済み
よく当てはまります
私は最後のテストで、不安型でもあり回避型でもあるとわかりました、気分によって変わるのかもしれませんが、、この本の内容はよく当てはまるところがありました。
自分の親の感じが書かれてあるなと思い、自分の性格も見抜かれていてそこにまたドキドキしながら読んでました。
怖い、型が当てはまりすぎて、、
どうしようもない感覚になるとまずいので、旦那がいる時に全部読むようにしようかな。
私自身、パニック障害になったことをきっかけに
自分を根本的になんとかしたくて、それで手に取りました。
難しいことだけど親の愛情不足だったり、
いろんな要因で今の自分がいる。
なんでか自己肯定感は低いし、自信はないし
親に虐待されたことはないんだけど、愛情たっぷりに育てられて親が大好きなんて思ったりできないし、小学校中学校はつまらないイメージしかない。
これから自分が生きていく上で、生きづらさをなくして楽しく生きていくために、これから読み進めようと思います。
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Posted by ブクログ
動物、人は、母から産まれてくる。
母が子を育てることは、当然、本能とされている。
「母だから」「母なのに」・・・
その言葉に傷つく女性=母たちが大勢いる。
母なる大地、母は太陽、母なる海・・・などと、
母は偉大な存在なんかではない。
土砂崩れを起こしたり、雲に隠れたり、津波になったり、決して平穏な存在ではない。
なぜなら、母も一人の人間。
完璧な人間がいないように、完璧な母はいない。
「母という病」によって、
ヘッセのような文学がうまれたり、
ジョン・レノンのように素晴らしい音楽がうまれたり、
岡本太郎のように、芸術品ができたり、
全てがマイナスばかりではなく、
本人の資質が大きくかかわっていると思う。
子供の時には気づかなかった、母の姿が、
成長することで、客観的にみることができ、
状況や理由を理解し、許すことができたら、
きっと、その時が、親離れ、大人に成長した証かもしれない。
傷ついたまま、成長できない子供たちには、
しっかりと大人のサポートが得られたら、
どんなにいいか。
そして、この本は心の傷に、暖かい手でそっと包んでくれる。