遠藤功のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
経営戦略・マーケティングの勉強を始めたので、読んでみた本。
今回はローランド・ベルガーの遠藤さんの書いた
経営戦略の教科書です。
どうやら、早稲田のビジネススクールの授業が
もとになっているようです。
新書なので、読みやすいです。
ただ一つ一つの内容はそんなに深く掘り下げられていません。
(自分で調べてねという意味か!?)
ケース自体は色々載っていたので、
自分の知識の幅を広げる意味では良かったです。
戦略本を色々と読み出して、やっと気が付いたのですが、
みんなそれぞれ自分の言いたいことを言い合っていて、
「これ!」といったコアとなる部分が今一つないということが、
やっと最近分かり始めま -
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経営戦略の立て方、フレームワークを覚えるのではなく考えること。
まずはビジョンがあって、それに近づく一つ一つの戦略がある。
出発点はビジョンです。「こういうことをやりたい」「目指すべき将来の姿」のこと。そこから、市場調査や競争相手の情報を集めて、チャンピオンになれるかどうかを見極めたうえで、最も可能性の高い「土俵」を特定することが大事。ゲームとしてのフレームワーク、そしてフレームワークにとらわれない思考。フォーカス戦略、選択と集中も載っているように、今は持ち味を狭いある一点に集中することが求められている。マルチプル経済において、戦いぬけるフェイスブックやツイッター、グーグルなどの企業は全て集中 -
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プレミアムという言葉は自分も大好きでついつい買ってしまう。
プレミアムは「機能的価値」と「情緒的価値」から生まれるもので、この目に見えない「情緒的価値」が非常に重要。(この本では「機能的価値」だけのことをラグジュアリーとしていた)
この「情緒的価値」になるのがストーリーであり、これらは作り手のこだわりで生まれる。
そのため、大量生産大量消費を目指してきた日本でプレミアムが少ないのは当然で、今後はいかに成熟した日本市場で日本発のプレミアムを生み出すかが課題となる。
最近は景気も悪いしこんなこと言ってる場合ではないのかもしれませんが、もっとレクサスみたいな世界的高級ブランドが日本から出るようになれ -
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【一言感想】
野中氏と遠藤氏という二人の著者が会話風に話を進めていきます。
ただし、ちょっと論点がわかりにくいような気がしました。
【印象的な部分】
(P102)
いま元気な企業には、グローバル化を地道に実践してきたところが多い。その結果、外に知が開かれたわけです。サムスンをはじめとするアジア企業が好調なのも、異文化接触によって知を創造する体質が組織内に組み込まれているからでしょう。
(P154)
~イノベーションには、「モノ」のイノベーションと「コト」のイノベーションがあります。「コト」のイノベーションの多くは、ビジネスモデルを指すと考えていいでしょう。アップル社、マイクロソフト社、グー -
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ネタバレ一応の章立てはあるものの雑多な知識・方針の羅列というような印象なので、箇条書きの形をとる。
○企業が目指すべきIT運用
・現場の知識の見える化 知識の移転~企業で果たすITの基本的な役割
現場の技能や知識・経験を経営側が共有すれば、現場への指示に際した意思決定に役立つであろう。組織の上を流れるのは業務プロセスであり、業務プロセスによって区切られている人間を結ぶために必要不可欠なのが情報基盤である。
・「手触り感のある情報」と「情報の治水」
例えば顧客からのクレームを受けた現場が文書化し経営側に渡したとき、ときにその情報はサマリーされすぎていて情報の「手触り感」を損なってしまうことがある。この -
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ネタバレ「知識創造理論」を広めた野中さんと「見える化」を唱えた現場主義の遠藤さんが、日本の価値観を語り合う と紹介されている本です。
各章で野中さんと遠藤さんがそれぞれコメントしています。あまり本質と関係ないですが、どうやって本書を仕上げたのか気になってしまいます。対談を元に再構成されたとなっていますが、それぞれの主張をうけとめて、持論に展開して、このような形でまとまるのか?ってちょっと不思議。
さて、本書では直球でいうと、
「日本企業は自分たちの強みにもっと自信をもて」
というメッセージだと思います。
しかし、その話の展開としては、今までのお二人の持論をそのまま展開したとも読み取れます。
野中さ -
Posted by ブクログ
ネタバレ消費者にとっての「相対価値」と「絶対価値」を考慮する。
絶対価値ならば国が補助をしてでも保つことができるが,競合他社がいるような相対価値となってくるものには”粘着力”が必要である。
ねばっちっこいは冒頭では「やめずに継続すること」と取れるが,自分は題名から消費者に対する粘着力を強化する方法だと思っていた。
基本的には根性論が多く,また複数の企業に対して内容を述べることに注力しているもののあまり全体として体系だってなくまとまりがない。
ただし多くの事例に触れることはのちのち参考になりそうなので読める
なら読んでおいて損はないかも。
と思ったけど最後に納豆のメタファーを使って粘り強くなる -
Posted by ブクログ
商品の説明
見える化 強い企業をつくる「見える」仕組み 現場力を強化するには、現場が能動的に高次元の問題を解決する問題解決能力を磨くことが必要である。そのためには、問題を発見すること、つまり「見える化」が重要。本書は「見える化」の考え方を整理し、体系化してまとめた。 「見える」ようにするためには、「見せる」意思と行動が必要だ。真の「見える化」の実現は、「見せる化」を推進することであり、「見せよう」とする人づくりがカギになると説く。「見える化」の落とし穴の1つがIT(情報技術)への偏重。「見てくれるはず」という期待を前提にした仕組みを作った結果、見る意思のない人間にとって「見ない化