遠藤功のレビュー一覧
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もう2年も前に購入した本ですが、やっとまともに読むことができました。
しかし、読んでみて「しまった、もっと早く読むべきだった」と感じています。
この本の趣旨は、企業が同業他社との差別化をはかるには、とにかく粘り強く諦めずに、自分たちの決めた方針を貫き通すことの重要性を説いています。
トヨタ自動車、花王、リッツカールトンなどの優良企業といわれる会社も、またイチローなどの極めて卓越した記録を残した人には「粘り強く、できるまでやり続ける」といった共通のポイントがあると書いています。
また、特に組織の場合、組織の大志(組織として目指す目標)と組織を構成する個々の目標が共有化されている事が大切であり、 -
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さてさて、そんな借りた本の一冊の紹介。
ヨーロッパ系コンサルティングファームの
日本代表であって、グローバルの代表でもある
人の一冊です。
本を一切読むな(ビジネス書だったかな)という
出だしで始まり、いかに一つの視点だけで
見る事に問題があるかを話している本でした。
いわゆるマーケティングの3Cには穴があるとか
そういった事が書いてありましたね。
そういえば、勝間和代さんのフレームワーク力の本には
既存のフレームワークで一回処理してみて
分類できないのであれば、別の方法で処理を行い
それが新しいフレームワークとなっていくって
書いてありましたね。
本の最後には常識にとらわれないための -
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プレミアムとは、高い機能性と深いストーリー性を持つかつ価格設定がわざと高めに設定されている商品やサービスにつけられる代名詞だ。
フラッグシップを持ち、マーケット全体を牽引する。
プレミアム戦略とは、ポーターの差別化戦略とコスト優位戦略の中間やや上を行く戦略と書いてあった。
日本にプレミアムはない、らしい。
たしかに今の日本だとプレミアムって言ったらプレミアムモルツだもんね。笑
ラグジュアリーでも、高級、でもなく「プレミアム」
プレミアムにすると価格設定が高めに出来て、そのマーケット自体の価格引き上げにも結びつくということがなんとなく予感できた。
なんでもかんでもプレミアムにするわけにはいかな -
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『キャッチコピー』ではなく『戦略』としてのプレミアムを、の意味がわかった。
広告代理店任せではなく、本当のプレミアム作りはその送り手(企業)の強い意志と努力が必要ってわけですね。
プレミアムの本質の解説自体は、体系だって読むとなるほどと思わせるものの、マーケティング周辺のお仕事をしている人にとっては当たり前の話だった。ま、それが自社で意識されて商品・サービスの投入が図られているかは別として。
フラッグシップモデル不在のまま市場参入してしまったレクサスの事例は、同じ日本企業としてありえる話であるだけに、お偉い人たちだけでなく社内で声の大きな人たちに読ませてあげたい気持ちにさせる話ですね。 -
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私が江戸時代に生きていた訳ではないけれど、江戸時代には無茶苦茶な豪商が存在して、豪商だからこその暮らしをし、文化を牽引していた。まさにプレミアムな世界は江戸時代に存在した。身の回りの小道具から芸術品、着物のこだわり。そんなところにプレミアムがあった。
きっと消えた訳ではないけれど、ある時期から海外ブランドでしかプレミアムは感じにくくなった。暮らし方が変わったからだろう。ならば、それに合わせてプレミアムも作れるはずではないだろうか。
仕事絡みで読んだのだけれど、プレミアム戦略について極めて判りやすく書かれている。
プレミアム市場が改めて形成されてきた。これは私の実感でも確かだ(別に自分がそこに属 -
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成熟消費社会のキーワード「プレミアム」
「中」のマーケットが多くを占めている日本におけるあたらなる戦略。
【気になったところまとめ】
・「隣の人が買うから買う」のではなく、「自分が欲しいものは何か」「自分に会っているものは何か」を考えたうえで選択消費をする
・高級品は決して高額品とは限らない。比較的単価の低い商品であれば、富裕層でなくても自分の「こだわり」にもとづいた商品の選択は可能である。
・3つのパラダイムシフト。1.マス発想を否定する。(たくさん売ろうとしない)2.カスタマーでなくファンを作る。3.マーケティングではなくストリーディング -
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マネジメントの概要と全体像を捉えられ、マネジメントを学ぶ手始めとして、とても読みやすい本だった。難解な言葉は使われておらず、イラストも分かりやすく、すっと理解できる。
学んだこと
「マネジメントとは物事をいい感じに進めること」
マネジメントによって、組織のパフォーマンスを最大限に発揮させて最適解を目指す。最適解とは、部分最適や現状最適にならず、全体の利益になること。未来志向になる選択が望ましい。
チームは、熱・理・情で動かす。
コンフリクトは、人対人ではなく、人対問題に持っていく。win-loseでなく、win-winを目指す。
チームの強み弱みを理解して、適性の合う仕事を振ってあげる。ハ -
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20年間読まれる必読書の理由がよく分かりました
実に分かりやすく、出来るかどうかは別として、実践すべきことを滔々と語っており、行動には移しやすそうな事柄が多いですね。
今回は、加えて、改訂版として、「どうすれば現場力をものにできるのか」を新たに描き下ろし
ビジョンや戦略自体に「実行性」は担保されておらず、戦略を「正しくやりきる」主役は、あくまで現場であり、現場こそが「価値を生み出す主役」
愚直に大小問わず改善を繰り返すことで、現場は良くなる、一見、この簡単なことが続けられない企業が多く、従業員も同じ…
「現場力」は企業競争力の根幹で、最強の模倣困難性のひとつ、経営と現場が一体となり、 -
Posted by ブクログ
高度専門性と市場価値の高い人材が必要とされている。
高度専門性とは特定分野に対する深い知識や知見の事である。様々な分野をふらふら学んでいると知識が浅い事が見抜かれてしまう。
そして大事なのは、この専門性は自分で選択する事。
プロの領域に達するまでに最低でも10年は研鑽を積む必要があるので、この年月をかけてでも磨き上げたいと思えるかどうかは重要。
市場価値とは顧客や市場から必要とされているかの指標で、高ければ高いほど企業から必要とされる。
社内だけでなく、普遍的な能力、経験値を高めることが重要。
プロへ転換するにあたって大事な思考
①プロセスではなく、結果
→一回一回が真剣勝負
②相対で