遠藤功のレビュー一覧
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ネタバレ■見える化=現場力の中核となるコンセプト=競争力
⇒経営から現場に至るまで、必要なものが必要なタイミングで「見える」=対処が迅速で且つ、適切
・問題のない企業は存在しない⇒問題設定能力が重要
・企業を成す3要素
1.ビジョン(WHY?)
2.競争戦略(WHAT?)
3.オペレーション(HOW?)
・トヨタのアンドン方式
⇒問題の開示
⇒個の責任による問題発見
⇒チームによる問題解決
・問題解決のPDCA
-Problem finding
-Display
-Clear
-Acknowledge
・見える化
「問題の見える化」=日常の企業活動において発生する異常や問題がタ -
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【現場をまとめるリーダーにおすすめ】
ビジネスコンサルタントが経営学の観点で旭山動物園を取り上げた一冊。
どうやって、旭山動物園はどん底から復帰したのか?
職員たちをまとめたものは何だったのか?
その答えを知ると、現場で人をまとめることができるだけでなく、ファンを増やすことができるようになるでしょう。
【面白かった内容】
(1)キーワードは串団子
すべての職員は全員で1つの串団子のようなもので、団子のかたちは不揃いでも皆が一本の串にささっている。
その串とは「理念・ビジョン・価値観」だそうです。
旭山動物園は、再生の始めに理想の動物園のスケッチを描き、夢を共有して現場が1つにまったのだ -
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著者は早稲田大学ビジネススクール教授。三菱電機㈱、米系戦略コンサルティング会社を経て、現職。
著書に「現場力を鍛える」「見える化」等多数。
人生において、さまざまな人の生き方や経験から得た学びや教訓が、自分自身がより良い人生を歩むことに資するように、経営戦略も「生きた事例から学ぶ」ことが重要である。
経営戦略がどのようなプロセスで生まれ、どのような結果をもたらしたか。事例の疑似体験により、経営戦略の本質と何かを理解する。そして、その本質から自社の経営戦略を編み出していくという実践の延長戦上で「経営戦略」とは何かを自分なりに会得するという学習プロセスを本書は設定し、「経営戦略」の本質を以下 -
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2007
今市場・街にはプレミアムが溢れていると。
レクサスだとかモルツだとか。
日本人の思考からして
普段使うもの→日本製
高価なもの=プレミアム→外国製
になってしまっている。
そのため、日本企業がプレミアムの市場で
活躍できていない。
当初のレクサスは典型的な失敗例。
モルツは完全なる成功例。
じゃあどうするか。
プレミアムに対する戦略を使っていこうと、
ローランドベルガーの遠藤さんはおっしゃってます。
そもそもレクサスとモルツの戦略のちがいはどこに
あったのか。
日本企業がすべきこととは。
プレミアムという商品の原則とは。
・・・。んな感じ -
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経営戦略の教科書Part2
早稲田ビジネススクール講義名「組織のオペレーション」を纏めたものです。
自己否定、現状否定のマインドを持つ方、やたらお題目だけがいっぱいある会社にお勤めされている方、一生懸命仕事をしているのに業績に結びつかないという悩みを抱えている方などにお薦めです。
以下ネタバレです。
「はじめに」のなかで、『「現場力」という組織能力を回復させないことには、日本企業の再浮上はありえません。どうすれば「現場力」に磨きをかけ、もう一度強い「オペレーション」を構築することができるのか?この講義で学んでもらいたいのは、まさに、その一点にあります。』と語っています。
感銘を受けた主なポ -
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「現場力を鍛える 「強い現場」をつくる7つの法則」遠藤功
ビジネス書(経営、業務改善)。特になし。
この本を手に取って読むのはおそらく非現場層が多いだろうけれども、現場力の重要性を説くだけでなく実際に現場力をどのように鍛えるべきか、非現場層からの「現場オペレーションがなぜ強くならないのか?」という分析と処方について意識しながら読みました。
そもそも現場とは何だろう。層の切取り方によって捉え方は異なるけれども、最も普遍的なのは「その企業のコアとなる商品をつくり出す職場」であり、製造業・運輸業・小売業・宿泊業等々どの業界にも現場がある。
組織上、つくり出す現場と管理する経営層には線引きがあって -
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ミエルカとは
「①無意識でも情報がタイムリーに目に飛び込んで来る環境を作ることで」
「②(半強制的に)脳に刺激を与える状態を作り」
「③その刺激を受けて『自発的』に状況を改善しようとする一連のプロセスが働く状態にあること」
「④そして、このプロセスを自然発生させることで、自発的に改善をすることが『当たり前な人材』が育成され」
「⑤それが風土まで昇華することで」
「⑥他企業が真似できない圧倒的な『現場力』が作られる」。
・・・といった内容でした。
様々な情報の行き来はあるが、その情報が「見える」かどうかは各自の意識によるところが大きい。これでは「ミエルカ」は進まない。ミエルカを進めるには、 -
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ネタバレ読み終えた後、引用に使おうと、ページの端を折ったをみてみると、かなり多く印をつけていた。それだけ、この本がおもしろかったのだといえる。
震災後に出版されたこともあり、震災についても触れている。
最初は日本にはモノはつくれても、コトを起こす「イノベーション」を起こすことが苦手であるということに触れている。
日常を普遍化してとらえそこから必要性のあるものを生み出す、そういった能力が足りないと。
その次は、グローバル化より日本の強さを売り込め、というもの。世界に進出するために、世界に売り込んでいくためにグローバル化が行われたが、それも飽和状態といえる。ともなると、差別化を図るため、「強み」を示してい -
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【現場力を磨くためのバイブル】
「現場力を磨く」とは、現場におけるオペレーションの最大化を図るということ。本書は、日本企業を初めとして、世界でお手本とされている企業の現場力を研究し、それを身につけるためには何が必要なのかを提示しています。
読んでいて、感覚的に
「こんな会社で働きたいな〜」
「こんな環境で仕事が出来たら、どんなに幸せなんだろう」
と思います。
ただ、言うは易く行なうは難し。
本書を読み基礎を学んだ上で、実践し、会社に現場力を付けさせることが非常に難しいのだと感じます。「昨日の今日」では、構築されないのが、この「現場力」。
将来、自分が店舗を持つ時が来たときは、この「現場力