【感想・ネタバレ】自閉スペクトラム症 「発達障害」最新の理解と治療革命のレビュー

あらすじ

自閉スペクトラム症(ASD)とは、これまで自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー症候群などと呼ばれていたものを二〇一三年に一つにまとめて名称。人とのやりとりが苦手、音やにおいなどに敏感、自分のやり方やルールにこだわりすぎる……つまり、自分がなじんだもの以外を受け入れにくい特性のため、生活に支障が出る状態をいう。学校や職場での不適応だけでなく、DVや虐待など家庭でのトラブルの要因にもなりやすい。そこで本書では、最新の知識・理解から、奇跡を起こす治療法、うまくいく対応のヒントやコツまですべて解説。

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Posted by ブクログ

学術的な内容がメインではあるが、治療・疾病理解に目を向けた1冊。診断されてないだけで、ASD気質の人はかなりいるだろう。自分の見えている世界と違いすぎると、私は感情的になりがち。どうすれば寄り添えるのか…正直まだわからない。

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2025年03月29日

Posted by ブクログ

自分が自閉症の傾向ありと診断されている上で読みました。

自閉症の歴史、タイプの分類、根本原因の仮説など、網羅的に整理されていました。
自分がどのタイプに当てはまるか判断し、今後の生き方を考えることができました。
また自分は過緊張がひどいので、その特徴に共感したし、対策も載っていて助かりました。

将来、自分の子供に自閉症の疑いがあった際、今度は子供のために再度手に取ろうと思いました。

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2023年02月16日

購入済み

役に立つ

仕事上、自閉の勉強をしているが、ケーススタディもあり、役に立ちました。同僚にも紹介させていただきました

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2022年09月29日

Posted by ブクログ

■相互的関係(応答性)の障害
・自閉スペクトラム症(ASD)に特徴的な症状の一つはコミュニケーション自体が乏しいことであるが必ずしもそうでない場合がある。コミュニケーションの量よりももっと決め手となるのは質的な特性。
・本来のコミュニケーションは相手の反応に応じて、やり取りするという相互応答性を備えているが、自閉スペクトラム症の場合、やり取りがスムーズに成立しない。
・相互性が大事という意識が乏しい。
・応答性の回路が未発達。
■ASDでは幼い頃に言葉の発達に遅れが認められることがよくある。ことに会話言語(話し言葉)の発達が遅い傾向が見られる。文字言語の習得はむしろ早いという場合もある。言葉が遅くても最終的に高い言語能力を獲得することもある。
■非言語的コミュニケーションが乏しく適切に行えない。
・表情が乏しい。
・身振り手振りが少ない。
・声の調子が単調。
・非言語的な意味に気付かない。
■相手が急いでいて話を切ろうとしても相手の言葉の調子の変化や表情などに気付かない。直接説明されてようやく状況に気付く。
■自分の話の方にばかり集中してしまい相手の反応に注意を向けることを忘れてしまう。
■目が合わないことはASDの最も特徴的な症状の一つだといってもよい。
■言語と非言語がちぐはぐ。
■社会的スキルが乏しく他人と親しい関係になったり関係を維持したり相手や周囲の反応に応じた状況にふさわしい対処がうまくできない。そうしたスキルに対する関心自体が乏しい。
■ASDのトレーニングを邪魔する大敵はテレビ、コンピュータ、ゲーム機、スマートフォンなど様々な情報通信機器。
・子供との情緒的なつながりや社会性を育む上ではしばしば阻害要因になる。
・自閉症の傾向がある子供たちは情報機器に吸い寄せられやすい。
・自閉症の改善には、まずテレビのスイッチを切ることが必要

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2021年05月31日

Posted by ブクログ

自閉スペクトラムの最大の問題は他者の心情に立つことができないことである。
知らぬ間に相手を怒らせてしまうことが自分にとっての1番の課題である。改善策としては怒らせてしまった場合は自分に非があることを認めること。それがなかなかできずに感情的になってしまうので意識して自分をなだめていきたい。
大人のASDには愛着障害の改善が社会性を取り戻すのに有用らしい。回避型の愛着スタイルから安定型の愛着スタイルへの変換が重要である。

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2022年11月06日

Posted by ブクログ

概要を知りたくて読みましたが、遺伝的な要素が強い病と思っていたら、環境要因も十分に影響があることを知りました。

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2020年12月19日

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