遠藤功のレビュー一覧
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会社は生きていなければならない。
本書は、「生きている会社」にするためには何が必要かを伝えてくれています。
著者は遠藤功さん。欧州を代表する戦略コンサルのローランド・ベルガーの元日本法人会長で、今でも良品計画やSOMPO HD等の社外取をされており、戦略策定だけでなく実行支援に定評があるとのこと。
「生きている会社」の要件は「熱」+「理」+「情」。
会社全体が大きな熱を帯び、理詰めで考え行動し、新たな創造に向かって社員が奮い立っているような会社です。そのために必要な事は、創造的な新陳代謝。その新陳代謝の方法を、事業、業務、組織、人に分けて説明してくれいます。
今まで私は、経済体としての -
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・感想
部分最適ではなく、全体最適は書いてある通りだし
何よりも モノゴトをいい感じにすること というのが
個人的には納得感ありました。
※そういう管理職に出会ったことも有ればそうでもないケースもあった。
・Todo
・マネジメントは物事を良い感じにすること。
・理想の姿を思い描く
・管理ではなく最適化を行うこと。
最適化 現場を俯瞰して業務ルール見直しやメンバーの能力を活かす仕組み作りに取り組む。
全体最適を取ること
自部門やチームだけでなく全体の最適化ができているかを考える。また現状最適ではなく、将来最適を心掛ける。
★コンフリクト対策→私たちVS問題
・メンバーの心に火をつけ -
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再読。豊富な事例。
・実績値や計画をグラフやチャートにし、ボードや壁に貼り出しすれば「見える化」だと勘違い。実は自分もそう。
・現場力が「組織としての問題解決力」であるとすると、その第一歩は問題を発見する、設定することであり、そのために「見える化」が必要となる。
・仕組みや仕掛けだけでは実際には「見える化」は機能しない。
・「見える化」によって見えた事実や事象を通して新たな「気づき」を得ることこそが意味のあること。見えた情報やデータに意味があるのでない。
・「そこまでやるの」と思われるくらい、徹底して「見える」ようにするのが真の「見える化」
①現状の棚卸し
②「見せたくないもの、見せられないも -
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YTRという役に立つことを楽しく楽にやるというコンセプトをもとに業革3.0という現場での業務改革について4社の企業の取り組みや関係者などのインタビューをもとに紹介した一冊。
本書で紹介されている業革3.0は人間中心の働き方で生産性と創造性を両立してあるべき姿から逆算して考えていくというこれまでにない考え方であると感じました。
また、時代が進むにつれて働き方も変えていかないといけないということを感じました。
無印良品の雑談、情報編集能力やHISの面白いという発想から入ることやSONPOホールディングスの介護の品質向上のための取り組みなどから業革3.0の実例や考えを知ることができました。
巻末 -
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Y 役に立つことを
T 楽しく
R 楽にやる
業務改革1.0:1980年台のOA、
業務改革2.0:1990年台のBPR、
業務改革3.0:2020年台は、人間中心発想で、創造性と生産性を同時に高めよう、がキーメッセージ。
戦略よりも実行力が、イベントとしてというよりも常態としての業務改革が求められる時代のマインドセットが描かれる。
創造性と生産性を同時追求し、to beを大事に目的やゴールを描き、システム思考で社会最適を追求し、デジダルで現場をエンパワーし、めざす変革目標はチマチマせずに数倍と掲げる。
タレント・ウインなどでも、戦略よりも組織的実行力が勝負を決する時代とあったが、そう -
購入済み
先が見えない時代の働き方
書いてあることの一つ一つに新鮮味はなく、どこかで見たことのあるベストプラクティスをまとめた本というのが第一印象。ただ、理想論を無責任に吹聴するのではなく、現実との折り合いをつけながら変化を取り入れていく主張のバランス感覚と文章や構成の読みやすさはさすが。良い意味でVUCAの時代にどう働くかをコンパクトにまとめていていると思う。働き方について考察する際の良い振り返りの本。