遠藤功のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
著者がビジネススクールで行っている講義を文章化した作りで、15の講義と3つの補講からなる。
ケーススタディという形で、私たちがよく知っている企業の事例を紹介しながらその目的と成果にいて解説している。
「フレームワークを学ぶ意味は、フレームワークの考え方を学び、自分に合った最適なフレームワークを考える、そしてフレームワークで整理したものをユニークな視点から読み解くことにあるのです」
キーワード:
3C分析、SWOT分析、バリューチェーン分析、アドバンテージ・マトリクス、ポーターの3つの基本戦略、クープマンの目標値、スケールカーブ、エクスペリエンスカーブ、アンゾフの「製品・市場」マトリクス、P -
Posted by ブクログ
経営戦略視点からのクラウド戦略の基本的な考え方の一つが良く理解できた。一方で、(著者の方々には少し失礼な言い方だが)文系の方が執筆された本だが、SaaS/PaaS/IaaS、パブリック・クラウド/プライベート・クラウド、等が判り易く書かれており、理系の我々も見習わなければとも感じた。
実践編は、富士通、マイクロソフト、ドリーム・アーツ、プラスアルファ・コンサルティングの各クラウドビジネスの専門家が執筆されており、やや、各社の宣伝的な面も感じられるが、具体事例を交えて各社クラウドによるソリューションが紹介されているので、今までぼんやりと雲の様に見えていたクラウドという言葉が、各々特徴ある形がしっ -
Posted by ブクログ
組織が大きくなるにつれて、仕事が分担されるにつれて全体像は段々見えなくなる。
うまくいっている時はいいが、そうではなくなったときに何が問題であるのかが見えないことが多い。
何が問題で企業の競争力が落ちたのか、業績が落ちたのかわからないということはままあることだと思う。(何が問題か分からないのは重症だ)
一方で、トヨタや花王のよう現場が強い企業もある。
その違いは何か?問題が見える工夫をしている。
見える化自体は今では新しい考えではないが、本当にうまくいっているかどうかは疑問だ。
見えるようにするのが第一段階なら、見えたものを生かしているのか?見えるだけで満足していないか -
Posted by ブクログ
どんなに素晴らしい戦略を掲げてもそれが現場で実行されなければ絵の餅である。
では強い現場とは何か、また強い現場を作るにはどうすればよいのかということを長年の経験から綴った本
(遠藤氏はローランド・ベルガーの代表です。)
制度を作って満足するのではそれを実行にまで落とし込むことの大切さを理解した。
トヨタや花王、ヤマト運輸の強さの秘訣なんかも紹介されていて具体的である。
企業が大きくなるにつれて組織のタコつぼ化が進むがこのタコ割が必要である。トヨタでは前工程は神様、後工程はお客様という考えのもと、次の人にどのように仕事を渡すと仕事がしやすいかを考えて仕事を続ける。
以前、アメ -
-
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「規模の大きい企業が勝つ」「よい商品なら売れる」「非効率では儲からない」。
当たり前だと思われてきたこれらのことが、もし正しくないとしたら?
ビジネスで最も危険なのは、常識やセオリーにとらわれて思考停止に陥ってしまうこと。
本書では、一般に常識とされている60の項目を取り上げ、事例を挙げながら反証。
いかに我々が思い込みの罠にとらわれているかを明らかにする。
ビジネスで一番大切な、自分の頭で考え、判断する力を養うための一冊。
[ 目次 ]
序章 なぜ“常識”でビジネスを語ってはいけないのか
第1章 戦略における“常識”を疑う
第2章 マーケティングにおける“常識”を疑う
第3章