遠藤功のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
高級品と低価格帯の商品が売れ、中間価格帯の商品が苦戦。その原因は、格差社会が進んだことではなく、同じ消費者でもこだわる消費とこだわらない消費への二極化が進んでいるためである。
商品平均単価と商品グレードでセグメンテーションしたときに、自動車・宝石などの高平均単価の高グレードでは欧州勢が圧勝しているが、中~小の平均単価の高グレードでは、プレミアムモルツ、TSUBAKIなどの製品が出てきている。
単にプレミアムなだけではなく、アイデンティティ・プレミアムが重要で、そのためには高価、希少、選別の3要素が必要。マーケティングよりもストーリー・テリングが重要となる。
8つの原則
・「作り手の主観」 -
Posted by ブクログ
【真の力をつけるための勉強法】
A.日本人にMBA はいらない。その理由は、次の2 つに集約できる。
①ほとんどの日本企業は、MBA の価値を認めていない。
②日本のMBA の「質」が低すぎる。
B.次世代ビジネスリーダーを目指すのであれば、MBA の代わりに、次のような勉強をするとよい。
①基礎を身につける勉強:経営の「原理原則」を押さえ、自分なりの思想を確立させる。
②潮流についていく勉強:世の中の潮流についていくため、新聞などを丹念に読み、鮮度の高い情報や知識を得る。
③現場で感度を磨く勉強:お手本となる「非凡な現場」を訪ね、何を大事にし、何に取り組んでいるのかを知る。
④アウトプッ -
Posted by ブクログ
日本企業に特に好まれて使われる「現場」という言葉の定義、経営上の位置付け、特性を述べた上で、強い現場を作るには何が必要かを様々な企業の成功例/失敗例を用いながら説明しています。
私の現在の仕事が現場にどっぷり浸かる類のものなので、読んでいて非常に興味深かったです。現場を戦略を遂行するエンジンと捉え、その強化の為には、常に現状に疑問を抱き、全体最適を視野に入れ、問題を見える化させ、改善のサイクルを継続して回していくことが重要であると説いています。
企業のパフォーマンス=戦略の質 × 実行力
だということは、多くのビジネスパーソンが認識していると考えますが、
本書の主張としては戦略の -
Posted by ブクログ
事例に裏打ちされた現場の具体例が非常に腹に落ちる。理想論ではなく、あくまでも現実論に立っているので、理解の助けになる。自分の置かれている立場と合致するわけではないが、現状からどのようにして「非凡な現場」に変革していくかを考えるのに参考になる。ただ読んで終わりにせずに、自分が何ができるのか?どこから手を付けようかと考えていきたい。これからリーダーになる人や、すでにリーダーや経営者になっている人には参考になると思うが、現場と一体になっているような小さな会社にはちょっと合わない部分もあるかも…会社の規模が大きければ大きいほど、参考になると思う。
-
Posted by ブクログ
机にしがみつき自ら動こうとしない日本人ビジネスマン。他方、中国勢、韓国勢は常に動きながら判断し決断を繰り返している。内向き志向が強まり、行動力は劣化、弱体化している。不透明で不確実な時代だからこそ、行動することで初めて獲得できるものがある。行動を起こし何かに挑戦すれば挫折はつきもの。決して思い通りにはならない。ネガティブなことが必ず起こる。苦しみながらもネガティブをポジティブなことに変換することによって人間は成長する。挫折を乗り越えるための8つのキーワード。捨てる力、迷う力、忘れる力、ふられる力、知らない力、怒る力、失敗する力、落ち込む力。一見ネガティブと思われるこれらのことは実は人を成長させ
-
Posted by ブクログ
ネタバレエール! (3) (実業之日本社文庫)に収録されている
伊坂幸太郎「彗星さんたち」を読んで興味を持った。
それまでもテレビなどで見て話題になっているということは知っていた。
たかが掃除、されど掃除。
礼に始まり礼に終わって、与えられた7分間で最大限に出来ることをやる。
自分の持ち場が早めに終わったら仲間のところへ駆けつけて
チームとして兎に角新幹線を綺麗にして送り出すというところが重要視されている。
表紙にも現場力という言葉があるが、現場の声を大事にしているところが
そうしたチームワークに繋がるのだろうと思う。
初めてすぐに順風満帆にここまで来たのではなく
たかが掃除、という人もいて軋轢