遠藤功のレビュー一覧
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「現場力を鍛える」に続く第二弾。
正直、思ったほどの内容ではありませんでした。
日経BPで特集記事になっていそうな内容が本にまとめられた感じ。
経営の三要素は「ビジョン」「競争戦略」「オペレーション」
見える化の5つのカテゴリーは
・問題の見える化
・状況の見える化
・顧客の見える化
・知恵の見える化
・経営の見える化
それぞれの見える化についての事例満載です。
だた、それらの事例ってどこかで見たり聞いたりしたようなことも含まれていて、「おぉ、これはすごい」と思えるようなものはありませんでした。
とはいいながらも、実際に見える化を実現した事例なので、どうやって見える化を実現したのか、そのヒ -
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どうしたらより強い営業に進化できるか。その1つの答えが、現場力なのかな、と思います。どれだけ崇高な戦略を描いてみても、最終現場での実践がついてこなければ、絵に描いた餅。現場の自主的な考え抜く力をどう組織文化に昇華させることが出来るか。答えの無い永遠のテーマーですが、1つずつできることがから初めていきたいと思います。
以下、参考になった点。引用、自分内の解釈も含む。
・戦略を実行するには、現場力が欠かせない。現場力があるから、戦略を立てることが出来る。戦略と現場力はどちらが上位概念ということではなく、お互いに関連しあうものである。
・戦略は模倣されやすいが、現場力は簡単には模倣することが出 -
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野中郁次郎氏は、日本的経営の信者。「会社を好きになる」という感覚や、「情緒的な国」で何が悪い!という。欧米式のコンプライアンスや数字から知恵や勇気は生まれない。ロイヤーが強い会社は、オーバーコンプライアンスになって、自分自身を縛り、身動きがとれなくなっている。社員が残業したくても、法令順守のために許されない。メールやセクハラ、パワハラが人と人との関係性を破壊した。法律家や会計士は、結局のところなんの価値も生み出さないのである。
グローバルに成功している企業は、必ずしもアメリカ型ではない。そもそも、P&GやIBM、GEといったアメリカのエクセレントカンパニーは経営者も内部昇進であったり、長期雇 -
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ナレッジクリエイティブカンパニーの野中先生とコンサルティングファームで活躍され大学で経営戦略の教鞭をされている遠藤先生の共著です。
どちらの先生も非常にユニークな考え方の持ち主であり、お二方の意見をまとめて一冊で読めるのは素敵なことです。
テーマとして日本企業にいま大切なこと。
表題の通り、今まさに読むべきものであり、とても読み手として、良い方向にはどうすべきかという問いに対して、情熱のある著者の解が本書には記されています。
特に、日本企業ならではの強み、
それをより高める必要があると説いています。ムダを排除し、効率的にするといった傾向になりがちですが、逆にイノベーションが生まれなくなるという -
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日本の底力の源泉は製造業にあると想っていましたが、遠藤氏のこの著作ではそれを更に掘り下げて「現場力」にあると規定しています。現場力を単なる計画(いわゆる戦略)に終わらせずに、実行できるようにするにあたっての留意点を実例を踏まえて書かれている本です。単なる理想論にとどまらず、実体験に裏付けられたこの本に書かれている情報は貴重であると思います。
特に、悪い情報は兆候を早期に「見える化」した者がプラスの評価を受けるような工夫を、マネジメント層はおこなうべき(p127)というのは、私の勤めている会社のマネジメントに聞かせたいポイントでした。
以下はためになったポイントです。
・「10年続け