遠藤功のレビュー一覧
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ネタバレ結論を言おう、日本人にMBAはいらない (角川新書) 2016/11/10
教員評価を厳しく行い、ダメな教員は去れ!
2017年1月28日記述
著者の遠藤功氏は1956年東京都生まれ。
1979年に早稲田大学商学部(専攻は国際貿易論、田中喜助ゼミ)を卒業後、三菱電機入社。
米国ボストンカレッジ経営大学院にてMBA取得。
1988年約10年お世話になった三菱電機を退職
2005年早稲田大学ビジネススクール教授就任。
2016年3月、早稲田大学を退任。遠藤研究室の卒業生101名を教える。
著者が指摘する日本人にMBAがいらない理由として
1ほとんどの日本企業は、MBAを認めていない
2日本の -
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いままでモヤモヤしていた現場の問題が言語化されていて、なるほど!と手を打った。
現場には二つの主体がある。
①業務遂行主体
②人材育成主体
しかし、①と②にはリスクがある。
①の業務遂行主体には刹那的な達成感というリスクがある。
たいていの現場は本当に毎日同じ仕事の繰り返しではなく、現場判断が必要な「異常処理」が発生する。
この異常を処理する達成感により、現場は単調な反復業務に耐えられることができるが、反面、刹那的な達成感は、現場を思考停止に追い込むリスクがある。
本来は、異常を「処理」ではなく「なくす」ことを考えなくてはならないが、現状維持が主たる業務となってしまう。 -
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企業を生き物と捉えてみると、実態をつかみやすい。自らの個性を生かして、社会に影響を与えている生き物は、新陳代謝を繰り返し生存し続ける。
生きている会社は、創造性を発揮しつつ、健全な新陳代謝を繰り返し行っているのである。
生きている会社の素晴らしい実例を紹介しつつ、変化の激しい時代の会社のあるべき姿を解説している。
下期のスタートにあたって、チームメンバーに何を目標として頑張るかを伝えないといけないなぁと考えながら読んでみた。私の所属するチームは、熱を帯びているのか?理を探求しているのか?情に満ち溢れているのか?この3条件を意識して、寝ながら考えてみたい。(笑) -
Posted by ブクログ
30年超戦略コンサルタントの世界で活躍され、ローランドベルガーをトップとしてマッキンゼーやBCGと並ぶトップコンサルティング会社に育て上げられた遠藤氏の語る、コンサルティングとは?という深い問いに答える本。
真のクライアントのパートナーになる為には、頭の知性と、心の知性を掛け合わせて触媒にならないといけない。
頭の知性は弛まないファクト・ロジック・クリエイティブを駆使して考え尽くした最適解
心の知性は相手がやってみようと思える関係性を築く力と、心に刺さるメッセージを伝える言語化力
それらをどの様に鍛え、コンサルティングのプロジェクトで活かしてきたかを丁寧に解説されている。 -
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"本書のポイントを記載しておく。
○強い企業の条件
・企業活動の実態に目を向けること。強い企業は、競争戦略、オペレーション、リーダーシップの三要素の品質を高める努力を続けている企業。
・競争戦略は身の丈にあったものであるべき
・正しい戦略を正しくやりきることが、経営
○現場力とは何か
・戦略を軌道修正しながら遂行する組織能力で、現場で起きる問題を能動的に発見し、解決する。=現場力
・すべての業種、すべての機能に現場力は存在する。その優劣が競争力を左右する
・組織機能として現場力を磨かなければならない。
・現場力は、品質、コスト、スピード、持続性の四つの物差しで測れる。
○エクセレン -
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"即実践できるノウハウを伝える良書。
経営の三要素
ビジョン・・・なぜわが社が存在するのか
競争戦略・・・わが社はどんな価値を生み出すのか
オペレーション・・・競争戦略をどう実行するのか
問題とはギャップである。
あるべき姿 ⇔ 標準 ⇔ 現状
人間の行動は
事象→伝える→説得する→認識する→判断する→行動する
事象 → 見える →認識する→判断する→行動する
勘違い企業の共通点
?悪い情報が見えていない
?組織として見えていない
?タイムリーに見えていない
?伝聞情報しか見えていない
計画達成のループ
Plan → Do → Check → Ac -
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Posted by ブクログ
『どの企業も差別化を目指しているはずです。しかし、その多くはたとえ差別化に成功しても単発で終わってしまい、後が続きません。属人的なアイデアや小手先の差別化に終始しているからです。
差別化とは、「信念」で裏打ちされた自分たちの存在理由、つまり「自社らしさ」にこだわり続けることにほかなりません。「信念」から出発した差別化は骨太で、力強く、そう簡単に競争力が失われたりしません。競合他社が追随してきても、自分たちはさらに先を行き、進化させることができます。
旭山動物園の行動展示も、「動物のすごさ、美しさ、尊さを伝える」という、ゆるぎのない根っこから生まれています。』
ビジョン、意識、戦略、現場、