遠藤功のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ"10年後、20年後の姿を明確にイメージする事は決して難しいことではないが、簡単な事でもない。
逆境の最中で、イメージとして具現化し、そのビジョンに向かって行動した結果、成功が付いてきた。
そんな旭山動物園の様々なエピソードを盛り込んだ一冊。
私は個人としてのビジョンをまだ明確に持てていないが、この一冊を通じて考えさせられることが多くあった。
それが何かを言語化がまだ上手く出来ないが、
ビジョンのバックボーンは既に自分の中にあり、一度洗い出して明確化する必要があると感じた。
読んでよかった。
-----------------
旭山動物園のビジョンは単なる未来予想図ではなく、 -
Posted by ブクログ
経営戦略の概観を学ぶには、良好な書。
18章で、講義のように トピックスをとりあげる。
たぶん 経営戦略は、このような手法か、
物語風にしないと 理解が簡単にはいかない。
つまり、経営戦略とは、正解も体系だった理論もないうえに
百花繚乱の観がある 経営戦略論。
それをさばくには、哲学よりも 編集力なんでしょうね。
そういう意味で、この本は 成功しているのではないか
と思われる。
具体例も 障りだけで もっと深めてほしいとは思うが
それは、欲張りなんでしょうね。
まずは、ザバッと 読めることが必要。
チャレンジャー戦略。
ニッチャー戦略。
参考になる ポイントは さらりとしているが
奥が深い -
Posted by ブクログ
・オペレーション品質を測定する4つのものさし
(スピード)業務連鎖における対応スピードの工場や期間短縮
(正確性)業務連鎖におけるミスの防止や業務品質の向上
(コスト)トータルコスト管理による一連のオペレーションコストの最小化・最適化
(継続性)粘り強く、継続的にオペレーションを進化させ、高度なものにしているかどうかのチェック
・プロジェクトの全体像、目指すべき姿
⇒どうなったらプロジェクトは成功か(戦略、プロセス、IT、組織、人)?
・トップのコミットメント、意思決定のラインの明確化
・コミュニケーションプログラム(プロジェクト内部、プロジェクト外部) -
Posted by ブクログ
涙でたー
プライドを持って仕事する
お掃除の天使たち。
いくつものエピソードが心に響く。
新幹線を綺麗にするだけでなく
困ってるお客様をみたら、
すぐに、手を差し伸べる。
人の命を救う人、目の不自由な人を
案内する人、小さい赤ちゃんを抱えた
お母さんに手を貸してあげる人。
快適に旅をして、素敵な思い出を
作ってもらおうという気持ちから
生まれる行動だ。
普通の清掃会社から
トータルサービスを目指し
最強のチーム作り上げるための
取り組みがすばらしい。
環境改善、組織編成だけでなく
小集団活動や従業員提案。
現場力をあげるための努力、
すばらしいチームになるためには
継続して、コツコツやることな -
Posted by ブクログ
(著者)
遠藤功
株式会社ローランドベルガー会長
早稲田大学ビジネススクール教授
英国ボストンカレッジ経営学修士(MBA)
(内容)
・木を見て森を見ず、森を見て1本1本の木をないがしろにしてはならない。森の腐敗は1本の木の腐敗を見逃すところから始まる
・5つの性質:現在進行性、予測不可能性、即興性、具体性、複雑性
・現場は反復性が高く、同質性が低い。だからルールやルーティンだけで実行できない。一方でルールやルーティンを軽視できない
・IBM再建ルイス・ガースナーCEO:競争相手よりうまくやり遂げることが、将来の新しいビジョンを夢想するより、はるかに重要である。世界の偉大な企業は、いずれも日 -
Posted by ブクログ
どんなに素晴らしい経営戦略を立てようが、どんなに最新鋭の設備を投入しようが、オペレーションを担っているのは現場であり、現場力なくして企業の発展はないという一冊です。
第1章 「強い現場」とは何か
第2章 「強い現場」の七つの条件
第3章 「強い現場」をどうつくるか
具体的な事例もいくつか紹介されていますが、本書はどちらかというと大局的な考え方に触れており、ケーススタディならばトヨタ関連の書籍のほうがいい気がします。
現場と管理層との溝は、大企業になればなるほど、深くなるものであり、そこをいかに埋めて現場には当事者意識を、管理層には現場感を植えつけるかが大切になってきます。ただ、第一の条件