あらすじ
「IT化が進むと、いずれオフィスから紙はなくなる」「労働力の安い中国がこれから世界の工場となり、日本の製造業は空洞化する」。ほんの数年前、こうした説に誰もが頷き、なかば常識だと思っていた。ところがフタを開けてみたらどうだろう。IT化は進んだが、紙の書類は減るどころか逆に増えた会社さえある。また国内の工場立地件数はここ三年、連続で二桁増という状況である。一体あの常識は何だったのか?しかし、これは実は当然のこと。ビジネスとは日々移ろいゆくものなのである。はじめから唯一の正解など存在しない世界なのだ。だからこそ、常識やセオリーにとらわれて思考停止に陥ると、往々にして判断を誤ってしまう。本書は一般に常識とされている60の項目を取り上げ、事例を挙げながら反証。いかに我々が思い込みの罠にとらわれているかを明らかにする。ビジネスで最も大切な、自分の頭で考え、判断する力を養うために最適な一冊。
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「規模の大きい企業が勝つ」「よい商品なら売れる」「非効率では儲からない」。
当たり前だと思われてきたこれらのことが、もし正しくないとしたら?
ビジネスで最も危険なのは、常識やセオリーにとらわれて思考停止に陥ってしまうこと。
本書では、一般に常識とされている60の項目を取り上げ、事例を挙げながら反証。
いかに我々が思い込みの罠にとらわれているかを明らかにする。
ビジネスで一番大切な、自分の頭で考え、判断する力を養うための一冊。
[ 目次 ]
序章 なぜ“常識”でビジネスを語ってはいけないのか
第1章 戦略における“常識”を疑う
第2章 マーケティングにおける“常識”を疑う
第3章 オペレーションにおける“常識”を疑う
第4章 人材活用に関する“常識”を疑う
第5章 マネジメントにおける“常識”を疑う
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
さてさて、そんな借りた本の一冊の紹介。
ヨーロッパ系コンサルティングファームの
日本代表であって、グローバルの代表でもある
人の一冊です。
本を一切読むな(ビジネス書だったかな)という
出だしで始まり、いかに一つの視点だけで
見る事に問題があるかを話している本でした。
いわゆるマーケティングの3Cには穴があるとか
そういった事が書いてありましたね。
そういえば、勝間和代さんのフレームワーク力の本には
既存のフレームワークで一回処理してみて
分類できないのであれば、別の方法で処理を行い
それが新しいフレームワークとなっていくって
書いてありましたね。
本の最後には常識にとらわれないための
ポイントが書いてあり、まずは
ビジネスの常識を学ぶ事。
そして、最終的には主観で判断する事と
書いてありました。
主観、大切にしようと思います。
でも、今は色々と学ぶ時期かな。
Posted by ブクログ
ステレオタイプの単方向思考に警鐘を打ち鳴らす本。ほんとに在庫はだめなの?、売り上げが大きい方がいいの?、間接部門費が少ないほうがいいの? などなどに対して、どのように考えるべきかを解説。当たり前のことの説明なのだが、なかなか当たり前のことが理解できない人が多い。こういう自覚症状のあるひとに、お勧め。
Posted by ブクログ
2012/05/02
2007年の本。
ざざざっと流し読み。
面白い!エルピーダとか松下が絶賛されてる。笑
要は5年後なんてわかりませんってことなんかな。
大企業バッシングの今やけど、そこに身を置かない自分はマネーだけでもおいておいてもいいんちゃうかな。