遠藤功のレビュー一覧
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「現場力の教科書」遠藤功
現場型企業論。特になし。
日本の企業の原動力は、現場力から生まれるものだ。ビジョンや戦略などのトップダウン経営ではなく、かといって現場任せの放任経営でもなく、強い現場をリノベートしていきましょう、という一冊。
著者の遠藤功氏は最近名前を聞くことが多いように思います。
うまくいった企業のケーススタディも重要だけれど、現場力の育成がうまくいかない理由、いま正に現場が停滞してしまっている理由を明らかにすることの方がより重要である気がします。
現場力は大事。それはとてもよく分かります。
でも、うまくいっていない大部分の企業が知りたいことは、「どうやったら現場力を手に入れるこ -
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経営戦略を学ぶとは
本質→実践→自分なりの型
経営戦略とは
なじみがある(事業総括室)
意思と約束
企業経営とは?
価値創造、昨日まで世界になかったものを
東ユナの価値は?
価値の特定こそ経営戦略
コマツの事例
やらないことを決める、差別化できる2.3の特徴、コストダウン
ゲームのルール=フレームワーク
基本はフォーカスして、臨界点を超える。
ニッチとは平均台
神は細部に宿る
日本は帰納法的アプローチ、机にしがみついていても、生きた情報は掴めない。
旭らしさとは?
リストラとは財務、戦略、業務
何十年、何百年と続く永続性がとても重要→これを思える限り旭にいる意味がある
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あらためて「なるほど」と思える点が多かった。
10年前に著された本であるが、色褪せてはいない。
個人的には、10年前に読むのと、今読むのでは、理解の度合い・深さが違ったろうと思う。
自らの経験も思いおこし、「うん、確かにそうだ」と思えたし、とはいえ、現場力があがらず、未だヤキモキしている現状に少し刺激をもらったという感じ。
気になった抜粋は以下。
現状に満足せず、否定することで、脳が回りだし、「こう変えてみよう」というアイデアが生まれてくる。当然、実践したことすべてが上手くいくわけではない。中には、失敗もでてくるだろう。その失敗を検証し、学習することによって新たな否定へとつないでいく。この -
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現場の技術や知識の蓄積を外からのブラックボックスとして持っておかなければ、ノウハウはどんどん模倣され、流出する。
効率第一主義の偏重は、未来につながる活力が生まれる「あそび」や「むだ」も削ってしまった。
現状を変えるためには、現場や職場という「場」の結びつきを強め、そこに立脚したマネジメントを行う必要がある。
そのことは、組織力や機動性、イノベーションなどを育むことにつながる。
過去の日本企業も、現代のイノベーターであるアップルも、現場の日常を非日常ぐらいに極めることでイノベーションを行ってきたという。
確かに、現代は日本企業に関わらず、理論および効率性に流され過ぎているのかもしれない。
グロ -
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ネタバレ教育やネット環境の普及のため、今や知識格差→情報格差の時代ではなく、責任と情熱をもって主体的に行動できるかどうかの「行動格差の時代」。
事なかれに逃げず、前進していくために著者の二人が示すのが「捨てる力」「迷う力」「忘れる力」「フラレる力」「知らない力」「怒る力」「失敗する力」「落ち込む力」。
これらの力は、もとよりネガティブで、行動のために率先して選択すべきものでもないが、そうした状況を経験し、真摯に向き合うことで前向きな行動を起こす力になりうるものだと分かる。
著者の失敗に学ぶ姿勢やしぶとさは参考になり、面白くもあったが、責任と情熱をもって主体的に行動するために何をなすのかという観点からす -
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この書籍は早稲田ビジネススクールの講義名「経営戦略」を取りまとめた書籍です。
内容は『経営戦略の底流にある「本質」に向き合い、』『様々な事例を元に経営戦略という捉えどころのない"生き物"の正体とは何かを皆さんと一緒に考えていく』ことにより、最終的には『経営戦略の立案に結びつく』ことを目指しています。
個人的に気になったポイント
①自分たちが生み出すべき差別化された価値とは何かを決めることこそが、経営戦略の本質的な意義。
☆コマツの「ダントツ戦略」
②経営戦略には3つの代替案しかない。「コストリーダーシップ戦略」(ターゲット広い、低コスト)「差別化戦略」(ターゲット広い -
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先日講演を聞く機会のあった遠藤先生の最新本。行動を起こすことの重要性と、行動を起こすことを後押しする「8つの力」を解説した本。行動の有無が格差を生む時代。行動なくして、成長なし。下手な知識は、行動を起こす上での雑音にしかならない、というくだりは耳の痛いところ。当たり前なことだけど、本を読むことが目的でなく、本を読んでどう「行動」するかが大事。この当たり前のことがなかなかできないのだが。
以下、参考になった点、引用、自己解釈を含む。
・失われた20年と言われているが、失われたものをシンプルに突き止めるならば、それは「行動」である。IT革命行こう、情報や知識の差が競争力の差になることはない、今 -
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「現場力を鍛える」「見える化」に続く3部作完結編。
継続は力なりとはよく言いますが、その継続をどうすると出来るのか?それが続ける力、粘る力として語られています。
ねばっちこい経営といった題名もキャッチーで面白い。
本作でも事例をふんだんに盛り込んで、解説しています。
改善活動がうまくいかない理由として、改善を推進する現場に対する経営からのリスペクトが弱いとぶった切り!
改善には現場に対する「リスペクト」、そこから生まれる現場の「プライド」、それが「改善」につながるという構造です。
粘着力が企業の競争力の根源として、4つの粘着力を定義しています。
行動、思考、伝達、意思
の粘着力です。
そ