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課長こそが“競争力”の源泉である! 今後の日本企業の生命線となるのは、課長をはじめとした“ミドル”の活性化だ。キーワードは「突破」。課長たちがもつ潜在的な力を鍛え上げ、創造や変革を生み出し、逆境や障害を“突破する”にはどうすればいいか──。実在する“突破した課長”の体験談などをもとに、課長力を形成する「6つの力」から、課長力を高めるための「4つの仕組み」までを明らかにする。
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Posted by ブクログ
カラーズ高田裕子さんのブログ、ビジネス・カレッジの読者としてフォローしていて、そのメイン講師である遠藤さんのアツい講義の模様が浮かび、手にとってみました。 都内在住なら、一度は参加してみたいセミナーです。 本書は、会社のハブであり、キーとなる層である課長に焦点をあてた内容ですが、経営層や一般社員にも...続きを読む十分適用できます。 課長力とは、突破力である。 そのベースは、ハングリー精神であり、危機的状況で何か行動を起こさなければならないという自覚を持っているか。その要因として"危機感"と"マイナーな存在"という逆境が、本書で紹介した6人の課長にあった。 また、他の誰かのためにという「利他の精神」を持っていること。 課長力は、以下6つの力に分解できる。 1観察する力 現地現物を心掛け、目的意識を持ち、小さな気付きを大切にする。 2跳ぶ力 思考や発想を飛躍させるために、顧客目線で考え抜き、思い切り外れることを恐れずに、様々な思考を組み合わせで考える。 3伝える力 論理性と説得力を示すために、事実をベースに、必死のコミュニケーションで、伝える順番を考えながら。 4はみ出る力 上に横に斜めに下へと縦横無尽に、理解者や共感者を増やす。衝突を恐れず、反対者を減らすべく、じわじわとそして大胆に。 5束ねる力 コアチーム結成を目指し、まかせて育てる手法で自分の分身をつくりつつ、リーダーとして安易な妥協をしない(ぶれない)。 6粘る力 社内常識と事業化の二つの壁を突破するために、小さな成功で満足せず、現場の小さな声に耳を傾けながら、自分が最後の砦だと自覚して行動する。 論理的であり、且つ情熱も伝わる優良書でした。 (一読された方、長文になってしまいすいませんでした)
・課長としてどんな仕事を成し遂げたのか、何に挑戦しようとしたのかが、その後の課長個人の「器」を決める。そして、課長の「器」の大きさが、企業の「器」の大きさを示している。 ・自分の仕事を「さばく」こと、「こなす」ことだと考えている節がある。難題にチャレンジし、壁や障害を「突破」しようとする意欲と力量に...続きを読む欠ける面がある。創造や変革は、「突破」がなければ絶対に生まれまい。 何かを「突破」するためには「強烈な主観」が不可欠である。環境が厳しければ厳しいほど、「主観」から生まれてくるオーナーシップこそが、数々の障害や壁を乗り越えるための原動力である。 ・「突破」のプロセスこそ、人を育てる絶好のチャンスである。 ・普段のルーチン業務を淡々とこなすだけでは、人は育たない。壁にぶつかり、障害を乗り越えることこそ、「一皮剥ける」体験である。 ・「突破力」とは壁や障害が存在しないところでは、必要がない。壁が高ければ高いほど、障害が大きければ大きいほど、より大きな「突破力」が求められる。 ・跳ね返されるのはある意味、当たり前。跳ね返されても、すぐに立ち上がる、「折れない心」がなくては、「突破」は果たせない。高い壁だからこそ、「突破」する価値がある。「突破」とは諦めないことである。 ・「さばく」「こなす」ことが課長の仕事だとなってしまえば、その企業がやがて地盤沈下するのは自明である。 ・理屈ではなく、腹の底から「よしやってみよう」と思ったとき、課長たちは動き始める。その際のキーワードは「お前が必要なんだ」「責任は俺が取る」という二つの言葉。 ・部下を変えるなんて倣漫な気持ちでは駄目だ。まず自分が変わる。それができれば、部下たちもきっと変わってくれすはずだ。 ・浮ついた、空虚な言葉を投げかけるのではなく、ひとりの先輩社員として、ひとりの人間として「自分が現状に立ち止まらず、いかに挑戦しようとしているか」という一人称の言葉を熱く語ることが重要である。 ・「まかせられない」会社から「突破する課長」は生まれてこない。「まかせる」とは、課長と仕事をともにする経営上層部の「器量」が問われることでもある。 ・「0から1」と「1から100」はまったく異なるチャレンジである。より重要なのは「0」から「1」を生もうとする人材である。なぜなら、「0から1」は最も多くの抵抗や反対にあうことが必至だからである。
会社の業績が振るわない中で如何にして突破力のある課長を作るかが語られている。課長の仕事は「こなす」「さばく」だけではない、大事なのは「突破する」こと。業績の悪化を上役や制度のせいにせず、小さな気づきから得たプランを説得力のあるものに育てていく。どんなものにも壁が立ちはだかるので、あきらめずに粘り強く...続きを読む、ありとあらゆる手を打っていく。自分のためだけでなく、お客様のため、仲間・上役のために働くという目的を意識することで自分を燃やし続けることができる。とてもためになる本でした。
逆境を突破する6つの力として、 1.観察する力 2.跳ぶ力 3.伝える力 4.はみ出る力 5.束ねる力 6.粘る力 が必要で、それを、6人の実在する課長に登場してもらい、リアルに伝えている。 「組織の体温」はミドルが決める!と遠藤功先生の熱気が伝わる。 吹野
課長というポジションの企業における重要性と可能性を述べ、6つの具体的な成功事例を挙げてそこに見える「課長力」を形成する6つの力、会社が「課長力」を強化するための4つの仕組みを提言する。論理的に構成され、現実でも参考になる良いビジネス書と思う。
さばく、こなす、だけではなく突破する事が大事! 課長力は6つの力が必要。 観察する力、跳ぶ力、伝える力、はみ出る力、束ねる力、粘る力
課長になって丸五年、この本を読んで自分の仕事はこなしばかりで何事も成し遂げていない、突破していないことを改めて思い知りました。大変ためになりました。
☆3.5 私も創造者になりたい!と、気分が高揚する本だよ。 課長の重要さと求められる力が非常に論理的に書かれているよ。 各章の終わりや付録に要点がまとめられていて、課長の「突破力」を身につけるための方法が一目瞭然でまとめられている。 しかも、実際に突破を成し遂げた課長たちの事例が具体的で、自分に当て...続きを読むはめて考えたらたくさんの気づきを得ることが出来たよ。 課長に限らず、突破力を持ち、創造、変革の先駆けとなる人間になりたい人には参考になる部分がある本だと思ったよ!
■仕事術 1.仕事には「目的」が必要である。その目的はひとそれぞれだし、目的自体に高いも低いもないが、多くの場合、それは「自分のために」である。しかし、目的が「自分のために」にとどまってしまうと突破のエネルギーが湧いてこない。
課長とは、新たな価値を創造し、たくさんの幸せを生み出す人と定義している。部長とは違って、まだまだリスクを背負っていい地位なので、創造と変革を担うべきであると説いている。 課長になったら、自身のプロジェクトXを持ち、何らかの突破を示すべき。ハングリー精神という言葉を表現できる人材になっていたい。
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課長力 逆境を突破する6つの力
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遠藤功
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